4/16TMM初級@桶川

4ヶ月ぶりのTMMに行ってきました。
朝は激寒くてコースについた途端にぱらぱらと雨に降られましたが昼からは晴れ間も出て、皆続々と中に着込んだ服を脱ぎはじめるほどの暖かさに。TMMではじめての晴れの一日になりました。前回2回はHornet250での参加だったので、CB400でTMMを走るのははじめてです。


今日は珍しく、HMSのほうにも誰も知っている方がいなかったんですよねえ。そのかわり、おそらくこのブログの一番古い読者さんである87さんとはじめてお会いしました。私がダメ教習日記を書いている頃から励ましあって私の少し後に教習所を卒業し、順調にツーリングデビューされたアメリカンライダーさんです。私はネット上で女性ライダーさんとお友達になっても「一緒に外を走ろう!」ってことができないので、スクールで一緒に走れてとても嬉しかったです。87さんありがとう!!


TMMのよいところは、HMS初級であまりやらない低速の、公道を走るときに即した実践的な練習をやるところと、イントラさんが参加者の今までのフォームやできなかったところをちゃんと覚えていてくれてそれに比べて云々、と言ってくれるところ。


前者に関しては、HMSで全然やらないからかおそろしく下手です。短い距離の発進・停止、リアブレーキだけで短い間隔で連続してとまる、リアブレーキだけで徐行・・・もうHMS初級で3回も走ったのに、ふらふらよろよろ・・・やっぱりまっすぐ走るだけじゃなくて低速バランスやらないといつまでたってもバイクと仲良くなれないな、とますますバラ1参加の必要性を感じました。


後者に関しては、ただ褒められるだけよりも、すごくやる気が出ます。子供じみていますが、バイクに乗れる機会がとにかくほしくて、ふらふらしながら初めて参加したときから見ていてくれるイントラさんに、上手になった自分を見てもらいたいって気持ちもありますし☆

■午前中のメニュー

  • 短い距離での発進・停止
  • リアブレーキだけで連続したパイロンで停止、発進
  • リアブレーキだけで連続したパイロンで足をつかずに停止、加速
  • 横幅が狭い不等間隔のオフセットスラローム→縦間隔の広い直線パイロンスラローム


■午後のメニュー

  • 目標からの制動
  • 午前中とおなじオフセット→直パイ
  • 新コースをたて2つに区切ってゆるいコーススラローム


「リアブレーキだけでの・・・」は前回と全く同じメニューだったのですが、前回はずっと1速で、パイロンの縦間隔が広くなってもシフトアップする余裕がなかったのですが、今回は距離にあわせてシフトアップして適宜加速する余裕ができてきたのが少し成長。


発進・停止やブレーキングは前回に比べてとても安定してきたといわれました。ブレーキングのときはもっと加速をしっかりするように、クラッチを切るタイミングをもっと遅くしてエンジンブレーキをしっかり使うように、と指示を受けました。


オフセット・直スラではかなり縦の間隔が広かったので、はじめて1速で走ってみました。なるほど、これが「ぎくしゃく」かぁ〜。もうまるでロデオのようでした。おこすアクセルと加速のアクセルの開け方の違い、違うんだけど「起こす」→「加速」ではなくて、起こしながら加速しなきゃいけない、いかにそこのつなぎめをデリケートになくしていくかっていうのが難しいんだということが少しわかりました。


ここで注意されたのが、ライディングフォーム。肘が落ちている、というか両脇にくっついて落ちているので「スピードが出ているのに不安定になっている」とのこと。多分加速・減速時のGを吸収できていないんだろうな。かなり意識しても一日では全然直りませんでした。「悪い癖がつくまえに意識して直していこう」と励まされました。


後ろを走ってもらってアドバイスをしてもらう場合は男性イントラでも女性イントラでもあまり違いは出ませんが、「前半はserenadeさんのフォームを真似して、後半はやってほしいフォームで前を走るからついてきてね」といわれて前を走ってもらうと、やはり女性イントラさんのほうが自分の動きに似ているし、めざすフォームもわかりやすいしすごくよかったです。


真似してもらった私のフォームは、肘がとじていて、背中でGを吸収しようとしているのができなくて前後に振られて、首も苦しそうでした。スラロームでアクセルを開けられないグリップの仕方をしているのも、手首から肘が真下に落ちていることと関係があるかもしれないと思いました。腕に力を入れているわけではないのに乗り始めから腕が疲れるのとも関係あるのかな。Uターンの時などは肘がつっかえないように肘をひらくように心がけていましたが、スラロームのときは気づいていませんでした。これを指摘してもらえたのが今日の大きな収穫です。


このスラロームの最後2周くらいで、「今まで一速で走っていた人は二速で、二速で走っていた人は一速で走って違いを体感してください」という指示があったのが面白かったです。


コーススラロームは、HMS入門では走ったことがなくて、TMMではじめて新コースに入ったときにはものすごく難しいことをしているように思いましたが、今回走ってみると、コースのセッティングがとてもゆるかったことにびっくりしました。以前TMMで新コースを走ったときにはUターンのときとかほとんどとまりそうでこけそうで泣きそうだったのに。


でも、コースがゆるいこと、前後に速い人がいないことで気が弛んで、アクセルもあまりあけず、ブレーキもリアブレーキだけで走っていたらすかさずともさんに指摘されました。


コースがタイトだと、コーナーで寝かせたあとすぐにアクセルをあけて立て直さないと次のコーナーに入れないのに、コースがゆるいと適当に走っているうちにバイクが起きるのでアクセルワークが適当になります。


さらにコーナーからコーナーまでの距離が短いので、ぎりぎりまでアクセルをあけてフロントブレーキ使って小さく回るのではなくて、パイロンのかなり手前からアクセル緩めてアイドリングで走って、失速ゴケしない程度に適当にリアブレーキ踏んでターンして、ってかんじで走ってしまっていました。


指摘されてからきちんと走るようにすると、もっとアクセルはパイロン手前ぎりぎりまで開けていられるし、セオリーどおりにブレーキを踏んで倒していたが、スピードをおとさないまま、バイクを寝かせることによって入っていけるカーブがあることもわかりました。でも調子に乗ってこれをやっていたら、右のシューズの側面が地面に触って一瞬血がひきました。怖いよー。


一箇所、270度くらいパイロンの周りを回って直パイに入るところがあったのですが、かなりハンドルを切らないと回れなくて、ブレーキ踏みすぎると失速ゴケしてしまうし、そこはかなりきつかったですね。フロントブレーキ使って失速ゴケしないように小さく回ろうと何度も挑戦するのがすごく楽しかったです。


最初自分がTMMにきたときには、コースへの移動もできなくて車に乗せてもらってコースまできましたし、海老反りのフォームの代表みたいな形で走っていたのですが、それをともさんと、3回連続で見てくれているU田イントラさんがちゃんと覚えていてくれて、それに比べて成長したと言ってくれるのがとても嬉しかったです。途中からは肘を落とさないように意識して走り、コーススラロームで後ろを走ってもらったときには、アクセルを開ける右手はまだ落ちたままだけれど左はずいぶんよくなってきたと言われたので、今後も気をつけていきたいと思います。


走行距離は28kmと物足りなかったのですが、TMMならではのよさや、女性イントラに習ったからこそ気づいた欠点もあり、有意義でした。



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