浜名湖ビデオを見て

一緒にリビングルームのテレビで観てくれた母の感想。


「How interesting...」


とりあえず、安全な練習をしているということはわかってもらえたようで。


自分は午後の最後は、アメリカンに乗ってるのかってくらい上半身の力を抜いて走ってたつもりなのにガチガチだー。ゼッケン番号もヘルメットも見なくてもすぐわかる! まるで自分の肩と頭が先を争っているかのように見える・・・。「肩の力を抜いて」って何度も言われているけれど、はじめてビデオで見て言われていることの意味がよくわかった。


でもコーススラロームで、イントラさんにタンデムしてもらったあとの次の周回で、通る場所と目線を送るタイミングがちょっと変わっているのが分かって、嬉しくてニヤニヤしてしまった。


上手な人たちのUターンの目線の送り方のタイミングは、それだけみていても全然飽きない。


午後イチの上級レイアウトのほうでは、


「えーーーーーっと・・・上級の人はなんでこんな練習してるの??あなたに合わせてくれてるの?」


と母に言われて、私はテレビに駆け寄って、「この人たちは簡単にブラウン管の中におさまってパイロンを回っているけど、私だったらこーーーーーっちのほうまでいかないとターンできなくて!」とサイドステップしてテレビから離れて、「5秒後くらいにブラウン管に戻ってくるかんじだよ?」というとなんとなく母も納得しているようだった。


直スラの映像は感無量。バイク全然倒れてないし全然アクセルあいてないけど、遠くからえっちらおっちら頑張って通ってくる自分の映像を見て「頑張れ!頑張れ!」と思わず手に汗を握ってしまった。


肩の力を抜いて綺麗なフォームで走れるようになりたい!
直スラでバイクを倒して、手品みたいにバイクを自分の意思でおこして、華麗に通れるようになりたい!


と思った。世の中に直スラなんて消えてなくなってしまえ!!!と思っていた頃に比べると素晴らしくポジティブになったなぁ。


ビデオを見て、あらためて、こんなに幅の広いレベルに対応して皆が楽しめるような内容を考えてくださったイントラさんと、全く私が気を遣わずに走れるように、時に先導し、時にじーっとスタートを遅らせてくださった先輩の皆様がた(そしてこんな素敵な映像を作ってくださった先輩方)にふかくふかーーーく感謝したのでした。