教習所2日目〜2限再々履修(涙)〜

戻ってきたその足で次の次の時間のキャンセル待ちを申し込み
更衣室で座って、ギアチェンジのあとしっかりクラッチを放してアクセルを回す
練習を一心不乱にしてみる。


次の時間はなんとかキャンセル待ちで乗れて、
教官は
「申し送り事項にはさ、2速までって書いてあったけど3速もやったんでしょ。
うん、この時間はね、ちょっとだけ下で3速まで入れる練習して、
上で私のバイクについて走れるようにとまる練習をしたいのよ。
サクサクやって上にきましょう」
というので、
いや、まだ3速まで入れるのもろくにできないんですけど
と不安になる。


じゃ、やってみて、といわれて
乗車した瞬間に
スローモーションで横倒しになり、バイクの下で天を仰ぐ私。
教官が覚悟を決めた顔になる(笑)。


目標にパイロンを立ててもらって
1個目のパイロンでもう3速まで入れて、
2個目のパイロンまでの間ずっと加速、そこをすぎたら
もうブレーキかけはじめて
3個目のパイロンの横で止まろう、
といわれる。


クラッチ放してアクセル回すだけでも一苦労なのに
そんなに連続してギアチェンジしなきゃいけないなんて!
と思い、焦って
発進した瞬間にクラッチを潔く放してしまいエンスト、の連続。


なんで発進直後にははなしちゃって
走ってるときはなせないんだろう(涙)


うまくエンストせずに発進できた!とほっと一息ついていると
ここで2速、もう3速に入れなきゃ!
と思って2速から1速にしてしまうことも多数。


やった、なんとかできた!と思ってもブレーキかけて止まったあと
エンストしたり
そのままゆっくり横にひっくり返ったり。


でも本当に取り回しはうまくなってきた。
いいかげん焦ってきて、
この時間でこの段階を終えられないと本当にやばい(お金が)
と思って
ひたすら数をこなさなければ、と思い
Uターンが早くなる。


最後10分くらい残して、ようやく
「じゃああと1回往復して、うまくできてエンストもなかったら上にいこうか」
といわれ途端に緊張するが
なんとか一発でエンストなしに、
発進、早い段階で3速までギアチェンジ、しっかり加速して
余裕を持ってブレーキをかけて停止、ができた。
まだどれくらいブレーキかけるとどのへんでとまるのかがわからないから
適当なんだけど。


そして、教官の後ろに乗って日のあたる(笑)2階へ。
この日は前日と違って涼しい陽気だったので
快適そのもの。これからここを車と一緒に走ると思うと
怖いけど、日の当たらない1階でちょっと進んでは降りて倒れて起こして
回って乗って倒れて起こしてちょっと進んで・・・
を何十回も繰り返してきたので、やはり気持ちいい。

教官の後ろに乗って何度か外周を回りつつ恐怖に震えて質問。


「あのー加速するときってアクセルって手前に回しますよね?でそのあと、回しっぱなしじゃなくて戻していいんですよね」
「あたりまえです。戻さなきゃ大変なことになっちゃいます」


「あのー初めて乗って、カーブってちゃんと曲がれるもんなんでしょうか。曲がれなくてそのまま直進して壁に突っ込んだりしませんか?」
「自転車にはじめてのったときどうやって曲がった?」
「なんとなく曲がれました」
「でしょ。大体壁の方に突っ込んでいこうなんて勇気のある人いないよ」
「そうですかぁ・・・?」


その後、いきなり教官が離れて別のバイクに乗っていってしまい
ああっ待ってください!
えーっとどうやって発進するんだっけ
あっいきなりエンスト!


と大パニック。


ようやく発進できたが、教官が少し先で止まって待っているのにどんどん近づいていって
あれ、止まるのってどうするんだっけ
ええと低速のときはブレーキの前にクラッチだったけど
スピード出たらブレーキ、クラッチだよね。
リアブレーキ踏んどいて
クラッチ握って、そうそうローに変えなきゃ、すばやくすばやく・・・
とぶつぶつつぶやいていると
教官のバイクが目の前に(笑)!


「近づいてくるなよ!せっかく間あけて止まってるんだから! あと後ろから
車きてるときに発進しちゃダメ!」
と怒られる。


ああっそういえば後方確認したけど、アクションだけで全然視界に車が
入ってなかった!


なるほど後方確認して車がこないことを確認して
エンストしないように発進。
ええっもう2速?ええっもう3速?
下で走ってたときはギアチェンジが目的だったのに
上にあがってきたらギアチェンジは前提になるのか。
でも前に広がる道が長いので、アクセル回すのが怖くなくなった。
ちょっとくらい飛び出しても何にもぶつからないと思うから。


というより教官においていかれるのが怖くて
待ってくださぁぁぁぁぁぁい!!!!
と必死にアクセルを回す。
メーターを見ると30kmでてる!


車の教習の時には、30km出すのが怖くて仕方なくて
指定速度にあげる課題で何周回っても踏めなかったのに。


教官が3速にして、って言うまで3速にしなくていいのかと思って
2速で走ってたら「3速にするの遅すぎ!半周2速で走ってたよ」
と言われた。


あと、止まるときは教官が手をあげてくれるものとおもって
一生懸命ついていっててぶつかりそうになることが何度かあったが、
ブレーキランプがついたら自分もとまらなければいけないらしい。
「ブレーキング遅すぎだよ!」
といわれた。
うん、だって止まるつもりなかったし・・・。


けれど、カーブの手前で何回かにわけてブレーキ踏んで
減速してなんとなく曲がって
カーブを曲がりきったあたりで少しアクセルを回すと
うまく曲がって直線の加速に入れる
というのは車と同じかな?
車の教習を思い出してそういう風にやってみたら
なんだか上手くできたんだけど。


ただその代わり前輪ブレーキを全然使えてなかった。
けど、思ったよりもスピードも出せたし、怖くなかったよ。
1階では、
なめらかな発進やギアチェンジや加速や停止そのものが
目的だったのに、
2階ではそれがツールであることがわかって
焦ったけれど、
私にしてはパニクらずにうまくできたような気がする。
まあ人の3倍練習してるんだからそれくらいじゃなきゃ
ダメなんだけど
頭真っ白になって全部の手順を忘れてしまっていても
私ならおかしくないのに、よく頑張った!


たとえていうなら
歴史の一問一答問題集で用語を覚えてテストにのぞんだ
単語の穴埋め問題なんて一個もなく
その用語を使って論述せよって問題ばかりで
一瞬頭が真っ白になったけど
心を落ち着けてやりはじめてみたら
思った以上に知識が定着していて意外にすらすら書けました
みたいな感じかな?


そんなわけで、教官は
「あんなにエンストしちゃダメだよ。ギアチェンジ遅いよ。ブレーキ遅いよ」
って心配してたけど、
アチェンジしなくていい、ブレーキ踏まなくていい
と思ってやったことだから(そっちの発想のほうが怖いという話も)
自分はあんまり落ち込まなかった。


とりあえず発進時のエンストは課題だなぁ。
発進時は半クラにすることだけ考えてアクセル全く回していないので
次回はアクセルを少し回してから半クラにして発進するようにしてみよう。
あと、加速するときにガクンガクンってなっちゃうのはなんでだろうな?
今度教官にきいてみよう。


教官からみたら不安かもしれないけど
私は自分のドンくささをよーく知っているので
予想の最悪のシナリオに比べると随分頑張ってるじゃんって思って
結構明るい気持ちだったりするんだ。

<今日できるようになったこと>

  • きちんと加速してからのギアチェンジ
  • 計器でななく前を見て走る
  • 直線とカーブのある長い距離の走行(3速で)

<まだできないこと>

  • 一人での引き起こし(もう何十回もやってるのに・・・)
  • エンストの可能性を感じさせない滑らかな発進
  • 発進直後のスムーズな加速とギアチェンジ
  • 結果オーライではなく意識してブレーキを踏み、自分が止まりたいと思った場所に停止すること(書いてると怖いな)
  • 前後輪ブレーキを同時に使うこと