バイクの危険性と、家族の説得

前にも書いたと思うけれど
バイクはスキーと同じだと思うんだよね。

もともと移動するためのツールだけれど、
日常どうしても必要なものではなくて、
むしろそれに乗って移動すること自体を
わざわざ楽しみにするもの。


そして
ちゃんとしたメソッドに添って習って
自分の技量・習熟度を自覚し
TPOに応じた走り方さえしていれば
安全で楽しい乗り物だけれど
どんなに自分が注意を払っていても、
他の人の事故に巻き込まれることはある。


車も同じだけれど、
二輪のほうがより日常生活における必要性が低く
車よりも安全性が低いのは否めない。


そりゃあ、
貰い事故っていうのは
バイクに乗らなきゃおこらない事故だけれど
だからバイクに乗っちゃだめなのか。

スキーについて考えてみる。
私の家族は自分たちはスキーは全くしないけれど、
私にはスキーをさせたいとおもって、親元を離れたこともない
箱入り娘を、幼稚園の頃から4泊5日のスキースクールに放り込んだ。


10年以上スキーやって、怖がりで向上心もなかった私は
未だに10年のスキー歴といって驚かれるほど下手だけれども
自分の技量・習熟度を自覚してTPOに応じた滑り方、
絶対に自分が事故を起こさない滑り方はできている自信がある。


貰い事故の可能性はなくならないから、
「スキーをしなければ」あわない事故にあう可能性はあるし
絶対スキーができなければ生きていけない環境にいるわけじゃないのに
それでも家族は、
私に友達同士で楽しくスキーをすることでしか味わえない喜びを
知ってほしいから
気をつけてね、といって私を送り出す。


だからこそ、
バイクも同じだよ、
バイクに乗ることでしか味わえない楽しみがあるんだよって
バイクが本当に好きで、
自分が死なない、人も死なせない技術が身についているのなら
必ず家族は説得できると思うんだ。


私が乗ることは許してもらえなくても
バイク乗りと付き合うこと、
つまり家族が
「うちの娘と付き合いたいなら、うちの娘を幸せにするっていうなら
バイクを降りなさい」
と私の好きになった人に対して言うのを
説き伏せることはできると思う。


それだけでも自分がバイクに乗れるようになった(乗れてないけど)ことの
意義は大きいと思う。


しかし・・・
自分がどんなに上手で、安全な運転者でも
貰い事故に遭う可能性はある、
「乗りさえしなければ避けられる」んだから
周囲の人を悲しませたくないならやめなさい
という論理に
すごく説得力を感じてしまう経験を今日してしまったので
なんというか・・・
うーん・・・
家族の目を見て説き伏せられるかな。


ちなみに、恐怖体験をしたあとでも自分はバイクに乗るつもりだし、(乗れるかどうかはともかく)彼氏にも「60km/hや80km/hであんなことになったら生きて帰れないからバイク降りて!」という気はない。


結構私、意志強いじゃん☆