教習所13日目〜2段階5時限目〜

今日は業務終了後、19:40からの教習。
ケーススタディという時間で、
二輪と四輪の間で事故が起こりやすいパターンを
体験した。


教官は、二人とも私の好きな、飄々としたN教官とM教官で、
(まあ嫌いな教官ってほとんどいないんだけど)
リラックスして教習を受けられる。

  1. 巻き込まれ事故・・・四輪車左折時に左斜め後ろの死角に入った二輪が巻き込まれるケース
  2. 出会い頭の事故・・・相手が見通しの悪い交差点から右折して対向車線に入ってくる場合に二輪が見えないケース
  3. 右直事故・・・右折しようとする四輪が、対向車線を走ってくる二輪の距離を読み違えて、直進する二輪と右折する四輪がぶつかるケース


1)では、実際に停車した四輪の運転席に乗って、ルームミラーとサイドミラーでは左斜め後ろの二輪が見えないのに左を目視すると後部座席の窓の横に二輪がいる、というのを体験。信号待ちのときなど、こういう死角には入らないように注意しましょうね、ということ。


2)では、見通しの悪い交差点にから顔を出している四輪から、どれくらいの距離まで近づけば認識されるかというのを実際優先道路を歩いて体験。キープレフトで走っていくと交差点のすぐ近くにならないとむこうからは見えないが、中央線よりを歩いていくと、少し離れたところからでもお互い認識できる。実際公道を走るときには安全のためにこういう例外というか工夫もあるんだよ、と教わる。


3)実際右折しようとする四輪の後部座席に乗車して、対向車線から二輪が走ってきたのを認識してから右折する。かなり遠くにいたと思った二輪が、曲がる直前に四輪の側面で急ブレーキ。30km/hしか出していなかったそうだが、最接近したときにはもっととても速く感じた。四輪からみると二輪は小さいから遠くにいるように感じるし、スピードも遅く感じるんだね。自分がスピードに乗って直進しているんだから、対向車線の右折車は曲がるわけない、と思っていると平気で曲がってきてぶつかるよ、ということ。


どれも四輪の教習の時にシミュレータとかでやっているけれど、(二輪でも次の時間シミュレータでやるみたい)二輪の立場から見るとまた目線が変わって興味深い。


まあこのケーススタディというのは15分程度で終わって、その後は検定用の今日はじめて走るコースを、教官のあとについて走る。
2日空いてから乗ると、情けないくらい自分の思うようにマシンが動かない。クランクの出口でも2回とも足をついてしまったし。
あとでスクールバスの運転手さんにもいわれたが、2日おいただけで感覚を忘れちゃうんじゃ怖くて公道走れないよね。
まあでも四輪の教習中でもそうだったっけ。でも免許とったら、3年経っても結構思い出して走れたんだから経験あるのみ。


まだ生まれてはじめて自転車以外の二輪車のハンドルを握ってから、10数時間しか乗ってないんだもん。めげずに頑張れ、私!!

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買ったばかりの女性のためのライテク本を拾い読みした結果、今日の課題は

  • 視線を曲がる方向に必ず向けること
  • ニーグリップをしっかりして、上半身をリラックスさせること

にしたけれど、新しいことをやろうとすると
(実際は新しくなくて今までも口をすっぱくして言われてるんだけど)
他のことがお留守になる・・・。
左右確認や優先判断が未だに危なっかしくて、自分でも怖い。


一個わからないことがあって、立ち往生したケースがある。

  • 自分が優先道路にいて、右折したい。
  • 左方にも、右折したくてセンターライン寄りに止まっている車がいる。
  • 道幅は同じくらい。

→自分が直進したいなら、当然優先で直進するけれど、右折するときは左方優先?それとも優先道路にいるほうが優先?

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そして今日の恐怖体験。


急制動の、停止地点は壁沿いの、三角コーナーみたいに狭くなっているところなのだけれど、自分が急制動を行った後、停止地点から少しだけ進んで、教官のバイクと並んで注意を受けていたら夜の教習だったから見えなかったのか、次に急制動をやるはずの後ろの教習生が突っ込んできちゃったの。


キキーッていう、ドラマみたいな急ブレーキ音がすぐ近くでしたので、慌てて振り返ると、自分のわずか5mくらい後ろで、大型二輪が横転、運転者は投げ出されて、ライトやらプラスチックの破片やら色々飛び散っていて・・・。


そのときはすぐには状況が飲み込めなかったけれど、その場を離れてから「あの大型二輪が、横転した後こっちに滑ってきて私のバイクの後ろに直撃していたら・・・」とかって想像して血がひいた。


バイク、バイク、怖いです!!!!!!!!!!


今まで自分の転倒に他人を巻き込んだことも、逆も経験していないのだけれど、初めてそばで起こった転倒が、唯一所内で40km/h以上を出し、かつ逃げることもできない急制動の停止地点だなんて怖すぎです。


あーこのシーンを親が見てたら、私を縛り上げてでも連れて帰るだろうなぁ、などと考えて、無理やり独りで笑って(←ちょっと怪しい)ガクガク震える膝をおさえて、その後コースを走った。
次に乗るとき、この体験を思い出して乗れないなんてことがないように、頑張れ自分〜!