1時間目(1段階1/5)

毎週末に1時間だけ乗ってできるだけ長い間、「毎週バイクに乗れる生活」を満喫する・・・というのが当初の目標だったはずなのに、土曜に入学手続きをして適性検査まで受け、月曜の夜最後のコマを受けになぜか多摩川まできている私・・・。


最初の1時間を受けないと4コマの予約がとれないから、今日だけよと自分に言い訳しながら、久しぶりのバイクにワクワク。


K自動車教習所では、夜の一番最後のコマなんてコースに2,3台しか走っていなかったけれどここでは結構台数が出る。でも土曜の昼間にみた光景よりはずっと余裕がある。


教習車はあたりまえのようにCB750。サイドスタンドを払って直立させるのは簡単だったが8の字コースまで押していくだけで結構汗だく。センタースタンドを1回かけ、「引き起こしは多分できないから、自分の方に倒して踏ん張ってごらん」といわれ、45度くらいまで倒して頑張ってみる。もうそれが終わったら乗っていいといわれて拍子抜け。あれ、覚悟してきたのに引き起こししないの?? 乗ってみると、両足の足の裏が半分つくくらい。タンクの幅が広い。


2,3回発進の練習をする。凄い。これがトルクがあるっていうのかぁ。ほとんどアクセル開けてないのに、半クラッチにしただけでものすごい勢いで前進する。250のホーネットと全然違う!!!!


チェンジレバーの位置がいまひとつよくわからなくてギアチェンジがぎこちないが、2速のアイドリングだけで周回コースに出て走っていいといわれたので、内周を回る。バイク用の狭い車線なので、アクセル開けてないのにカーブで対向車線にはみだしそうになるのを必死におさえる。あ、ニーグリップ忘れてた。タンクとシートの幅が広いので、意識しないとすぐに膝が開いてしまう。


数周して、3速30km/hの指示が出る。直線が短い・・・。今日は周回だけでメニューが終わりそうなので、せっかくだから加速・減速時のGに負けないように意識して体重を移動してみる。まっすぐ走るだけで他に何も考えなくてよくて、しかも加速後すぐに減速、なんて機会はそうそうない。


べったり足がつくホーネットになれていたので、いいかげんに止まるクセがついていたのかも。減速して止まるときの操作が結構危うい。さっさと足を出してニーグリップを解いてしまうとびっくりするほど不安定になる。


こんなにパワーがある重い車体で、こんなに小回りの多いコース走れるのかなと不安になりつつ気持ちよく周回コースを走って今日はおしまい。よく普通二輪免許の教習日記で、1時間目でコース外周を走るところまでいった、などという風に書いてあるけど、私は今日、はじめてのマシンに慣れて周回走るだけでいっぱいいっぱいだった。初めて二輪に乗ってバイク倒しもせずに外周走るまで行く人ってすごいなぁ。