05/28(日)HMS初級@桶川

■メモ

  • CB750の1号車。レディスクラスで乗って以来、2回目。
  • イントラさんはM本さんとK島さんとTAさん。TAさんに当たったのは初めて。
  • お天気は雨→晴れ。長袖Tシャツ+合羽→長袖Tシャツ1枚に。前の日に雨が降るとレンタルプロテクタが乾いてなくてキモチワルイ。自前のプロテクタの必要性がちょっと分かった。今日は750だったので転ぶのが怖くて、マジックテープがすぐ飛ぶ膝用プロテクタではなくて、肩用のを膝にも流用。あれ、3wayっていって巷では売られてるしね。結果的にめちゃめちゃ正解(^^;)


■メニュー

  • (午前)ブレーキング→直パイ(4.5m)→タテに長いオフセット
  • (午後1)タテに長いオフセット→折り返して間隔のかなり狭いオフセット
  • (午後2)初級基本のバリアブル


今日は初級ではじめてCB750に乗った。最近400で、上体がかぶってハンドルにしがみつくようなフォームをよく指摘されるので、否応なしにハンドルまでの距離が遠く、懐が深くなる750でその癖を直したいなと思って。


今日は貸切とジムカーナ大会のおかげで、タテに長い空間を行ったりきたり。入口近くでずっとやっていたのでお目当てのジムカーナの大会もちょっとしか見られず残念。


M本イントラは、初級に最初に上がってきたときに担当してくださったイントラさんで、オフセットも直パイも狭くて「やっぱり初級じゃやってけないよ」と泣きそうになったのだけれど、今回はそんなにレイアウトはしんどくなかったかな。


■750での直パイ
久しぶりに初級で4.5m間隔の直パイを通った。慣熟走行のときは通れる気がしなくて1本おきに通ったけれど、やってみると、そんなにハンドルをむりやり左右に切らなくても、通ることはできる。おお!750なのに!T田イントラのおかげだなぁ。ただし、リアブレーキなんか要らないくらいの低速なのに、どうしても大きい車体をスピードに乗ったまま倒す勇気がなく、リアブレーキを踏んで倒してしまう、しかもリアブレーキを踏んでいる時間が長い、しかも間隔が短いからあまりアクセルを開けられない、なので、エンストまで紙一重という音をたてているのが怖くて仕方ない。K島さんに、アクセルをあけるたび上体が前に突っ込んでいると言われ、一生懸命どっしり座って上半身に余裕を持ってハンドルを切ろうと思うが怖くてなかなかうまくいかない・・・。あの速度で走るなら1速のほうがエンストの不安はないのかな、と思いつつ1速で直パイを通る勇気がなく、2速で頑張ってもらう。


もっと400で「間隔が狭くてもスピードがある状態で倒して曲がれる」自信をつけてから750で挑戦したいなぁ。


ちなみに、直パイに入る前と直パイ出たところで、午前中に2回コケた。独りで起こせるコツをつかんだのは嬉しかったが、発進前と停止前のエンストゴケなので恥ずかしいことこの上ない。


■長く弱いブレーキで曲がる
曲がり方のバリエーションを増やす、ということで午前中の前半はオフセットで「曲がる→加速→減速→曲がる」を練習し、後半は、「長く弱いブレーキで傾けながら減速する」という曲がり方を練習した。パイロンとパイロンを結ぶ線の真中あたりで、ゆっくりリアブレーキをかけてタンクに胸をつけるようなイメージでカラダをねじって外側の太腿でタンクを押す。前半に練習したのは小さいターンができる方法、後半に練習するのは大きなターンで回っていく方法。


この、「カラダをねじる」というのがイマイチうまくできなくて、「腰を落とすんじゃないよ」とか「肩から入ってるよ」とかM本さんに何度も注意される。胸をタンクにつけるようなかんじ、というとカラダが前のめりになってしまうし、そうならないようにカラダを内側に入れていこうとするとお尻と肩が真横に落ちてしまう。


なるべく上体が前に移動しないようにその場で腰骨からねじるように意識できたときは「よくなった」っていわれるんだけれど。でもそういえば、チームマリの練習に参加してはじめてUターンの練習をしたときには、「腰から動かす」なんてカラダの構造上不可能だと思ったものだ。絶対バイクに乗って下半身固定してたら肩から上しか動かないよ!って思ってた。それが、上半身をああでもないこうでもないと動かせるようになったということは、少し成長したってことかな。


■後輪の向きが変わってからアクセルを開ける
今日、M本さんに言われて「おお!」と思ったのは、「後輪の向きが変わってから加速」ってこと。以前Mイントラにも言われたのだけれど、どうすればいいのかわからなくて、まあ他にも考えなきゃいけないことはいっぱいあるし、そのうちわかるようになるだろうと思っていた。でもM本イントラが、オフセットを見ていて「そこでアクセル!」というのにあわせて「もう?!」とおもいながらアクセルを開けるとちゃんと思った方向に進んでいくし、自分が思っていたより随分早いタイミングであけてもいいってことがわかった。


バリアブルの小さいターンの連続では、失速ゴケが怖くて後輪の向きが変わる前にアクセルを開けてしまいあさっての方向に行ってしまうのだけれど、オフセットの大きいターンでは、もっと早くアクセルをあけられるのにだらだらとアイドリングで走っている時間が長かったんだなぁ。


後輪の向きが変わったかどうか、というのは頑張ってそれに集中しているとなんとなく分かる、というのも分かった。あと、ナナハンのアクセルは、なんとなく私の手にあっていて遊びがとりやすい形をしているような気がするので、後輪の向きが変わったかどうかに意識を集中している間に、アクセルの遊びをとるというのを意識してみると、うまくいくと今までよりも随分早いタイミングで、ターンの後に加速できるようになった。


直パイ以外で「アクセルの遊びをとる」というのをはじめて意識したのは、はじめてナナハンに乗ったときのブレーキング練習ゾーンで、シフトアップするときだった。ああ、他のところでも使えるのね、と思ってすごく嬉しくなった記憶がある。400だとイマイチうまくいかないのだけれど750だとやりやすいのは何故だろう?


■上体の力を抜く
午後の、間隔の狭いオフセットでは、何度も「上体じゃなくて下半身でバイクをおさえるんだよ」って言われた。力抜いてるつもりなんだけどなぁ、と思いつつ、騙されたと思って(もう2回こけてるしね)思い切って力を抜いてみると、自分が思った回転半径予想を大きく裏切ってまっすぐパイロンに向かって進んでいくので仰天。ええっこんなに小さく回るの?


アクセルの遊びをとっておいて、後輪の向きが変わったのを感じた瞬間に、次のパイロンに向かうんじゃなくて真横に向かって立ち上げて(狭いから)、ブレーキかけてぎゅーっと曲がりながら、ハンドルから力を抜く!・・・っていうのができると、速度さえ落ちすぎていなければかなり小さく曲がってくれて、同じくらい倒したときにくらべて、400よりも安心感がある。安心感があるから、一回フルロックまで行ったのだけれど、あわてずさわがず、曲がりきるまでは待てなかったけれど、アクセルを開けて冷静にバイクを起こそうとすることができた。(まあそのときはフルロックにびびって無意識に左足がシフトペダルに触っていたらしく、ニュートラルに入っていて、アクセルあけてもバイク起きずそのままガシャーンといったのだけれど。本日3回目)


■バリアブルのラインどり
あんなに頑張って考えたにもかかわらず、曲がれない。外周でいったん速度をおとして、再加速してクランクのUターンに入っていくと、速度を残したままオフセット的に曲がれる、というのはなんとなくわかったけれど、S字が、S字が・・・。他人の走りをみながら、うまくS字で直線を作れている人は、S字の入口から数えて2本目のバイクの横ではもう完全にバイクが立ち上がっているということが分かったので、それを目指していろいろなところに仮想パイロンを置いてみたんだけれど、どーやっても回転半径が大きくなりすぎてそこで立ち上がれないよ・・・。


ここでTAイントラに、クランクもS字も、曲がり始めるのがちょっとだけはやい、もうワンテンポ曲がり始めるのを遅くしてごらん、といわれる。パイロンとの「横の距離」はかなりとっていたつもりなのだけれど、「タテの距離」ももっととらなきゃダメだってことか。知らないよパイロンに突っ込んでも、と思いつつ、ワンテンポ遅くすると、怖いのだけれど(特に最初のクランクなんてオフセットのイメージで突っ込んでいるので今までより速度も乗っていて怖い)ようやく、2本目のパイロンの脇で完全にバイクを立て直して加速する姿勢ができた。


これが、「今の自分の技量で気持ちよくアクセルをあけられるラインを探す」ってことかぁ〜。私はまだまだターンの前にスピードを落としすぎてしまうし、倒れるか倒れないかヒヤヒヤしながらアイドリングで曲がっている時間が自分であきれるくらい長いし、他の人と同じところで曲がってたんじゃダメなんだねー。


この日は本当に一生懸命走っていたので、バリアブルでイントラさんに追尾されても一度も気づかなかった。「随分アクセル開けられるようになってますけど、自分の対処できるスピードをちょっとでも超えると、カラダが逃げてしまってますね」とK島さんに穏やかに指摘される。上体の力を抜く練習をあんなにしたのに、小さいターンの連続になるとなかなかうまくできないよー。


うーーーーあのトロトロ回っている、「倒れるのか倒れないのか自分でもわかんない」時間をなんとかして短くしたいなぁ。カラダが逃げなければバイクをあんなに倒さなくてすむはずだし、あんなに倒さなくてすむなら失速ゴケもそんなに怖くないはずなのに、スピードがない上にハンドルをおさえつけて体が逃げていて、それでもちっちゃく曲がるためにバイクを思いっきり倒しているから余計怖いんだなー。頭では分かってる、分かってるんだけど!!!!


■750との今後のお付き合い
400で直パイに対する苦手意識を完全に克服したら、750に転向しよう。750の、あの曲がっている最中の安心感がかなり好き。スピードがないと怖い思いをするから、スピードを維持したまま曲がるくせもつくかも。しかしまぁ、とまっているときに傾くともう面白いようにバタバタと倒れるわけだが、大型免許持ってるのにこれは恥ずかしい。速度が落ちたらクラッチは切ろうね、自分。


■感想
前回は400で、「なんだか何の課題も持たず、何もできるようになったことがなく、漫然とあまり楽しくなく走ってしまった」ので、今回は750で「4.5m直パイとおれるじゃん!」とか「狭いオフセットとおれるじゃん!」とか「引き起こしできるじゃん!」とか色々嬉しいことがあったので、わりあい楽しかった。やっぱり分かりやすい課題があったほうが(なんとかコースアウトせずに通る、とかね)楽しいよね。