06/11(日)YAMAHAビギナー&リターンライダーステップアップスクール

一日バイクに乗るために家をあけるというのが許されない環境のため、HMSの合宿をキャンセルして、1時間半のYAMAHAのレンタル車両のスクールに行ってきました。場所は立川の教習所。自分は都内山手線ど真ん中の教習所でクルマと普通二輪の免許をとったので、広いコースが目新しい。


天気はあいにくの雨、ですがみんなかなり気合の入ったカッパを着ているところをみると、全く「ビギナー&リターンライダー」が参加している気配ではありません。参加者13人に、イントラさんが5人くらいいたので相当充実したスクールだと思います。


AT車が結構たくさん種類があり、MT車はXT250XとXJR1300.XJR400も1〜2台ありそうな気配でしたが、1300と見分けがつかずに探している間に乗りたい車両がなくなってしまうことを恐れて、XT250Xに飛びつきました。今日の日記は、ライディングについてというより、XT250Xの試乗感想、的になりそうです。


さて、XT250X、ぴかぴかの新車です。HONDA車、というかCB400CB750しか動かしたことがないので(あ、30秒くらいVFRに乗ったことがありますが)別のバイクも、自分が今まで習得した知識と技術で動かせるなんて、動かしてみるまで半信半疑。動いたときにはかなり感激でした。


XT250Xは、かなり足つき悪いなぁと思いました。何度かまたがったことのあるTrickerよりもずいぶんキツい印象。座る場所を色々変えてみましたが、CB400よりも不安定でした。CB750に乗ったときと同じくらいの足つきです。(両足、つちふまずより前がつく程度)ただし、ものすごく軽い、本当に自転車みたいなので立ちゴケの不安はなし。


ギアも入りやすく、発進時の半クラッチはほとんど要らないかんじでした。ただ、ハンドルが横に広いのと、タンクの巾が狭くていまいちニーグリップしづらいので、路面のでこぼこや、スラロームの加速減速でがつんがつん前後に振られてしまうかんじがしました。あと、タコメーターついてないのが恐すぎです。最近400とか750ばかり乗っていたので、250に乗ってみてアクセルを戻すとすぐ回転数が落ちてしまうのが恐いのに、回転数を目で確認することができなくて、最初はすごく不安でした。


メニューは


ブレーキングの練習は、目標からの制動なのですが、アクセルを目標地点までしっかり開けておいてそこから制動、というのを徹底するために、途中からブレーキングゾーンのイントラさんの合図で制動開始、という練習をやりました。イントラさんがかなり手前に移動してきて、速度が乗ってきたなと思ったら急に制動しなくてはいけない、というのは結構難しく、とてもよい練習になりました。初心者はギアチェンジして速度を作るまでが一苦労で、バイクの操作に注意を割かれてしまうので、そこでさらに制動っていうのは難しいです。


一番最初、制動開始地点に桶川上級を走っていらっしゃる某氏がいらしたのですが、出発地点で別のイントラさんが、「リラックスしていいからね、むこうにいる人も見た目ほど恐くないからね」というので笑いをこらえるのが大変でした。


模範走行を含めてブレーキング練習に相当時間を割いたような印象です。


次は直パイと一本橋。ハンドル巾が広くて回転数がすぐに落ちてしまうXT250での直パイは、普段以上に難しかったです。桶川と違って、直パイにしろオフセットにしろ、スタート地点から最初のパイロンまでが短いので2速にあげるのが大変で何度かエンストしそうになりました。


一本橋は、大型卒検以来でもちろん250でやったことなどないのでトルクのなさからくる安定感のなさにびっくりしました。でも、車体が軽いので、倒れるのが恐くなく、半クラでアクセルあけたときの音も威圧感がないため、結構リアブレーキとか半クラッチとか色々頑張って挑戦することができて楽しかったです。


千鳥走行は初体験。これが噂の・・・と思いました。でもきっとセッティングはかなり緩かったのだと思います。普通にオフセットパイロンとしても通れそうでした。250はたしかに回転数を一定に保つのは難しいのですが、それでも一本橋と同様、ハンドル切って倒れそうになったら足着けば余裕で支えられる、という安心感があるので、最初からできるだけ低速で頑張ってみよう、と思えてよかったです。タコメータがついてないことによって、かえって次のパイロンに目をやることができてよかったかな。でも、肩にすごく力がはいっていた自覚があります。イントラの某氏はこの千鳥の模範走行をAT車で超低速でやっていて、すごい!!!と思いました。


オフセットは、意外に間隔が狭くてしんどかった。重心がいつもよりも高いところにあるので、なかなか車体を倒す間隔がつかめなくて不思議なかんじ。あとはタンクが狭くていつものようにニーグリップができず、めちゃめちゃ前後に振られていたと思います。


最後は簡易なコーススラロームで、ここにくると我ながら水を得た魚のように気持ちよく走れるのが笑えました。ちゃんと倒せるしちゃんとニーグリップできるんじゃん、というかんじ。四輪用のS字やクランクは、いつものように「直線作って!」考えなくてよいし道なりに気持ちよく体重を乗せ変えて走れて、楽しかった!!!あれくらいの速度で走れれば、250でも回転数が落ちることを恐がらなくてすんで気持ちいいなと思いました。


しかし何度か連なって走って、一生懸命コースを覚えようとしていたのに、数周走ったらもう講習自体が終わりで、落胆。その後電動スクーターにもオプションで乗らせてもらえましたが、「え?エンジンどうやってかけるんですか?アクセル回せばいいの?えっ?えっ?」というかんじで、おもちゃのようなのに意外に速いのでびっくりでした。ブレーキはどれなんだろうとおもいながらアクセルを戻してとまるのを待ったのですが、スクーターは左のレバーもブレーキだということを、停止時にはじめて思い出しました。クラッチ切るつもりでぎゅっと握ったらガツンととまってびっくり。


えーと結論として、XT250Xは、30km/h程度の速度でずっと走ると気持ちいいです。発進停止もギアチェンジも楽。結構こちらに傾いたままサイドスタンドを払っても全く重さを感じません。あと、低速も安定感はありませんが車体が軽くて倒れるのが恐くないので結構頑張れます。速度が乗ったままか、じりじりずっと低速、ならいいのですが、速度あげたり落としたりの連続だと、回転数がすぐ落ちることとニーグリップのしにくさから不安があります。


これって、オンロードの講習会的な走りをせずに街乗りするならすごく楽、ってことですよね。ポジションもまっすぐ座ったままでいいので疲れないだろうし。近い?将来、購入を考えているTrickerもきっと乗り味は似ているとおもうので、とても参考になりました。ただ、慣れ親しんだ走りやポジションではないのでなんだかちょっと違和感がありました。やっぱりCBがいいなー。


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