07/16HMS初級レディス@桶川

今日は三連休の中日だったり、もてぎでイベントがあったり、で随分静かな桶川でした。イントラさんはお二人で、両方はじめて教わるT木さんと、先週上級を教えていらしたYさん。自分も今日は久しぶりにCB750に乗ることもあり、なんだかいつもと違うスクールに来ているような緊張感!


今日の練習自体も、終わってみればいつもと随分違って

  • 説明の時間が長い
  • 慣熟走行・コース案内では超低速
  • 走行距離が短い
  • 課題が多い


でした。でも、すごーく勉強になってすごーく楽しい一日でした。前回CB400で出来ないことがすごくいっぱいあって悔しいまま終わってしまったのですが、今日は与えられた課題をこなすのでいっぱいいっぱいで、でも課題をこなしているうちにちょっとずつできることが増えていって・・・というのがとても楽しかったです。


CB750で低速で走るのなんて、教習所以来だったのですが、400よりも安定していて、狭いオフセットやバリアブルのコース案内時にアイドリングでとろとろ走りながらうりゃーとハンドル切っても、全然倒れそうにないので頼もしくて♪ なんでこんなにお利口でおとなしいバイクに乗って、前回は3回もコケたんだろう(汗)。


以前にもかいたかもしれませんが、私の中でCB400Super Fourはシェパード、CB750セントバーナードのイメージです。機敏で小回りがきいて賢くてちょっと神経質なシェパードくんと、大きくて温厚で力強くて、動き出しはゆっくりだけど走り出すと安定感抜群の優しいセントバーナードくん。


午前中の小休止までずっと慣熟走行、でいいかげん疲れましたが、その後はまず、加減速に負けないフォーム作り。まずはスタンドかけたバイクで二人一組で押したり引いたりしながら「1速の急加速のイメージ」「2速の加速のイメージ」「3速の加速のイメージ」で前傾度合いを変えて、Gに負けないフォームを支える腹筋背筋の使い方を練習。その後、長いブレーキングゾーンで、一瞬10m間隔のパイロンごとに加速・減速を1速・2速・3速でみっちり練習。


オフセットは、パイロンの色が3種類変えてあって、「アクセルを2000回転から1500回転に落とすだけで曲がれる」「アクセル一定でリアブレーキを使うことで曲がれる」「アクセルをとじてリアブレーキを踏んでハンドルを切らないと曲がれない」という3つのゾーンにわかれていました。走る前にみんなでバイクにまたがって、2000回転⇔1500回転の間で回転数をコントロールする練習をひとしきり。


私はCB750で2000回転→1500回転では前の人に追いついてしまうし曲がるのも危ういので、少し抑えましたが、アクセルを全閉しないっていうのは結構難しい=自分は今まで、Uターンとか「駆動をかけつづけないと絶対倒れる」という不安がないとき以外はどんなに緩いセッティングであっても、単純にアクセルを全閉してしまっていたということに気づいて有意義でした。リアブレーキを使うときも同様で、アクセルを一定にしておけばリアブレーキを放したときに加速の大きな衝撃がこないということにあらためて気づきました。


「なるほど、全閉せずにリアを踏んだり放したりするだけで、失速ゴケしそうになったらリアを緩めればいいし、うまいこと回れたらやっぱりリアを放すだけでアクセルをあけるときの衝撃なしにバイクがおきていいことずくめじゃないか!」


最後のゾーンでは、リアブレーキ踏むとエンストしそうになるので、2速のアイドリングのまま、バイクを倒さないようにしっかり下半身でホールドしてうりゃーとハンドル切る練習になりました。トロトロ走っているのでパイロンごとにどんどん膨らんでいくのですが、次のパイロンは絶対回れないと思っても諦めずにハンドルをいっぱいに切っていれば「意外に倒れず回れる!」ということがわかって楽しかったです。


午後はブレーキングとオフセット。ブレーキングでは、制動地点よりも前にパイロンが一本おいてあって、ここで午前中に練習した「減速のフォーム」をとって、次のパイロンからブレーキをかけはじめてください、という指示がありました。私は何度やっても、「加速のフォームの前傾が足りないから、減速時の上半身の動きが少なくなっている」と指摘されました。普通にコースを走っていると「常に加速のフォームで、スピード出てないのに上体がかぶりすぎている」と指摘されるのですが・・・うまくいかないものです。


CB750で30km/hや40km/hというのはGに逆らいながらアクセルを開けたりしなくてもあっという間に出せてしまうので、そんなに前傾したらいつもの悪いくせになっちゃうなぁと悩んでいましたが、速度制限を無視して、「加速のフォームが必要そうな程度」に加速しながらシフトアップしていくことだけ考えて、制動地点で減速のフォームに切り替えたら、「OK!」をもらえました。多分60km/h以上出ていたと思いますが・・・。


今回はレディスクラスで、750に乗っている人が2〜3人しかいなかったので、指導内容は400や250にあわせたものと考えて自分なりに拡大解釈?していかなきゃいけないのかなと思いました。


で、次は「1速固定でアクセル一定でエンスト寸前までリアブレーキを踏み、『これ以上でエンストする』というサインを体で覚える」という練習。ブレーキングゾーンを使って、加速⇒アクセル一定のままリアブレーキを踏んで、車体がガタガタいいはじめたらブレーキを放して加速、の練習。


オフセットゾーンではそのリアブレーキを踏んでガタガタ言い始めた状態で、曲がる。リアブレーキを放すと、アクセルは全閉していないから、加速の衝撃がなく起き上がってくる、という練習。

1速固定でオフセットを走るようにいわれたのは初めてだったし、最後のほうのレイアウトはかなりきつかったので倒れないかと不安でしたが、念じてハンドルを切っていれば意外に曲がる、という体験が楽しかったです。レディスでなければ後ろの人に申し訳なくて、一定の速度で回れなければパイロンを飛ばしていたとおもうので、レディスだから後ろに気を使わずにできた練習だな、と思いました。


ここまでの練習で、「そうか、ブレーキの量を調整するだけではなくて、アクセルが空いているかどうか気をつけていればバリアブルの小さいターンもきっと今までの苦労が嘘のように通れるに違いない!」と思ったのですが・・・。


バリアブルはコース案内の時点では「いつものセッティング」ではなく、入口が連続Uターンになっていて、「おお!これはUターンの練習ができる!」と小躍りしたのですが、大渋滞が起こったためにコース案内1周で入口のUターンは消滅しました。残念・・・。でもバリアブルのコース案内は、CB750だと1速+半クラッチを使わないと通れないような低速だったので、一日かけて練習した「下半身でしっかり車体をホールドした後は、諦めずに念じてハンドルを切っていれば意外に曲がる」をここでも実践できて面白かったです。


何周か、超低速でのコース案内を経た後、1〜2周走ってみると、やっぱりUターンが曲がれない。何故だ!ここまでくると焦りや悲壮感をとおりこして逆ギレしそうです。しかしここで気づいたことが。長くなりそうなので別項目にしますが。


ここで焦っているうちに、Yイントラが「皆さんハンドルにしがみつきすぎで、力を抜けといっても言うことをきかないので、強制的にハンドルの力が抜けるようにします」と宣言して、フロントブレーキ・クラッチレバーに人差し指と中指をかけっぱなしにして走ってください、という指示を出しました。


右手はいつものとおり、ですがクラッチレバーに指かけっぱなしというのは結構難しいです。1周走るとYイントラが「まだ足りないので、もう両手とも4本レバーにかけちゃってください」と指示。そんなんで走れるのか〜?と半信半疑でしたが、たしかに上半身の力が(自棄気味に)抜けて、しっかり下半身でバイクをホールドできる気がしました。Yイントラにも、14番さんはそれで走ったほうがずっといいね!といわれました。


よし、この感覚を生かしてバリアブル走るぞーと思ったら、今日の練習は終わり・・・。走行距離、28kmくらい。@sushiさんが「ブレーキの練習をしたいなら、いつものコースをまずはフロントブレーキだけで回ってみて、その後、バイクの挙動をおさえるためだけにリアブレーキを使う練習をしてごらん。リアブレーキの役割がわかるから」とアドバイスしてくださっていたのですが、結局一度も実践する機会なし。でも、その代わりにすごくたくさん色んなことを勉強できた楽しい一日でした。


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