09/16(土)HMS初級レディース@桶川

気温も空模様もとてもすごしやすい、いいお天気。バイク日和。
イントラさんはYSさんとYFさん。


今日は取材が入っていたので(といっても先方が用意した体験者のみを取材するというコンセプト)バリエーションにとんだコースを走れるのかなと期待したのだけれど、クルマのアドバンストクラスをやっていたからか、午前中は「間隔広いオフセット+ブレーキング」「間隔広いオフセット+間隔広いオフセット」午後は「直パイ+間隔広いオフセット+直線ギアチェンジとUターン」というひっじょーーーーーーにオーソドックスなメニュー。最後に新コースを数周走ったけれど。


■オフセット練習
旋廻速度を保って回れる方法をみつける、が最近の目標なので、

  • ブレーキを使わずにまずギリギリの速度で回ってみて、
  • 次にリアブレーキだけでさっきと同じ速度で旋廻できるようにアクセルを多めにあけて、
  • 次にフロントブレーキを使ってもさっきと同じ速度で旋廻できるように


・・・とこういう風に頭で考えるとどんどん速くなるはずなんだけれど、そうは問屋がおろさない。


おりゃー!と思い切ってアクセルを開けてみたはいいが、結局いつもより勢いよくパイロンが迫ってくるのにびびって、いつもより強くブレーキをかけてしまってリアロックしたり。いつもよりも寝かせすぎてヒヤっとしたり。でも、今日のオフセットは終始とても間隔が広かったので自分なりに考えていろいろ練習できた。


速くてフォームも綺麗なお姉さんが多かったので、そういう人の後ろについたときには、とにかく間隔が広がらないように、できればオフセットが終わる頃には間隔が詰まっているように、それだけを考えて走るとか。2速だと難しいけれど、おっかなびっくり1速で走るとそれができることに気づいて、1速が怖いだけじゃないっていうのが分かったり。


1速で走るのが怖いのは、2速と同じところでアクセルを離すとエンブレが強く利くからパイロン前で2速のときより失速しちゃう、というのと、加減速にたえるフォームが全然できてないから、前に後ろに振られてしまう、というのが理由。


もっとパイロンに近づいてからアクセルはなそう、ブレーキング練習でいつもやっている加減速のフォームをいつもよりオーバーにやってみよう、と心掛けると、「なるほど、たしかに1速のほうが速いわ〜」と納得。これだけでもかなり収穫。


1速の加速感を体で覚えておいて2速で走ったときにも同じスピードで走れるように(エンブレは1速よりもきかないんだから、パイロン前の同じ距離のところまで同じ速度を保っておけば、旋廻の瞬間は1速よりも速いスピードを保てているはずだよね)頑張ってみて、ちょっとスピードがあがったかなって思ったり。


■Uターン練習
午後は、小さいUターンを2箇所に入れてくれたのでいっぱいUターン練習ができてよかった。レディス特有なのかもしれないけれど、受講者の中に「スピードを落としすぎてふらついてUターン弧が大きくなっている人が多い」という指摘、それを踏まえた模範走行。普通の初級のときは、全体向けにはむしろスピードを落としきれない人や、ラインを考えないで走っている人のためのアドバイスが多いので、こういうときには「レディスに出てよかった」と思う。


Y下さんが、「スピードを落としすぎている人の旋廻」「スピードを落としきれていない人の旋廻」「適度なスピードでUターンに入っている人の旋廻」を実践してくれたので、パイロン前どの程度の距離で、どれくらいの速度があればいいのか相対的になんとなくわかった。ちょうど一回目のUターンは直パイが終わった後なので、私は限界までスピードが落ちているから、むしろアクセルあけて加速してからUターンに入ることにする。これが逆にいいみたいで、左方向へのUターンはかなりかんじがつかめるようになった。


自分でも上半身の力が抜けて、左後ろのテールを見られているのがわかる。Y下さんが「テールをみるつもりで回ってください」と定常円旋廻しながら、「私の実家でも犬を飼っておりまして、尻尾を永遠のテーマとして・・・」と言ったところで、すっかり和んで力が抜けたのかも。手にとるように想像できる可愛い喩えだ〜♪


しかし、左から右方向へのUターンはなかなかうまくできない。長い直線でシフトアップ、シフトダウンした後で減速しすぎているのもあるとは思うけれど、逆側よりも苦手意識がある。


レディスでは普段の初級よりも、「公道を普通に走る時の動作」の練習が多く取り入れられているように思うが、

  • 急制動ではなく、パイロンを目標にギアをローまで落とした後安定してとまる。
  • 長い直線で5速までシフトアップしたあと、ブレーキかけっぱなしでアクセルあおりながらシフトダウン。
  • 左から右方向へのUターン

といった、「公道であたりまえなこと」が私は何から何まで苦手。さすがペーパーライダー。情けない。


でも、苦手なことが練習できたのだから、レディス参加はすごく収穫が多かったともいえる。アクセルあおりながらのシフトダウンもいっぱい練習できたし。どうしても前ブレーキから指が離れてしまい、もしくは指がかかっていても触れているだけで緩んでいるので、普段のブレーキング練習のイメージで握りこんでいったつもりなのに予想したところで全然とまらなくて冷や汗をかくことが何度もあった。


■直パイ練習
そうそう、あとは直パイ。自己紹介の時に「直パイとUターンやりたい」と言った甲斐あって?(いつも言っているが)午後の最後の休憩の後は、オフセットの横に間隔5〜6mくらいの直パイゾーンを作ってもらって、オフセットと選択できるようなレイアウトになっていた。


コースが長いのでこの構成にしてもらうと、オフセットにいっても直パイにいっても全く待ち時間がない。


5〜6m間隔の直パイ20本くらいor間隔広めのオフセット→折り返して6〜7mの直パイ15本くらい→Uターンして長い直線→Uターンして長い直線。


私は当然直パイしかやらなかったわけだけれど、間隔が広いから積極的に走ろうと思って前に前に進もうとするとどうしても横への振り幅が小さくなって間が詰まってしまい、結局アクセルを開ける量が少なくなってしまい悔しかった。でも、間隔が広い方の直パイでは1速での直パイも練習できて、間隔の狭い直パイでは全く加減速に対応するフォームのタイミングがつかめないのだけれど、なんとなく分かって嬉しかった。


■総括
Uターンは、パイロンで制限されていなかったからスピードを落とさずに走れたのだと思うけれど、(「もうちょっと小さく回れるかも、もうちょっと、もうちょっと」と挑戦して徐々に自分の回転半径が小さくなっていくのを感じるのがすごくすごく嬉しかった)いつものバリアブルの景色になったときに萎縮・硬直して元に戻ってしまいそうだ。


直パイは、こんなにいっぱい練習できたことはないので嬉しかったけれど、「色々挑戦しなくても通るだけなら通れてしまう」間隔だったので、もっと狭い間隔の直パイで、でもレディスだから周りに遠慮せずにいっぱい練習できる、っていうメニューだったらもっとよかったのになーと思った。