09/30(日)HMS貸切@桶川

常連さんたちの貸切に混ぜていただく。これで3回目だが、今回は今まで以上に普段上級の人が多かった。半分以上上級だったのではないか。一日中雨。数日前の猛暑と裏腹にほとんど冬の気候で、夕方近くになるとグローブを絞ってガタガタ震えながら走っていた。


雨は、浜名湖合宿の1日目よりも酷くなかったが初めて「雨は怖い」ということを実感した一日だった。


というのも今まで、多くのライダーさんが、熟練ライダーさんはもちろん
女性に多い公道初心者ライダーさんのお友達も
マンホールのふたやら白線やら排水溝やらで実際に怖い体験をしているので
「雨は怖い。雨のときはすべる。雨のときはバイクがドライのときと違う挙動をする」
というので
私も
「雨は怖い。」
と口では言ってきたものの、実際怖い思いなんかしたことなかったのだ。
そこまでバイクの限界に近づくような操作をしたことがないということ。
雨の日もドライ路面とまったく同じアクセル、ブレーキ、バンク角、で走って、違う挙動なんか感じたことがなかった。


でもこの日は、朝と夕方に、ドライ路面のときには経験したことのないバイクの挙動を感じて
特に夕方には、百回以上走ったことのある初級バリアブルで、あるトラブルを経験して
萎縮しきってしまい
その後は初級2,3回目で走ったのと同じような、まるで居酒屋の前の狸の置物か招き猫をそのままバイクにのっけたようなライディングをしてしまった。


一日が終わって、恐怖が去ると、今日の大部分の「通れるだけで自分を褒めてあげたい」クラスのレイアウトと異なり
自分のペースで走れるはずだった初級バリアブルでまったくいいところがなく、周りに目を向ける余裕もなかったこと、チャンスを逸したことへの悔しさのほうが勝る。


とりあえず、細かいコースで感じた課題。

バイクを倒しているのに体は反対側に逃げてバランスをとろうとしている

速度が足りないから失速して内側に倒れるのが怖い

アクセルが開けられていない

パイロンを回ったあと後輪の向きが完全に変わるのが、パイロン間の半ばをすぎてから

パイロンの近くから回りはじめていてなおかつブレーキが使えていない上にバイクを倒すのと反対側にカラダが逃げている


おもいきってバイクに体を預けると意外に小さく回ることができ、アクセルをあける余裕もでき、次のパイロンにも余裕をもって入れることがある。10回に1回くらいだが、これをコンスタントに出せるようにしたい。


長い直線のあるコースで、上級の方たちに指摘されたのは、ブレーキポイントの早さ、アクセルを閉じてからブレーキをかけるまでの何もしていない時間の長さ。雨も手伝ってはいるが、たしかに以前にもイントラさんに「減速から倒しこみに入るまでがはっきり2挙動にわかれているので、減速しながら倒せるようになっていくといい」とよく言われていた。


アクセル全閉にして、1速のエンブレでがくんと速度が落ちてから、減速のためのブレーキをかけ、さらに曲がるためのブレーキをかけるのだから、正確には3挙動か。しかも3挙動目のブレーキは既に速度が落ちすぎているので出口まで引きずることができず途中でリリースしてしまい大回りになるので最悪だ。


今までは漠然と「旋回速度を早める」ことを課題としていたが、今後は、アクセルを閉じてからブレーキをかけるまでの時間を少しずつ短くしていく(ことで必然的に旋回速度を残して、バイクを寝かせて高い旋回速度で小さく回る)ことを課題に加えたい。


旋回速度を残したまま回る感覚を身に着けるために、あえてパイロンに近いところからアプローチするとか、2速以上のギアで走るとか、そういったことも試してみること。


その他指摘を受けたのが
・長い直線があるとハンドルにしがみついてしまう
・直スラのときに上半身が上下に動いて振り回されている


次回以降に持ちこしの課題

左旋回時にハンドルをおさえつけない
・減速のフォームをしっかりつくって振り回されない
・直スラで前後に振り回されないことだけでなく頭の位置が上下に動かないように、も気をつける
・加速のときにハンドルにしがみつくのではなくて、ステップで支える部分を増やす
・アクセルを閉じてからブレーキまでの時間を短くしていき、旋回速度を高める


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