10/06(土)HMS初級レディース@桶川

イントラはT田さんとI塚さん。車両は6月以来のCB750
メニューは
午前中が4.5m間隔と9m間隔を選べる直スラと、折り返しのブレーキング。
午後は市街地&新コースのあと、直スラ+オフセット


■直スラ
久々の750は、400と全然違いました。9m間隔のほうは、400で走るより楽しかったです。
400の1速だと倒れるのも飛び起きるのもあっという間なので、9mもあると何もしない時間が長くなっちゃうんですよね。その間アクセルを開けていればいいんですけどそんなに長い時間アクセルをあけたらとんでいってしまうのでいつも困ります。


750だと9m間隔のほうはパイロン間の真ん中にくるまで落ち着いて待ってからアクセルをあけると、車体がにゅるっと立ち上がってくる感覚がよくわかって楽しい。しかし4.5のほうはいつも乗っている400と違って、1速でもするする進んでしまうのでリアブレーキで止めることに一生懸命になってしまい、しかもアクセルを開けてもあまりすぐにおきないので全然うまく走れませんでした。


転倒が多かったからか臨時で午前中だけ参加してくれたMNMイントラからは
「加速よりも減速のフォームを速く作る。アクセルを開ける前に加速のフォームに入ってしまって、加速のフォームの時間が長すぎるから、相対的に減速のフォームのほうの時間を長くするように」といわれたのですが、バイクがなかなかおきないし、どうしてもバイクがおきたことを確認してから腕を伸ばしてしまうので体が遅れてしまいました。


「そもそもバイクをアクセルで起こすほど私バイク倒してるか?
いや倒してない(反語)」


と気づいたのは練習も半ば。


400だとアクセルオフとリアブレーキだけで一気にスピードが落ちてバイクがふらっと倒れるのですが
700だとバイクが立ったままで
それでいてするする進もうとするため
目の前のパイロンをよけるために必死に腕の力だけでハンドルを切り、結果全然バイクが倒れていませんでした。


9m間隔のところを通っていたときに、「その速度ならリアブレーキ使わずに通れるよ」「上半身での吸収のことは考えなくていいから体重の乗せ換えを意識してやってごらん」とT田さんにいわれたことでそういえばT田さんの教えてくれる直スラでは、「体重の乗せ換えを意識して」といつも言われていたよなとようやく思い出しました。


そこからは、9m間隔のほうでギアを2nd、3rdにあげて中腰でステップワークだけで通る練習を何度か行い、その間隔を4.5mのほうで着座姿勢で再現する、すなわち、座るとついアクセルワークで通りたくなるけどそこをぐっと我慢して、立ち姿勢の「ステップワークしか曲がる手段がない」ときと同じようにして曲がる練習をするという練習の繰り返し。午後の2つめのセクションも5m弱間隔の直スラがあったので納得いくまで同じ練習ができました。


750は挙動がゆったりなので上半身に注意を払わなくてもそんなに振り回されないし、私のビビリアクセルでは全然おきないかわりに、アクセルあけなくても倒れない、750の1速での直スラは、400の2速・3速で直スラ練習しているときと同じような感覚で走ればいい・パイロンの間隔が短くなったら、よりステップ加重を強くして、その分バイクが自分で回復するのにアクセルをちょっと加えてあげればいいんだとわかりました。 最終的に朝とは全然通り方をしていたと思います。


今の私はバイクの力に頼っているところが多くて、自分でコントロールしている部分が少ないから、車種によって全然違う力の使い方をしないと同じセクションが通過できないんだろうなぁ。あと、コース走行では私はかなり速いほうなのに、直スラではかなりの女性に置いていかれました。遅い。遅すぎる。


とはいえ、普通の初級だと、こんなにハエが止まるような速度で4.5mのほうでしつこく練習するのははばかられるので、レディスに出て充実した練習ができてよかったです。

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■コース走行
緩めの市街地と新コースを組み合わせたパターン。


前回400で走ったときに、アクセルを閉じてからブレーキをかけるまでの何もしていない時間が長い、と指摘をうけたのですが、750の場合アクセルを閉じて待っていても全然減速せずこっちからブレーキをかけてあげないと盛大にコースアウトしてしまうため、よい練習になりました。

また、フロントブレーキを使うくらい速度が出せるようになってからは、減速しすぎてリアブレーキを、いつもパイロンの手前で離してしまっていたので、今回はリアブレーキをしっかり引きずることを全てのパイロンで意識して通りました。


減速しすぎたときにはフロントブレーキをはやくリリースしてでもリアをちゃんと最後まで引きずることを考えていたので、フロントを離したことによってサスが戻ってしまって大回りのラインになってしまうこともたびたびあったのですが、失速ゴケを怖がらずに「ここまでリアブレーキを踏むんだ」と決めたところまでちゃんとリアブレーキを踏んで、じりじりと後輪が地面に押し付けられる感覚がちょっとわかったのは収穫でした。


フロントブレーキを離して速度を残すのではなくブレーキポイントを少しずつパイロンに近くすることでちょうどいい速度を作っていけるように、というアドバイスを受けたとおり、それが課題です。

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■オフセット

午後最後は、前述した入口を背にした直パイと、折り返したあとのオフセット。きつくはありませんが幅が狭い。ここではT田さんがやはりよくやる練習で、「色んな通り方があるとは思いますが、今まで見ていて、皆さん速度を落としすぎてバイクを傾けてパイロンを通ることができずにいるので、こういう練習をしてください」と、パイロン間の中央で体を入れ替えて、高い旋回速度のまま走る練習をしました。



リアブレーキを引きずる練習になりますよ、とさきほどのコース走行のときに私が伝えたことを踏まえてアドバイスをくれるT田イントラはすごい。


2速にギアをあげて練習しているとき、「体は逃げなくなったので、それに加えて体の軸を進みたい方向にもう一歩入れてあげてください。それで旋回半径がもう一回り小さくなります」とT田イントラにいわれてやってみると本当に曲がりやすくなったのでびっくりでした。 750だと400よりもエンブレがきかなくて旋回速度を高いまま維持しやすいので、そういう練習も怖がらずにできました。


終わってみれば、400と違う750の特性にあった練習ができてすごくよかったです。400はこの乗り方、750はこの乗り方、という風ではなくて、「750の特性上、ある種の練習を400よりも恐怖感なく練習できる」、という風にとらえて、750ではバイク任せで出る速度を、400では自分の手でアクセルをあけて作りだして、750で練習した技術を使って走れるようになりたい。


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