10/07(日)HMS貸切@桶川

TNAさんとT田さん。参加者25名。車両CB400


前日に続お天気はよく、暑すぎず寒すぎず快適。車両は400。前日慣れない750に乗った後なので、あつらえたように自分の体に合うし、アクセルもブレーキもちゃんと言うことをきいてくれて私に絶対怖い思いをさせない400がもういとおしくて。なんていい子なんだ、と思いました。


750でできた課題、400で継続して意識している課題、いろいろあったのですが最初の市街地&新コースを走ったときに上級の方に指摘されたことが、今日一日のメインの課題となりました。

「減速のフォームはすごくいいから、それをデフォルトにしてそのフォームで加速するくらい」

「せっかくリーンウィズで回っているのに、回りきった後、体をすぐにアウトにしてバイクを起こしてから加速している。体がターン内側に入っている状態からアクセルを開け始めて」


加速のときに、アクセルをあけられるようになってきたのはよいのですが、やはりバイクに置いていかれるのが怖くてハンドルにしがみついてしまうのをいつもいつも指摘されていたのですが、具体的に「減速のフォームで加速するくらいでちょうどいい」という指針を示してもらったのがはじめてだったので、すごくわかりやすくてよかったです。


今日はどんなにタイトなコースであっても、どんなにアクセルのあく直線のあるコースであっても、これを一番に意識して走ろう、と心がけました。加速のときに景色がとんでいくのをみるとついハンドルにしがみつきたくなるのを必死に我慢して一日走りました。タイトなオフセットでは時々恐怖でそれを忘れてハンドルにしがみついてしまったりもしましたが、今後もこれを課題にして、意識せずともできるようになりたいです。


■ブレーキング
昼食時にビデオを見せてもらったところ、上手な方は頭が上下しないのに自分は頭が上下して、かつ視線が近い。


■市街地+新コース
前述のフォーム+前日の最後の練習でT田イントラに指摘された「体を内側に預けるのにくわえて体の軸を進行方向に向ける」を意識。
でもまだまだハンドルに力が入っているので、もっとハンドルをフリーにしてハンドルが切れていく状態を作ってあげなきゃいけないそうです。


ここでひとつ成長したこと。フロントブレーキとリアブレーキを別々に意識できるようになりました。
今まで、制動練習ゾーンで「目的」としてブレーキングを行うときにはは別々に意識することができるのに、コース走行の中でのツールとして使うブレーキでは、「手の小指を動かそうとするとき、薬指も一緒に動いてしまう」ように、分けて考えようと思っても体が勝手に同じように動かしてしまい、「ブレーキを強くかけよう」と思うとき、それはフロントブレーキのことなのですが、フロントを強くかけると、同じタイミング・同じ強さでリアブレーキもかけてしまっていました。で、かけすぎて同じタイミングでリリース。


前日、400に比べてエンブレの効かない750に乗って、「アクセルを閉じたらすかさず自分の手でブレーキをかける」という練習をしたので、この日もいつもよりブレーキポイントを遅くしてアクセルを閉じたらすぐにフロントをかけるようにしたのですが、必然的にいつもより強くブレーキをかけなければいけないわけで、最初はリアも同じ強さでかけてしまっていたので当然ロックしまくり。でも「フロントは強く、リアはかけるけど、そんなに強く踏まずに、でもパイロンを回りきるまで粘ってかけつづける」と念じると、なんか、できた。これはうれしかったです。


市街地コースのUターンは、Uターン前に加速する区間が長く取れれば怖がらずに体を内側に預けられるしブレーキも思い切って踏めるのですが、今回はそのU ターン前の直線が短い区間が多くて、その前にアクセルをちゃんとあける、バイクを信じて体が逃げないように内側に預ける、ブレーキを早くリリースしないで粘る、リアブレーキを踏んだままアクセルをじわっとあけはじめる、が全部できないと回れませんでした。フロントとリアを別々に考えることができるようになったおかげで、リアを踏んだままアクセルを開け始める、にも挑戦できるようになりましたが、まだ10回のうち2回くらいしかうまくいきません。


これ以上ブレーキ踏んだら倒れるってところまでぎりぎりブレーキ踏んでるから倒れちゃわないかな、という恐怖があるので、ついアクセルを開けると同時にリアブレーキをリリースしてしまうんですね。


■オフセット+直スラ等
午後イチのこのレイアウトは相当タイトでした。コース案内のトレイン走行をしているとき、どんどん次のパイロンが近くなっていくのを見て、いつバイクをたてて千鳥状態で通らないと通れなくなるかな、と思いながら走っていたのですが、意外にもオフセットゾーンはすべて寝かせて回る、アクセルを開ける、がちゃんとできたので、感動しました。


ただし、最初のほうは集中力があったのですが、途中から「今はこうやって、早め早めに倒しはじめてブレーキをしっかり踏んで回っているけど、前回の雨のときみたいにすべる路面だったらこんなに寝かせられないよね?あれくらいの雨だったらどのへんからなら倒しても滑らない?」と思ったところ、とたんに寝かせるのが怖くなってしまい、集中力が切れてしまいました。反省。


また、コース後半の縦軸が少しずらしてあってZターン気味に入る直スラの連続では、400の1速でアクセルを開けてGを吸収するのに精一杯でラインがどんどんきつくなっていって1度しか全部通ることができませんでした。昨日の750だったらアクセルあけて起こさずに、ガツガツハンドル切ればとおれたかな、などとないものねだりしてみたり。なかなか750で学んだことを400に生かす、までは簡単にいかないですね。車両の違いを体で理解するところで終わってしまいます。


また、通れる間隔のオフセット部分でも、750とは挙動がぜんぜん違うので、ステップワークとかぜんぜん考えられず、ただ頭が上下しないことだけを考えて走りました。直スラは相変わらず課題が山積みです。


■バリアブル(三連続Uターン有、中級基本)
久々に三連続Uターンのある中級コースを走りました。1年ぶりくらいかなぁ。やはり対面通行のあるところでのUターンは怖いです。朝の新コースで何もないところにおかれたパイロンを回るときには色んなことを意識して回れたのに、三連続Uターンでは体が逃げないように、アクセルをあけるのを怖がらないようにするのが精一杯。「逃げるな、逃げるな」とぶつぶつつぶやきながら回っていました。


T田さんに途中で「Uターンの最後の詰めでハンドルを切る動作をくわえましょう」といわれて、そっそうかっハンドルを切ればバイクがおきるんだったと思ってハンドルを切る動作を加えたところちょっと怖くなくなりましたが。朝の市街地Uターンであれほど練習した、リアブレーキをひきずりながらアクセルを開け始めるというのが怖くてなかなかできませんでした。自分では左右均等に不出来だったイメージがあるのですが、見ていたほかの方からは「左旋回のほうがハンドルをおさえつけてより大回りになっている」とのことで、やはり継続して課題となっている左旋回でハンドルを押さえつける癖がここでも出ていたようです。


後半の小さなオフセット部分は、どうやって早く走ればいいのか皆目わからず、「アクセルあけっぱなしでフロント使わずリアブレーキだけで速度調節して回ればスムーズにはいくけど、それじゃ2速で走ってるときとかわらないしなー」と悩みました。


アクセルもあけるしフロントブレーキを使って減速もするけどアクセルを完全には閉じずに、プラス市街地でのUターンで教わったことを思い出してリアブレーキ踏んでいるうちにアクセルを開けはじめる、というのを意識しだすとようやく少しスムーズに走れるようになりました。それまではバイクが立つのとバイクが寝るのをめまぐるしく繰り返していたかんじですが、こういう走り方をしてから視界が常に斜めというか(いや、目線は常に地面と平行じゃなきゃいけないんですが)常にどっちかにバイクが倒れていてバイクが直立している時間があまりないような視界になりました。


特にバリアブルの最終コーナーで、直線3つをぎくしゃくと結びつけながら走っていたところが、時々アクセルワークが丁寧にできてハマったとときは、1つのコーナーとしてパイロンを巻き込むように外周にでていくことができたように思いました。


■総括
朝イチの、「減速のフォームで加速」は目から鱗でした。そこまで極端でいいの、と思いましたが、常にお尻で後輪の感触をジリジリと感じることができて、思ったよりも恐怖がなかったです。


また、ブレーキからアクセルをオーバーラップさせてうまくはまると怖くなくターンができるということがわかったので、アクセルのあけはじめをはやく、リアはもう一呼吸踏んだまま、というのを体に覚えさせたいな。


アクセルのあけはじめをはやくしてもリアをその前にはなしてしまったら明後日の方向に飛んでいくし、リアを踏み続けてもアクセルを開けるのを躊躇したら失速ゴケしてしまうので、なかなか怖いのですが、意識しなくてもできるようになったらきっともっとリラックスして旋回ができて、他のところに意識をもっていくことができるとおもいます。


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