01/06(日)HMS中級@桶川

イントラさんはS田さんとT田さん。車両はトリコロールカラーのCB400


このカラーのCB400に乗ったのは初めてなのだけれど、シルバーの・ブルーのと比べると1速でアクセルを開けたときの挙動が心なしか滑らかなような。そして心なしか車高が高いような・・・(汗)。後で桶赤の人に聞いてみたところ、まだ新しいからだよといわれて納得。


今日の課題は、年末の自由練習で2速で練習した、「減速・旋回時に肩の力を抜いてハンドルを投げ出すようにしてハンドルが切れるのに逆らわない」を、1速でできるようになること。


午前中は初級でやるような、バリアブルを背にしたオフセット⇒5m直スラ・オフセット⇒制動の練習。


オフセット部分はひたすら課題を意識。自由練習のコースで、「課題」を1速でやってみたときにはぎくしゃくしてしまって全然ダメだったのだけれど、ここでやるとそんなにギクシャクしない?自由練習のコースは狭くてアクセルをあける暇も一瞬しかなくて、回転数が大きく上下したけれど、このオフセットでは中級で周りのペースが速いのに引きずられて、あまり回転数を落とさずに旋回するのでギクシャクしにくい・・・ってことかな?


しかし、意外に1速でも肩の力を抜いて旋回できることに気をよくして、ちょっとペースをあげてフロントブレーキを使いだすと、途端に元に戻ってしまいました。エンブレ+リアブレーキだけだと手の操作はアクセルを閉じるだけなので簡単に肩の力を抜くことができるのですが、右手で何らかの操作を行おうとすると急に力が入ってしまうようです。難しい。


直スラは、2速でやっているときはT田さんに「よいリズムなので、アクセルをもっと短く一気に起こして」といわれました。そういえば夏の浜名湖では「開ける箇所はよいのでもっと優しくじわっと長くアクセルを開けてあげましょう」って言われたような。私の走り方が変わったのかな?


久しぶりに1速で直スラをやってみたら脳震盪を起こしそうなほど振り回されたけれど、「課題」を短いリズムの間でもうまく意識できたときには比較的振り回されないような。少なくともここでめげずに1速で練習していたので、午後のコーススラの中に比較的直スラっぽい箇所が多かったのもなんとか通れたような気がします。


制動は、片手制動、両手制動、目標制動、など午前中いっぱいいろいろなバリエーションをやりました。初級と中級で一番アドバイスの内容が違うなといつも思うのがこの制動練習で、初級ではとにかく安定して止まることを目標にするので何も言われないのですが、中級になるとリアが強い、と必ず言われます。リアが強い、といわれてもどうしてもリアのほうを頼りにしてしまうのですが、午前中いっぱいリアを一定にしてフロントの掛け具合を変えてみていたら、ずいぶんフロントブレーキへの恐怖感がなくなってきました。


午後イチは市街地+新コース。長いオフセット部分では、自分の競技会コーススラ動画で見た「加速⇒ガクンとスピード落ちる⇒思い出したようにブレーキランプつく」のヘタレっぷりを思い描き、エンブレに頼らないぞ、と決めてアクセルを閉じると同時にフロントブレーキをかけることだけ目標にしました。


今まではフロントブレーキをかけるくらいのスピードというと必ずリアブレーキをものすごく強く踏んでしまってロックすることが多く、怖くてエンブレである程度調整してからブレーキをかけてしまっていたのですが、今日は午前中にリアブレーキをあまり踏まずに思い切ってフロントをかける練習をしたので、それを思い出して、「フロントをかけるというよりリアを踏みすぎない」ことを意識すると、案外怖い思いをせずに、アクセルを閉じると同時にフロントブレーキをかけることができました。


オフセット部分はこれでわりとスムーズに走れたように思います。ただし、今思えば加速時に身をのりだしてハンドルにしがみついてしまっていたかも。一個意識しようとすると一個忘れるなぁ。


コース内に広めの間隔の直スラを終えて右斜め後ろに折り返して定常円に入るところがあったのですが、ここでは、小さいターンだけれど思い切って肩の力を抜いてハンドルを投げ出す、という自由練習でやったことがちゃんとできて、自分でもびっくりするほどスムーズに定常円に入れて、うれしかったです。


一方、市街地を出る寸前のUターンでは、減速しながら肩の力も抜いてる、ハンドルも切ってる、なのにパイロンから離れていく、なぜだろうと思っていたら@sushiさんに「減速しすぎてバイクが立っている」といわれました。なるほど。減速しながら肩の力を抜いてハンドルを切るだけじゃなくバイクを傾けないと小さく曲がれないのね。


直スラの後は、結構強めにアクセルを開けてバイクを起こすので、駆動力が残っているのを感じて安心して反対側にバイクを傾けられるのですが、Uターン前はびびって減速しすぎるので、傾けられなかったみたいです。


午後後半は、バリアブルと手前のコースをつなげたロングコース。バリアブルはこんなに改変してあるのを通ったのは貸切の時以来かも。普段ちまちまと回っている箇所が大きなオフセットになっていて大胆に加速できるのはすっごく気持ちよかったです。


途中結構厳しいUターンがあったのですが、これも貸切のときに最後は通れた、というよいイメージを思い出して通ったら、コース案内の時は何度も足が出たのに、ちゃんと通れるようになってうれしかったな。


でも、厳しいUターンの2個目は、直スラみたいに強く短くアクセルを開けてその勢いで反対側にバイクを倒して小さく回るんだろうなと思いつつ、対面通行の嵐のバリアブルの中では飛び出すのが怖くてアクセルが開けられず、千鳥的に通ってしまったのが悔いが残ります。これが私の課題なのに!


自由練習で2速で地道に練習したこと、バイクとの間に生まれた信頼関係は1速でもちゃんと残っていて、アクセルさえ勇気を出して短く強く開けられれば、その後肩の力を抜いてバイクを倒せるということがわかったのが大きかったです。


中級だと周りのスピードにつられて気持ちよくアクセルを開けてしまい、フォームとかいろいろ飛んでいってしまうことが多いのですが、オフセットのような基本レイアウトであれば、かなり自分の上限に近いスピードで走っても以前に比べて肘が落ちなくなった(意識しないでも懐の広さを保てるようになった)と思います。またひとつ、練習の目的が手段に変わったことを感じてうれしかったなぁ。


今は練習が楽しくて仕方ないです。


にほんブログ村 バイクブログ ライディングテクニック・スクールへ(ランキングに参加しています。もしお気に召したら1クリックいただけると幸甚です)