10/11(日)D杯JAPAN大会@トミン

D杯JAPAN大会。認定大会デビューからちょうど1周年です。
節目の大会でようやく認定大会120%切りを達成することができました。


119.76% NLクラス5/16位 総合130/162位


決して会心の走りではありませんでしたが、調子が悪いなりに120%を切れるようにまとめられるようになったことが成長ポイントだと思いました。



※コース図はJAGEのWEBサイトからいただきました。


第1ヒート。
初めてのサーキットでのウォームアップに完全に萎縮。
全部1速で走ろうと思ったけれどさすがにマシンがかわいそうなので直線を折り返したあたりで2速にUP。曲がらない(涙)マシンがどこにいくかわからない。1速より上のギアをほとんど使ったことがないので何度も「N」に入れて気づかず走り続けよけいマシンを痛めつけてしまいました。


いつものごとく練習の時のように乗れていなくて走りこみたいのに、サーキットを走らなきゃいけないと思うと怖くてなかなか走れない。


出走前の8の字も、大会恒例の「やっぱりフルロックターンができません」。
練習会では「いかにフルロックを維持するか」「ただフルロックターンをするだけじゃなくていかにバンクを深くして速く回るか」「いかにフルロック回転からアクセルをはやくあけはじめるか」の練習をしているので、フルロックにならないとどうしようもない。


前回のD杯では、びびってバンクが足りないからフルロックにならないんだ、ととにかくバンク重視で走ったところ、スピードが落としきれずコース内で全く小回りができなかったので、「落とすべきところは落とす」ことが大事だと学習。今回はしっかりブレーキを使って確実に小回りすればなんとかなるだろうと諦める。


出走。大きな8の字が終わってコーススラに飛び込んだはいいが出口がもう1つ隣のシマだと勘違いしていて、大きな矢印の看板に突っ込みそうになり、急ブレーキ。なんとか立て直したものの、小さな8の字も「8の字GPを思い出せ!」と自分に言い聞かせたのにうまくいかず、得意のオフセットも覇気がなく、直線から外周にいたってはサーキットでのウォームアップを思い出して怖くなり、タイヤバリアの前でアクセルを戻すどころかご丁寧にフロントブレーキまでかけてしまうありさま。


アダチは確実に右回転2つが決まり、危なげなく脱出。その後の単発の回転も、後半にバイクが起きてしまったけれどまあ今までの大会よりは無難に決まる。タイムの読み上げはよく聞こえなかったけれど、多分2分台ではない。


正直なところ、全然いい走りではなかった。 先生にも「バイク寝てない。堅い。オフセットも元気がない。アクセルオフがはやい。全体的に遅い。外周からのオフセットへの進入が怖くない?当たり前だよあんなにのろのろ走ってたら」と言われる。よかったのはアダチだけかな。


早々に出たリザルトをみると59秒台後半。NLクラスでは生タイム56秒台が3人もいるのになんと情けない!!!A級が走り終わっても暫定タイム比は121%台の平凡なタイム。


もう全くうまく走れる気がせず、自分の走りだけでなく環境にもブチブチ文句を言っていたら先生に牽制されたので、とりあえず口だけでも「気持ちを入れ替えて頑張る」と言ってみる。


第1ヒートのクラストップタイムまで3.5秒。コーススラでオーバーランしたところで1秒、外周でブレーキかけちゃったところをノーブレーキで行って1秒、アダチの通り方を変えて前半は引っ掛けることにして1秒、あとの0.5秒は・・・気合で詰める!


第2ヒート前のウォームアップは相変わらずダメダメ。さすがに「パイロンがなくなった後のところを走るのが怖くてウォームアップコースに出て行けない」ということはなくなったけれど、全然バイクが寝ていないのが自分でも分かる。バイクを倒すのではなくて、上半身だけ平行移動してインに入れて無理やりバイクを回しているのが分かる。


自分のダメさ加減に呆然として、こんなじゃなくて8の字やりたいよ・・・と思いながら入れ替え部分のところでボーっとしていると、出走順がとっくに回ってきていたらしく、NL某選手の旦那様が呼びにきてくださった。しかしサーキットじゃ逆走しちゃまずいよなとおもい、焦る気持ちをおさえて1周。長い!!!!!!


8の字エリアに行くと私よりも後ろの出走順の人たちが8の字に入っていて、「やっちまった。あとで謝ってまわろう」と思い、とりあえず途中に割り込ませてもらって8の字をほんのちょっとやって出走。


とりあえず小回りは意識せずバンク角を深くして走ろう、と思い、三角コーナーの部分も頑張ってパーシャルで回って、外周は怖かったけれどタイヤバリアの前ではなんとかアクセルオフだけで耐え、アダチは第1ヒートと変えた回り方も無難にこなす。ここまでで3秒縮まっているはず。あと0.5秒!


最後のコーススラが終わってパイロン3本立っているところを、第1ヒートとは進入の角度を変えて1本目のパイロンによりすぎず、3本ほとんどまっすぐに走れるように・・・と思ったのだけれど、進入の瞬間にブーツを擦ってびっくりして車体を起こしてしまい、アクセルオンはとめられなかったので2本目のパイロンに突っ込む!


なんとかギリギリでよけたものの、その後はリズムを取り戻せずにアクセルも開けられずゴールまでパーシャルとリアブレーキでいってしまった・・・。


HMS出身者なのに直スラで(しかもVTRで)失敗するなんて穴があったら入りたいわ・・・。


読み上げは56秒5なんとか。3秒3くらいUPしたけど第1ヒートのクラストップタイムには及ばず。うなだれて帰る。同じクラスの人がはじめて走って出せるタイムに、2本走っても及ばなかった。情けない・・・。


よかったところ。


3箇所くらい途中ブーツを擦ったので、「リーンアウトでもいいからとにかく寝かせて走れ!」といわれた師匠の指示には忠実に、第1ヒートの反省は生かせたと思う。


ここでタイムを詰める!と思った3箇所(オーバーランしたところ、チキってブレーキかけたところ、アダチで安全策をとったところ)は確実に修正して詰められたと思う。


大会のタイムアタックではまともにフルロックで回転やフリーターンができたことがないのに、とりあえず全ての270度以上のターンではそれができたのもまあ評価できる。今後は調子が悪くてむりやりフルロックにするのであっても、せめて後半でバイクを起こさずに脱出につなげていけるくらいにはなりたい。


D杯のときは、周りに制約がない場所での単発の回転で、進入時の速度作りが全くできず猛省し、その後の練習会では「周りの景色を見てスピードを決めてないか?制約があって狭いからなんとなくスピードを落として、その速度が回転にたまたまあってるんじゃないか?何度も同じコースで走りこんで体が覚えたポイントでアクセルオフしてないか?どこにパイロンがあっても、どんな速度からでもアプローチの瞬間に同じ速度、同じバンク角でアプローチできるように考えてスピードを落としているか?」ということを意識して練習してきたけれど、その成果は出たように思う。


アダチは第1ヒート、第2ヒートともに思い描いたラインで危なげなく通過できたのは、これは唯一自信を持って「よかった!」といえる。「安全策で回転、ができるようになったんだなぁ」と感慨深かった。


走りそのものはよくなかったけれど、競技的には、第1ヒートでできたことをほぼ全部踏襲した上で、第1ヒートの反省を生かしてミスしたところはミスしない、ミスしなかったところはさらに攻める、ということができたのでよかったかな。


自分はわりと大会に強い(というか練習でびびりすぎ?)なのか、練習会のベストタイムと大会のタイム比がほとんど変わらないタイプなのだけれど、最近はだんだんそれが乖離してきた。練習でできることが大会でできない。大会朝の限られたウォームアップでどれだけ練習会の日の好調時に戻せるのか、何をやれば戻せるのか、というのを模索していかないと。まあ「朝イチの走り」のレベルの底をあげていかなきゃいけないんだけど。


ジムカーナタイムアタック、特に大会のタイムアタックで好きなところは、学生時代のペーパーテストと一緒で、出走前にどんなに不調でうまく走れる気がしなくても、出走した瞬間にカチっと自分の中でスイッチが入って一気に集中して、練習のときは「目的」だった一つ一つのコーナーが全てゴールに辿りつくまでの「手段」になって、次々にコース図上の次のセクションの風景が頭に浮かんでくる、練習以上のことができる気がする!という精神状態になれるところ。


最近はイマイチこの集中の精度が悪くて、前日の練習ではじめてできるようになったことまで同じようにやろうとして考えすぎてしまうので、悪あがきをするのは8の字まででおしまい、スタートラインに立ったらきちんと気持ちを切り替えて楽しく、アグレッシブに走れるようにしたいな。


ま、とりあえず悲願の、ここ数ヶ月言い続けてきた「次の大会こそ120%をきります!」が公式戦でもようやく、本当にようやく達成できたので、自分におめでとう!次はもっと順位もタイム比も上を目指す!


最後になりましたが、出走順でご迷惑をかけてしまった皆様ごめんなさい。いくら自分の調子が悪くても周りに迷惑かけないように気をつけます。呼びにきてくださったNL某選手の旦那様、「全然気にしなくていいよー」といってくださったNLの皆様、ありがとうございました。サーキットを走るのにびびりまくっていた私に色々教えてくれた某マーシャルの方ありがとうございました。


あと、お世話になっている東北の人たちの走りを見られたのもうれしかったし(MCやペナでリザルトは皆さん本調子じゃなかったけど、普段あんなに狭いコースでちまちま走っていて、練習できる期間も短いし機会も少ないのに、アケアケの今回のコースでも速かった!かっこよかった!)チームメイトや練習仲間がいっぱい入賞したのが本当にうれしかった!前回のD杯では自分も含めてみんな調子が悪かったので、今回は表彰式でいっぱいチームジャージが見られてとってもうれしかった〜。


総じて、楽しい大会でした。終わってみれば大会はいつも楽しいよね。次の最終戦も頑張って120%きるぞー!


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