休暇願い

都内の私大の試験日程などとにらめっこしながら
5日連続休暇の日程を考える。


7月半ばに5営業日連続休暇をとって、そこで教習の日程を消化したいのだが
いかんせん教習予約はいっぱい、予約も2時限しかもてないので
休みをとったはいいがまったく乗れないということも考えられる。


まあでもとりあえず、
休みをとるということは上司に伝えておかなくては
いけないので、相談。


どっかいくの?といわれて
どこもいきません
というとバカにされたので
「教習所に通います!」と思わず宣言。


あれ、車の免許は1年目にとってなかったっけ?といわれる。
(学生時代にとれなくて入社後も必死に通っていたのだ・・・)
「バイクです!」
というと、へえ、そんな趣味があったの?と目を丸くされる。
「ちょっと事情があってこれから趣味にするんです。」


怪訝な顔をされるが
絵に描いたような東大→某エリートメガバンク銀行員(本社企画)
→出向先で30代半ばにして課長
というその上司も、実は昔はバイク乗りだったということがそのとき判明。


私がローキック一発で太腿折ることもできそうな
その華奢でいかにも文科系なカラダつきからは想像もできず
疑って奇声をあげてしまう。


むっとして免許証を見せる上司。たしかに・・・。
人は見かけによらないものだ。


しかし、彼いわく
「若気の至りだね。もう怖くて乗れないよ。ちょっとでも怖いなら
やめたほうがいい、ホント死ぬよ」とのこと。


もうありとあらゆる恐怖は想定しつくしてあるので
脅されてもあまり動じない私。


「車の免許のときはスムーズにとれたの?」
「他人の倍は優にのりました」
「マニュアル?」
「オートマです(胸を張って)」
「それ絶対やめたほうがいいよ。お母さんには言ってあるの?」
「勿論内緒です。親はバイクの後ろに乗っただけでも勘当だって常々言ってますから。
まあ人一倍怖がりの私がそんなことするなんて思ってませんけど」
「じゃあキミのお母さんのためをおもって休暇は却下ね」
「そんな・・・」


まあ休暇の却下は嘘だろうが
経験者の話をきいて、やはり怖いものなんだなぁと思う。
しかし挑戦の意気が萎えないのがわれながら不思議だ。