教習所6日目〜5時限目再々々履修〜


今日は朝20分早く家を出て、自転車で教習所へ。
朝の空いている時間帯だから自転車で15分。
20時40分からのキャンセル待ちを申し込み、
歩いて最寄り駅へ。そして出社。
元気だなぁ私。



今日は仕事の締め切り日だったがなんとか19時半には終わらせて
目論見どおり20時40分からの教習を受けることができた。


コースに出ている2輪の生徒は3人。
前回夜の教習を受けたときには、走っている人が少なすぎて
転んでも誰も気づいてくれなくてひたすら不安だったが、
腰を痛めて背水の陣でのぞんで転ばなくなったので
人が少ないのは嬉しいことでしかない。
夜だとランプも見やすいし。


今日も複数での教習だったが前回学習していたので
今日は教官のすぐ後ろを走った。
もう一人の教習生は多分学生の女の子で
一本橋をやるのははじめて、という話だから
私がやっている項目の1時間目、といったところだろうか。


教習が始まる前、教官に、
スラロームのアクセルをあけるところがわかりませんというと
「無理だよ」といわれた。
「アクセルあけてブレーキ踏んで、とかって器用なことは
多分できないよ。サードでやってみな。アクセルあけなくても速いから」
といわれて、びびりながらもうなずく。


外周を3周くらいしたあと、1階に降りて、
四輪用のS字を3速で、走り抜ける練習を何度もした。
最初は怖くてクラッチを握ってしまっていて何度も怒られた。
だってクラッチ握らないとどうやって走り抜けていいかわからないんだもん。
速すぎて。
外周を回っているときはギアが違ってもマシンへの抵抗の違いを感じるだけで
走っているときのスピードに差は感じないけれど、
こういう細かいコースを走るときには2速と3速でもともとの速度が
全然違うことにびっくりする。


しかし、おっかなびっくりクラッチを握らずにやっていると、
自分が思ったよりももっと車体を傾けても大丈夫だということ
車体を傾ければ速いスピードでも小さい半径で回れるということが
わかってきた。


テキストに書いてあったのはこういうことだったのか。


小さい半径を回るためにはいつも速度をぎりぎりまで落として、
倒れないためにどうするか、を考えるだけで
速いまま回るってことを考えたことがなかった。


あとは、低速で、クラッチレバーを握ったまま惰性走行で小回りをする練習も
何度もやった。こっちのほうが怖い。
低速で倒れそうになって足をつきたくなったとき、
足をつくんじゃなくて半クラッチにしてアクセルを回して立て直すんだ、
と何度も言われて、たしかにアクセルを回すと車体が立ち上がる感覚が
ちょっとだけわかる。
でも耐え切れずに1回転倒してしまった。
右折のときのハンドル操作がどうしても急になってしまって
倒れちゃうんだよね。クランクでもそうだったけど。
くそう。今まで2時間連続で一度も転倒しなかったのに!


何度かやって、2階にあがって、実際バイク用のS字やスラローム
回ってみる。
1階の広いスペースでは「できるようになった!」とおもった
3速でのS字通過は、
バイク用のS字になった途端あまりの速度の違いにびっくりして
思わず前ブレーキを使ってしまってふっとびそうになる。
スラロームでもまったく制御不能になってパイロンに突っ込むところだった。


小回りができないのは
スキーもバイクもおなじ・・・。
怖がりだからしっかり曲がりきったことを確認するまで加重の移動ができなくて
切り替えが遅くなる、これは私が10年以上スキーやっててもまだできないんだから
バイクでできないのははっきりいって当たり前だ(苦笑)。


教官に、1階では練習してできてたんだから思い出せ、と
叱咤されて、何度かやっているとS字はなんとか感覚を思い出す。


スラロームも、そうか、速すぎるんだからリアブレーキ使っていいんだ、
ということを思い出してからは、バイクだけ先に走っていってしまって
カラダがおいていかれる(これもスキーのタイムトライアルのときとおなじ・・・)
ということがだんだんなくなってきた。


2速だとアクセルあけてブレーキ踏んで、というのにくわえてハンドル操作と
加重切り替えをしなきゃいけないけど3速だと、そのアクセル操作がなくなるから
少し気持ちに余裕ができるんだ。


1個先のパイロン見て、というのもようやくできるようになった気がする。
最後の1回のスラロームはなかなかうまくいった。


Aコースを一人で走る、というのもうまくいったし。車が少なかったから
出口の確認とかをあんまりしないで走ることだけに集中してしまったのが
反省点。


無我夢中でスラロームを回っていたら、Aコースを走りきる前に
教習時間が終わっていた。


一本橋は相変わらず安定してできるし、クランクも問題なく通れるし
スラロームもコツをつかんだから、今日こそはハンコをもらえるだろう。


と思っていたのだが
待合室まで帰る道すがら、教官からクランクが危ない、とダメ出しされる。
コース取りに余裕がなくて内側のパイロンに接触しそうになってるんだってさ。
言われてはじめて気づいた。曲がるのが速すぎるってことだよね。
気をつけよう。


教習原簿を渡されながら、壁にぶつかってるからね、壁を打破しないとね
といわれてびっくり。あれ、今日打破したつもりだったんですけど・・・。


まだこの時間ハンコもらえないの?!
今までは「ダメだろう」と思っていて、というかこんなに怖いまま次に進まれても
困る、と思っている状態で、予想通りハンコをもらえない、
というのが当たり前だったので
今日のように、今日こそは!と思ってハンコをもらえないのが初めてで
ちょっとショック。


やっぱり1階で転倒したのがまずかったのかなぁ。


これだけできてもダメっていつになったらシミュレータに進めるんだろう。
シミュレータって毎時間やってるわけじゃないから下手したら
ハンコもらっても予約とれなくて来週平日休みとったのがムダになるんじゃないの?


本当にこれは前途多難だ。


そして疲れた体に鞭打って、教習所から家まで、
だらだらとした上り坂を自転車で上って帰るのは大変しんどく
一気にブルーになった一日だった・・・。