教習所15日目〜2段階7時限目〜

9:40からのキャンセル待ちをしようと8:20頃自転車で
教習所に行くと、運良く8:40からのコマが空いていたので
すかさず乗車。


いよいよ見きわめまであと1時間を残すのみ。
昨日シミュレータにのったとはいえ
実車に乗るのは水曜以来、3日も間が空くのは初めて。
しかもシミュレータですらさんざんひっくり返って
ほとんどまっすぐ進んでいなかったので
不安このうえない。


エンジンかけて発進する前にいきなりエンスト。
予想通りだ。
まあ昨日、自分の家の四輪動かして
AT車なのにエンストさせたからね。さもありなん。


今日の課題は「高度なバランス走行」というやつで、
教習所の隅っこの石が埋め込んである「不整地」や
大型二輪の人たちの検定項目にある「波状路
(地面に寝かせたはしごみたいなもの)
を"体験"してみるという時間だ。


今日も男の子と2人での複数教習だが、
指導員が「キミが一番、キミは二番ね」と順番をつけてくれたので
(私は1番)
気が楽だった。


初めて「立ち姿勢」というものに挑戦。
普段自転車でやってるのとは大分違い(あたりまえか)
ニーグリップじゃなくてタンクを内腿で挟んで、
肘と膝は軽く曲げて、ショックを吸収するわけだが、
私はスキーを10年以上やってるけど
本当に不器用でこの「ショック吸収」ってやつができない。
コブ斜面なんぞいくと、1個目のコブで必ずふっとばされる。

どんなスポーツやっても、しばらくやると
下半身は安定しているって褒められるんだけど
安定しているだけで器用な動きが全くできないんだよね(笑)。
ただどっしり構えているだけ・・・。


大体、26年間の人生において
「新しく挑戦するもの」がサラっとできたためしはないので
憂鬱だったのだけれど、
まあ何度か見よう見真似でやってみると、とりあえず不整地は
転倒することなしに通ることができた。


ステップの上に立ち上がると、下手するとギアとかリアブレーキとかを
触っちゃうので怖い。速度調節も立ち姿勢でフロントブレーキなんぞ使ったら
転倒間違いなしなので、できないし。


今度は波状路
半クラッチのままで、(高等テクニックになると切ったりつないだり
するらしいが・・・)乗るときだけアクセルをちょっと開けて
すぐに戻す、というのをリズミカルにやって通過するのだが、
私はこの「リズミカルに」っつーやつも苦手である。
だからスラロームが苦手なんだけどね。
とりあえずは半クラッチで、アクセル操作は何もせずに
通過することだけに集中してみる。


教官は立ち姿勢のまま低速で左折して狭路に入っていくが
そんなことできないっちゅーねん。
せっかく立ち姿勢をつくっていたのに曲がる瞬間に座ってしまい、
立ったり座ったり忙しい。
最初は立ち姿勢も怪しいものだったが、
何回かやっているうちに、タンクを内腿で挟んで
安定させる感覚がわかってきて、肘や膝に力をいれなくても
よくなった。


まあ「体験程度」ということもあり、
立ち姿勢がきちんとできていて、あんまり高速でなく
ふらつかずに通過できるようになると、「OK」といわれた。
アクセル開けてないけどね・・・。
でも、1時間で課題にOKもらえることなんてそうそうないので、感動。


んで、今日の課題はこれくらいで、1Fから2Fにあがって
検定用の2コースを走ってみる。
1Fから2Fへのスロープをあがりきると、が、
かなりきつい左カーブで外周に入っていかなくてはいけないので
いつも大回りになって対向車線にはみだしそうになるのだが
本を買って、「低速Uターンのコツ」みたいなのを読んでいたので
それを思い出して、
クラッチを切らずにリアブレーキで速度調節して、
しっかり車体を寝かせて曲がると、いつもよりも小回りできた。
うん、ちょっと成長!!!


で、検定用の2コースは、昨日白地図にコース図をうつして、
さらに過程を全部言葉で書き出して(いつもBlog上でやってるやつね)
暇さえあればイメージトレーニングしていたので
−−頭の中でコース図をイメージして、目を閉じて道順をなぞっていると、
多分はたからみたら「セザール」のCMの熊みたいになってるとおもう−−
1回教官のあとについて走ると、
これならいける、という自信が出てきた。


前回法規走行のときには、どうせ「ちょっと不安です・・・」とかっていっても
一人でいかされるんだろうとタカをくくって、日本人らしく
謙虚に微妙な顔をしてみせたら
指導員が先導してしまい、
「Cコース覚えてないから」とハンコがもらえなかったという
悲しい思い出があるので
今回は「大丈夫です!!」と力強く言ってみる。


で、私が先頭で走るが、なんとかコースは全部覚えていて、
ところどころ優先判断に危なっかしいところがあったものの、なんとか
一人で走って戻ってくることができた。


よし。今日は3日ぶりの乗車だったけれど
かなりうまく走れたと思う。
いつも駐車スペースに入れるところで、
「今日はダメだった・・・」と思うとしょんぼり、
ギアをニュートラルにするのを忘れたり、方向指示器出しっぱなしで
エンジン切っちゃったりするのだが、
今日はわりとご機嫌だったので
駐車も余裕たっぷり。現金だ(笑)。


ヘルメットを脱いで待合室まで歩いている途中、
今の時間後ろを走っていた男の子が話し掛けてきた。


「よくコース覚えてましたね」
ん? と振り返ると、昨日シミュレータで一緒にやってた男の子だった。
体格がよく、操作がうまくて危険回避もうまくて
「自分は止まりますよ」
とかってしっかり自己主張してた子(というか同い年くらいか少し上かもしれない)だ。

シミュレータではひっくりかえって「ごめんなさ〜い!」を連発する私のことは
きっと苦い思いで見られていただろうなと思っていただけに
「昨日覚えたんですか? 自分が先頭で2コース走らされてたら
何もできませんでしたよ」
といわれてすごく嬉しかった!!!


やっぱり私は運動能力で勝負できないだけに頭で勝負するしかないのか(笑)!


「次はいつ乗るんですか?」
「1時間おいて10:40からです」
「あ、じゃあ同じですね」


ということで、見きわめの時間も一緒。
教習やってて、たまに女の子と複数教習になると、原簿がかえってくるまでのあいだ
「すみません前で転んじゃってご迷惑おかけしました〜」とかって
話すことはあっても、教習が一緒に進んでいる人と話すのははじめてだったので
嬉しかった。


私だけ落ちたらカッコ悪いし、見きわめ頑張るぞ!