TMM初級@桶川4

午後の感想その2

で、Uターンができないままに休憩に入る。雨がひどくなってきた。ちょうど正面で赤ゼッケンの人たちが練習している。格好いい。はじめて桶川にきたとき、入門クラスの休憩時間に、コーススラロームでぐおんと加速したあと猫を撫でるみたいに(イメージ)小さく曲がってまた加速していく上級の人たちを観て、ぼーっと口をあけてみたことを思い出す。あの時はもう観ただけで凄いことをやっているとわかったが、今やっている練習はパイロンなしの直線スラロームみたいな走り方で、それでもやっぱりすごい。・・・って今リンク先観てみたら

「考えてみたらアクセルオフで、ほとんど立ったまま曲がろうとするからいけないんですよね。オフにするだけじゃなくて、そのときちゃんと寝かせれば曲がるのか、と休み時間中に上級クラスの人たちがスラロームやってるのを見てあっと思いました。」

って書いてるよ(汗)。あっと思ったくせに綺麗に記憶から消し去って今回のスクールでまた、あっと思ってしまった・・・。

で、はじめて自分の雨具を身に付ける。前回はレンタルしたから。新しい傘をはじめて使う幼稚園児のように、雨なのに結構嬉しい♪

で、ワインディングコースに移動。前回のTMMのときもCクラスがこっちのコースに移動した途端に雨が酷くなったんだよなぁ。

そして相変わらずコースが覚えられない私。3周ほど先導について走って、「コース、不安な人?」とイントラさんが声をかけたとき、勢いよく「はいっ!!」と手をあげたら私しかいなくて、「うそぉ?!」という顔をしたらイントラさん3人に爆笑された。その後2周、みんなで先導について走る。必死にコースを覚える。ちゃんとサインがあるのだから、行きたい方向を先に見る、ということができていれば記憶しなくても平気なはずなのに・・・。ここでまた「不安な人?」といわれるが意地で「大丈夫ですっ!!!」という顔をする。前回は独りで先導してもらったのだが・・・。

で、1周目。自分が遅いので、少し早めにスタートしたら前の人に追いついてしまって、しかも前の人がコースを間違えたのについていってしまった。不覚。自分でコース見てるつもりだったのに!!幸いにして前の人が遅い状態でショートカットする方向にコースを間違えたので特に危険なことにはならず。しかし、スタート地点に戻ったときに「すみません!!やっぱりコース間違えました!」と大声でイントラさんに報告したところ、チーフのイントラさん(前回のTMMのとき、「コース覚えられません」という私独りを先導して走ってくれた人)に「またか!!!」と突っ込まれた。ごめんなさい・・・。

やはり、先導について走った後、「先の情報がとれてないからだよ」と指摘される。顔だけは向けているつもりなんだけど意識は思いっきり足元にあるんだろうな。きっと相当うつろな目で先を見てるに違いない。

まあでもなんとかコースは覚えた。この頃にはもう雨はかなりひどくなっていて、スタート地点に並んでいるときなんか前の車両のマフラーからあがる水蒸気と自分の吐く息でもうあたり真っ白。せっかくの使いやすいグローブを外したくなくて雨用のグローブを使わなかったので、手もぐっしょり。でも、初着用の雨具は快適だし、なにより走れるのが楽しくて仕方ない♪♪♪

楽しいな、と思って走るとうまくなるのかなぁ。

つい30分前にあれほどてこずったUターンも、なんかできる!! おっ、と思ってちょっとスピードあげても、ちゃんと曲がれる!パイロンの手前で減速終わって、曲がった後にすぐアクセル開けるのもできる!(ちょっとだけど!!)

前回のTMMではじめてコース走ったときには、「Uターンだ!」と思ったらギリギリまで速度落として、指でつついたら倒れそうなスピードで走っていたので相当自分でハンドル切らないと曲がれなかったけれど、今回は「楽し〜♪」と思って調子に・・・いや、スピードに乗ったままだったから、失速して倒れる怖さがなくてうまく曲がれてるみたい、と思いながらますます楽しくなる。

コース後半は半径の小さいカーブが3回くらい連続で、ここは怖いのだけれど、「先見て、先見て、」とつぶやき、怖いからってアクセル閉じると多分失速して倒れるので「アクセルは閉じずにリアブレーキを踏む!!」と呟きながら(つまりほとんど喋りっぱなし)がんばってみる。

大体私程度のスピードで、あの程度しかバイク倒さないんじゃ、雨だろうが晴れだろうが大差あるわけがない、と思っている上に、惚れたホーネットくんの超頼もしい&カッコいいリアタイヤへの盲目的な信頼も加わって、濡れてる路面への恐怖心というのは全然ない。

途中で一回休憩をとったとき、イントラさんに、「そろそろライン取りとかちょっと考えて走ってみようか」と説明を受けて、ふんふんなるほど、と思いながら走ると、うまくできたときには、目の前のパイロンを超えることにいっぱいいっぱいにならないから、先の方も向きやすい。感心することしきり。

途中2回、イントラさんが後ろをついて走ってくれたけれど、「アクセルもちゃんとあいてるしUターンもできてるし、午前中と見違えるくらい綺麗に走れるようになったね」と褒めてもらえた。わーい。

このイントラさんは、私のボロボロだった左Uターンの支点のところにいた人で、最後のほうは何のアドバイスもくれずに黙ってみていただけなので(まあ貰ったアドバイスを何度やっても実行できなかったのだから仕方ないけど)本当にびっくりしたという顔をしていたのが印象的だった。

あと、アクセルちゃんと開けられてる、といわれたのが何より嬉しかった。ここ数回のスクールでずっと目標にしていたことで、この課題のときも特に、パイロン間が狭いところでもちゃんと(私なりに)アクセル開けてブレーキ踏もう、と心掛けて走っていたので。

注意されたことは、まだ曲がる方向に体全体を向けられていないってことと、あとは小さいカーブの連続のときにまだ不安定で、体とバイクがバラバラだよ、ってこと。「小さいカーブのところ、怖いです」と言うと、「それはニーグリップができてないから、意識するともっと怖くなくなるよ」といわれ、全くニーグリップのことを忘れていたので次に意識して走ってみると、方向転換するときにもバイクが安定して怖くないし、回転半径がずっと小さくおさまるから、コース外に飛び出しそうな恐怖もなくなって、ひたすら「イントラさんって凄い〜!!」と感動。

まあそんなわけで最後はひたすら楽しい楽しいと思いながら終わった。「ニーグリップ意識してね」といわれた後は2周しか走れなかったので、次に練習にいくときに最初から意識したらもっと色んな課題がスムーズにできるかな、と思うと楽しみ〜♪