12時間目(2段階6/7)

前の時間、シミュレータの調子がよかったので気分よかったのですが、最後に二人乗りのビデオを観て、ああもう次のバイク乗りの彼氏を見つけない限りタンデムすることはないのかなぁ、せっかくグラブバーつけてもらったのに2回しか乗らなかったなあ、などとどんどん切なくなってきたところで終了。次は実車教習。


ヘルメットと、例の貰ったばかりのグローブをを取り出そうとロッカーを開けると、まさにグローブの前の持ち主からのメールが。斜め読みして、どうみてもハッピーになるような内容ではなかったのでテンションは最低に。


もうねえ、酷いものでしたよ。教習。乗ったのが、方向指示器の、ライダーに見える側のランプが切れてしまっている車輛だったのに、何か違和感を感じつつそれに気づかないくらい。何度も「そこで合図出したらダメだよ」とかいわれて、自分は出してるつもりないのになんで?!と思ってパニックに。


クランクではクラッチ切るの忘れ、S字では3速に入れてしまってバイクにロデオのように振り回され。CB750の3速ってあの小さいスペースで体験するとめっちゃ怖いですね・・・。


他の大型車も体験しよう、ということで交代で一瞬だけVFRに乗ったのですが、乗った瞬間に立ちゴケ。おそらく所内で1台の練習用VFRだろうに、申し訳ないことを・・・。1速のはずなのにぐんぐん進んでいくバイクにやはり振り回され。もうニーグリップなんか頭から消えてました。


急制動をすべきコースでもぼーっと2速のまま進んでしまうし。波状路では力尽きて途中で座っちゃうし。


で、一本橋だけは「そうそう、落ちないってイメージしなきゃ!」と思って、「落ちない、落ちない」とつぶやきつつなんとか10秒ぎりぎりで降りきってほっと息をついたところで


「serenadeさん、何か忘れてない?」
「え? ニーグリップしたし断続クラッチも使ったし・・・あ、踏み切りとS字と急制動忘れました」


というわけでほとんどまともにコースの練習ができずに終わった一時間でした。それでも「serenadeさん次見きわめね」といわれてしまいましたが。


学習したこと。


車の運転のときは、多少放心しているくらいが力が抜けて視野が広くなってよかったけれど、バイクは乗り手の技術があまりにも未熟な上に、精神状態の不安が、ものすごく伝わってしまう乗り物みたい。


もし私が将来バイクを手に入れたとしても、精神が不安定なときには自分のためにもバイクのためにも乗らないようにしようと。