1/28(土)HMS初級@桶川5

本日の日記「2」の中で「コース案内のときが一番いい走り」と書きましたが、それについて少し考えました。


「一番いい走り」といっても、コース案内についていくときにはライン取りなんかは全然考えずに走っているわけで、その後同じコースを何度も走って習熟度が上がった時の方がよくなっている部分もあります。


しかし、仮に公道を走ることを考えたら、どこにどういうふうに障害物があるか分かっている数十メートルの区間を何度も何度も繰り返して走ることなどないわけで、それよりも「初めて通る道を、出来る限り先の情報を取ろうと努力し、予測して安全なラインを通る練習」や、「ある程度流れに乗って走っているときに、かえって危険になるほどに速度を落とすことなく曲がる方法を身に付ける練習」ができているコース案内の時のほうが、身のある練習ができているように思うのです。


そう考えると、何度も繰り返してコースの様子を覚えてきた段階でも、惰性で走ったり、めくらめっぽう(って使っちゃいけない言葉?)「さっきはここでこう走ってダメだったから今度はもう少し内側を」という走り方をするのではなくて、「ここから見える情報を総合するとこの先にはああいうカーブがありそうだからここを走ったほうが後が楽になるに違いない、ほらやっぱりさっきより楽だった」、という走り方をしたほうがよさそうです。


あとは、曲がり方についても、ただひたすら「本日のコース」をクリアするために結果オーライな曲がり方をするのではなくて、自分の恐怖心とか「こんなのできない」と思う気持ちに向かい合ってちょっと頑張って、積極的に、バイクを傾けて曲がる練習をしたほうがいいんだろうな。先輩方のおっしゃる、「練習のための練習ではなくて、自分の『引出しを増やす』ための練習」っていうのの入口はそういうことなのかも。そうすると「コース案内のときが一番いい走り」という情けない練習にはならなくなっていくと思われ。


自分はスクールで習ったことを公道での走りにすぐ生かせるという環境にはないがゆえに、気を抜くとすぐに目標を見失って「練習のための練習」になってしまいそうです。今はただバイクに触れられることが嬉しくてたまらないけれど、回数を重ねて週末バイクに乗るのがあたりまえになったときに、目標を見失わないように、頑張ります。ま、今は頭でぐちゃぐちゃ考えて御託を並べるよりもとにかくバイクに乗る、走る、ことが大事なんですけどね!!