08/19(土)HMS初級@桶川

イントラさんはK島さんとT田さん。きっちり20人受講生がいるのにイントラさん二人なんて珍しい。車輌はCB400の3番。


■オフセット
午前中は、初級に参加し始めた頃によくあった、オフセット⇒折り返し⇒直パイ⇒縦長のオフセット⇒ブレーキング(前半はただ戻ってくるだけ)のパターン。最近は暫くお目にかかっていなかったので懐かしい!


まず、何の指示もなしに、15分走る。いつかの平日に指摘された、リーンアウトにならないように、というのと、ブレーキをかけると同時くらいに次のパイロンに視線を送る、というのを意識して走る。


全員の走りを見ていたイントラさんが、休憩を挟んだ後、「皆さん旋廻速度を落としすぎているようなので、旋廻速度を保ってまわるために、オフセットをノーブレーキで回る練習をしましょう、パイロンとパイロンの真中くらいでアクセルを戻してください」と指示を出してくれる。


旋廻速度を保って回る、というのはここのところずっと課題なので、この練習やってもらえると嬉しい。この練習をすると、めっちゃ膨らむか、傾けすぎて怖いくらいに傾けないと曲がれないくらい、自分のぎりぎりのスピードでパイロンに突っ込める(?)のになぁ。


次に、パイロンとパイロンの真中でアクセルを戻すと、旋廻速度が足りなくなって傾けられない人は、アクセルを開けるまでの時間が短いんです、がばっと開けましょう、という指示が出る。


ほうほう、なるほど、オフセットでもそんなに短くがばっとあけるのね、と納得し、今までと同じ量のアクセルを、半分までの地点で開けるようにする。おお、これはできた。今までよりも景色が流れるスピードが速いぞ。いいかんじ。


じゃあ今度はブレーキを使ってみましょう、といわれる。・・・ノーブレーキのときと同じところまでしかアクセルが開けられません・・・。


アクセルの遊びがとれてないからなのか、と思い、回っている間に遊びをとることを意識すると、今までとタイミングが違うので、後輪の向きが変わる前にアクセルが開いてしまい、うまくいかない。これはでも、回数をかさねるうちに、後輪の向きが変わった瞬間に空けられるようになりそうだ。要練習。


今思ったのだけれど、アクセルの握り方が悪いのかなぁ?あけすぎるのが怖くて手前を握りすぎているんだろうか。どうせたいしたスピードは出ないんだから、次回はもうちょっと奥のほうを握って、いつもの調子であけてみようかな。「不本意ながらアクセルあけすぎちゃった」という状態が作れるかもしれない。


■直パイ
直パイは、5メートル間隔くらいかな? 前回に引き続き3速でやってみると、前に進んでいくかんじ。これでブレーキを使わずにとおる練習をすると2速のときに思い切ってアクセルを開けられるのだと思うけれど、つい怖くてブレーキを踏んでしまう。


でも、3速でやると随分、リズムよく通れるようになってきた。アクセルをあけるときにもほんのちょっとだけ「ぶおん」という音がするようになったし。T田イントラに、「慣れてきたらもう少し次の倒し込みを早くしていきましょう」といわれて、次の周回で頑張ってみる。それまで「寝かす⇒起こす⇒一呼吸⇒寝かす⇒起こす⇒一呼吸」だったのを、「寝かす⇒起こす⇒寝かす」にしてみようとするが、3本目くらいで絶叫しながら破綻。T田イントラに「いや、でも前半はよかったよ」と慰められる(^^;)


寝かせ方が足りないから前に進んでいっちゃってパイロンに突っ込んじゃうんだな。次回こそはブレーキの力を借りずに寝かせてとおる練習をしよう!


午前中最後の1周で、一回だけ2速にしてやってみると、3速で「前に進んでいくかんじ」に慣れてきたので、アクセルをあけてぐっと前に進んで次のパイロンに近づくのが怖くなくなったかも。珍しく直パイがいいかんじで終われて嬉しかった♪


■新コース

※@sushiさん、お借りしたテンプレートとおなじものとは思えないほどにセンスのない画像にしてしまって本当にごめんなさい。美術の成績はクラスで下から10本の指に入りました。


午後は、新コース。午前中新コースでHDSをやっていたので、また市街地だけだったらどうしよう、と思いながら凹んでいたのだけれど、新コースは空間がいっぱいあって余計なものが目に入らないから、なんだか気が楽になった。


スタートしてすぐのUターンも、「これはUターンじゃなくてオフセット。たまたま次のパイロンが結構手前にあるだけ」と言い聞かせて、じわじわとブレーキの量を減らしていく練習をする。


ブレーキの量を減らせば減らすほど、上手に通れるんだよねえ。バリアブルと違って、膨らんでもその先には何もないと思うと気楽で、もうちょっとブレーキ減らしてみようかな、と思える。バリアブルだってパイロンで規制されているだけで、実際通っている幅は大してかわらないはずなんだけどなぁ・・・。気持ちの問題とはかくも大きいものか。


地面に書かれた定常円を半周する、っていうのをはじめてやったんだけど、一体どれくらいのスピードで通っていいのかさっぱりわからない。バリアブルの初級レイアウトで、スタート直後外周をぐるーっと回るときもおなじく、いったいどれくらいで通っていいのかさっぱりわからない。


オフセットのときよりはちょっとアクセル開けてるかなってくらいで、でもリアブレーキ踏んじゃったりしているので、多分はたからみたらものすごーく遅いんだろうと思う。


オフセットの最後に、直パイっぽいパイロンが1本おいてあって、前回の私がうちのめされた市街地コースのUターンの前にもこういう直パイっぽいのがあったなぁと思い出す。もちろんそのときよりもパイロン間の間隔もひろいし、そのむこうにもいっぱい空間があいているから気楽に、直パイのときみたいに短くえいっとアクセルをあけて、勢いで左側に倒すっていうのをやってみると、できた!!ちっちゃくまわれた!!


そのあとの直パイは、6メートルくらいなのかなぁ?午前中より大分広かったので、なるべくスピードが落ちないように、前に進むように意識して通ってみる。今後直パイは「前に進むように」が課題だなぁ。


■バリアブル
慣熟走行でゆっくり走りながら、なんか今日は上手に通れるぞ?とワクワクする。UターンもS字も、いつもは低速でふらふらするのになんか上手に通れる。これはもしかしたら普通に走っても通れるのでは?と思ってニヤリとしながら走り出した1周目。


やっぱり同じところで同じだけブレーキをかけてしまいましたorz 慣熟走行の時よりもスピードが落ちているってことだよね。


新コースで、直パイの切り返しっぽいアクセルをあけたところ勢いで反対側に倒せたのを思い出して、外周からUターンに入るところで、いつもは入口の切り返すところを無視して、もっと手前で減速して、手前から直線を作るようにまっすぐ入るのだけれど、今日はコースどおりに入って、切り返すようにアクセルを開けてみるようにする。


直線の距離が長いと、加速する距離がいっぱいとれるといわれるが
怖がりでブレーキのかけすぎが課題の私としては、目標までの直線が長いとそれだけ手前からブレーキをかけてしまうわけで。


加速ポイントが遅くなり、目標までの距離が短くなったために、いつもと同じようにアクセルをあけたら、Uターンのところでちょっと速度が残るようになった!

速度がない状態でUターンに入る⇒バイクを傾けるのが怖いから大回りになる&内側に倒れたときに足をつきたいからなんとなくニーグリップが緩くなってしまう⇒ニーグリップが緩くなるとバイクを操作するために上半身に力が入りハンドルをおさえつけてしまう⇒余計ハンドルが切れずに大回りになる⇒後輪の向きが変わるのが遅くなり、アクセルを開けられないうちに次のS字の入口に入る⇒速度がない状態でS字に入る・・・


という悪循環が、ほんのちょっと、速度が残っただけで改善されるのが肌でわかって、嬉しい。


この感触を踏まえて、自分で意識してコントロールして、ブレーキの量を調整できればいいんだけれど、まだそこまではいかず。でも確実に先週よりは目指したラインに近く、UターンとS字を通れるようになったと思う。


あとは、S字を出た後の小さいオフセットの連続で、アクセルあける量をふやすのが課題。「後輪の向きが変わったのを感じてからアクセルを開ける」のが徐々に体にしみついてきたのはいいけれど、あける量が全然増えていないので、むしろバリアブルのコースレイアウトすらいまいち覚えられていなかった頃よりも遅くなっている・・・。


途中、何度かセルフチェックのためにフロントブレーキに触らずにおなじだけアクセルをあけて通ってみると、リアブレーキだけでも全く問題なく通れる速度であることが判明する。リアブレーキだけで通れる速度なのにむりやりフロントブレーキかけてふらふらしながらまわってたらそりゃ遅いよ。


それに気づくと、一生懸命「フロントブレーキに触らないと膨らんじゃうような速度」を出そうとするのだがなかなかうまくいかず。


結局やっぱりブレーキかけすぎ、アクセルあけなさすぎ、が問題。私は生涯で出した最高速が60km/h@桶川なので、バリアブルの中の直線でたった15km/hしか出せなかったとしても、あのこちゃこちゃしたコースで最高速の1/4を出して走っていることになり、アクセルを開けるのに勇気が必要なのも仕方ないかなーなんて思うのだけれど。


しかしそんなことをいっていてはいつまでもバイク乗りになれないので、まあ、スキーだって10年間停滞していたけれど10年目にはようやく進歩が見られたし、スキーが年10日×10年=100日で成長できたのだからバイクは月3回練習するとして1年に36回、なんだあきらめずに努力していれば3年足らずで開眼がやってくるかもしれないんじゃん、いや、まかりまちがって10年かかったとしてもまだ私37歳じゃん、などと自らを励まし来週もバイクに乗りにいくserenadeなのでした。