11/18(土)HMS初級@桶川

イントラさんはT田さん・S田さん・Y田さん。
相性の悪いCB4003号車。(キーが回らない。クラッチがものすごーく遠くで繋がるので指がつりそうになる)
今日はひたすらフォーム矯正の一日。

■午前中の練習
左 4.5m間隔の直スラ20本超
右 9m間隔の直スラ20本弱
⇒加減速/目標からの制動練習


■午後の練習
4.5?5?mの直スラ⇒オフセット
・中腰で3周
・直スラのみ1速〜4速でそれぞれ1周ずつ
バリアブル(初級基本)


なんだか慣熟走行からうまくいかない一日。相変わらず左足の位置はきまらず、下半身は全然バイクと一体になっておらず、「あっ肘が落ちてる」「あっグリップこんなに根本からまっすぐ握っちゃだめじゃん」「えーとお臍を進行方向に向けて・・・」と色々思い出すのに、何一つうまくできなくて、相変わらず行き先は肩の上から見ているし、慣熟走行の大きなUターンですら人の1.5倍くらいの半径で回ってしまう。


自信なさげな顔で課題に望むと、運がいいのか悪いのか、今日は直スラDayらしい。初級では4.5mの直スラを20本近くも練習できることはそうそうないので、怖くてもこっちで練習したほうがいいんだろうなぁと思って挑戦するものの、全然バイクを倒せなくて、ほとんどまっすぐアイドリングで縫って進むことしかできず。


幅の広い方に戻って、3速、4速で走ってバイクを傾けて曲がる感覚をつかんで4.5mの方に戻るが、途端に全くバイクが倒せなくなる。狭い方でも3速、4速で練習してみると、アクセルあけなくてもみにょーんとバイクが起きてくるので、相対的に傾ける量は増やせるけれど・・・と悩みながら走っていると、Y田イントラに呼ばれる。


いつも見ていてどうしても直したかった、と力説されて、腰がくだけてリーンアウトのなりそこないになっているのを絶対に今直したほうがいい、そのためには幅の広い方で練習したほうがよい、と言われる。


なんとなくほっとして幅の広い方に戻って、何度も走る。走るたびにちゃんとY田イントラが見ていて「まだまだ」「頭も一緒に傾いたらダメ」「左旋廻はよくなってきた」「右旋廻がまだ逃げてる」と毎回教えてくれる。


ただ、自分としては何かを意識して変えたわけではなくて「怖がらずにバイクと一緒に傾こう」と漠然と思っているだけなので、何が原因で左がよくなったのか、何をなおせば右が直るのか分からず、困った顔で何度も走って、思い切って「どうすれば右旋廻で体が逃げなくなるのかわからないんですけど・・・」と聞いてみると、「もっと上体を、肩から内側に入れてごらん」といわれる。


怖かったけれど、傾くときに体を内側に放り投げるように、というかハンドルにぶら下がるような気持ちで上体を思い切って中に入れると、「よし、随分逃げなくなってきた」といわれる。うっそこんなに内側に入らないとリーンウィズにならないんだ?!


しかも単純な連続運動だから、上体を内側に入れることだけに注意を集中できるけど、これが細かいセッティングとかになって、キレイなライディングフォームを前提として他のことに注意を集中しなければいけなくなったら走れないなぁ。これが無意識にできるようにならなきゃいけないんだよね〜とひたすらぶつぶつつぶやきながら、何度も何度も9m間隔の直スラを走っているうちに午前中終了。


相変わらず左足の乗せる場所は全然決まらなくて、最近は毎回、午前中が終わる頃には股関節が痛くてまっすぐ歩けないくらいだったのに今日は全然痛くない。全然ニーグリップできてないんだなぁ・・・。

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午後も直スラ。午前中はバリアブルを背にして2本の直スラだったけれど、今回は入口を背にした左側。T田さんは「午前中の狭い方と間隔は同じです」と言っていたけどホントかな?5mになってない???


私と同じように、恐怖心からよけいバイク「だけ」寝かせちゃっている人が多いとのことで、「初級ではあまりやらないんだけれど」と前置きして、中腰で走る練習をする。パイロン1本おきでいいのでステップにしっかり荷重して、反対に切り返すときにしっかり蹴り出して乗り換えてください、という指示がある。


自分は立ち姿勢を作れたことに感動するくらい低レベルなので、曲がれるかどうかはなはだ怪しかったが、やってみると「ああこれってスキーの内側ターンと一緒だぁ〜♪♪」と思う。内足を引いて外足が前に走る。ステップを地面にむかって押し付けて、外足の膝が斜め前からタンクにかぶさって・・・と、頭ではイメージできるんだけど、こんなへっぴり腰ではなかなか思うようにいかず。でもイメージしたとおりにオフセットで曲がれたときには嬉しかったなぁ。


中腰練習が終わった後、直スラはTイントラの指示で、1速〜4速までそれぞれ1周ずつ走ってみる。


直スラは、1速でも一応走りきることができた。もしかしたら午前中の練習で、バイクと一緒に倒れる感覚がちょっと身についたのかな?自分は3速、4速が一番走りやすい。適度な量でアクセルを開けてバイクを起こすことに腐心せず、バイクを倒すことだけに集中できるから。ブレーキさえ踏まなければ、思い切って内足を踏んでも、思い切って外足を叩き込んでも、起き上がり小法師のようにバイクがみにょんみにょんと起きてくるのが楽しくて。なぜこれがギア落とすと突然できなくなるかなぁ・・・。


オフセットは別途、「直線を長く取るのではなくて、あえて寝かせる時間を長くして、旋廻から次の旋廻へ、直立している時間をとらずにすぐに切り替えて走ってみましょう」という指示がある。T田イントラだとわりとこの練習、多い。今日はフォームの矯正をしているので、この練習がすごく嬉しい。


午前中練習したように、上体を回転半径の内側におもいきって放り投げるようにして〜と意識しながら走っていると、T田イントラに「右旋廻は肩が逃げなくなった。左がまだ逃げるね」といわれる。「あれ?午前中は右がどうやってもダメで、右ばっかり練習していたんですけど・・・」と思わず言うと、「じゃあ練習の成果が出てきたんだ」といわれ、俄然やる気になる。よーし。


そうやって練習しているうちに、かつて2速で走っていた頃の最後の方みたいに、オフセットパイロンでちゃんと「傾けて回れている」というかんじがしてきた。多分私の「傾けて回れている」っていうのは自分が地面と近くなっていて、でもバイクが安定していて絶対倒れないって安心感をもちながらパイロンを回れているときの感覚なんだろうな。


実際は腰がくだけてバイクだけ地面に押し付けているときのほうがバイクは倒れているのかもしれないけれど、自分が全然地面に近づいていないから「全然傾けられない」って気がするんだ。きっと。


左足については諦めて、つま先もかかともしっかり車体に密着している状態で落ち着かせることにする。400の車体の形状と自分のシューズの形状から、土踏まずをステップに乗せて、つま先もかかとも車体に密着するような位置を探すと、どうしてもつま先のほうが開いてしまう。右足のほうは問題なくつま先もかかとも車体に密着させた上で、つま先のほうが内側に入っているので、上から見るとハの字ではなくて足先が平行になっているんだけど・・・。でもこれでも左足の親指とかかとを結ぶ線でバイクをしっかりホールドできればもういいや。と、開き直ると、左足全体がバイクに触れているので安心感が戻ってきた。

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次はバリアブル。なんか初級バリアブル走るのすっごい久しぶりな気がする、なんでだろう?と思ったら、今月桶川に来るのはもう5回目なのに、中級だったりバラ1だったりマリだったり、で、初級バリアブルを走るのは、ほんの数周しか走れなかった10月末のレディスの時以来だったのね。


これがまた・・・。


久しぶりに走ると、なんか違う。今までここでなんであんなにスピード落としてたんだろう?って思うくらいにスピード落とさずに入っていけるし、すっごくきついUターンだと思ってたところが普通のオフセットに見えるし・・・。


多分ここはそんなに減速しなくても通れるはず、って感じているのに、つい惰性で、今までとおなじようにブレーキをかけてしまうのを抑えるのに苦心した。ただしS字の入口は相変わらず中途半端。パイロンに近づいてぐっと速度を落としてパイロンにはりつくようにくるっと回りたいのに、なんとなく通過してしまってこればっかりは「久しぶりにやってみたらできるようになってた」っていう夢を見るのは甘いなぁと思った。


今日一日練習した、上体が逃げないようにすること、が小さい切り返しになったときにおろそかになって「いつもの曲がり方」をしてしまわないように、終始気をつけて走って、本日の練習は終了。練習開始時よりは調子よく終われてよかったー。


次回の練習でも引き続き、「怖いときこそバイクと一緒に傾く」ことを意識して走ろう!