01/12(金)HMS中級@桶川

今日も好天。水曜の平日中級は4名だった、といううわさをきいてワクワクしながらきてみると、今日は15人・・・みんな仕事しようよ・・・(オマエモナ)上級も7人くらいいて、初級も10人くらい、平日とは思えないほどににぎやかでした。


イントラさんはT田さんとM川さん。ホワイトボードを見て思わずガッツポーズ。初級が珍しくNイントラの担当でした。休憩時間に初級の人が「70km/hからの急制動とかやったの初めてです!」と興奮しながら話していました。中級は40〜60km/hでしたが・・・

■午前中のメニュー
4.5m/9m間隔の直パイ→オフセット→Uターンして5mの直パイ→縦長め、横狭めのオフセット→ブレーキング


■午後のメニュー
・中級バリアブル変形(S字からオフセットに向かうところにZターン風のパイロンが立っている)
・市街地+新コース


■午前中の練習
今日は朝から、「うわ人数多い」「うわみんな上手な人だ」という緊張感があってか、全然乗れませんでした。1ヶ月以上ぶりに乗った火曜のほうがずっと上手に乗れたのになぁ。あまり間をおかずにくると、前回走ったときの午後3時半くらいの走りが頭に残っているから、車庫前でのUターンでハンドルが切れなかったりするとどんどん焦って「こんなはずじゃない?!」と思ってドツボにはまっていく気がします。


午前中はずっと、バリアブルを背にしての「オフセット→直パイ→オフセット→オフセット」ゾーンでの練習。往路の半分が2列に分かれて狭い直パイと広い直パイになっています。


直パイは相変わらず惨憺たるもので、4.5mのほうは3速、4速で走ってみたり2速で走ってみたり色々やってみるのですが、どうしても体が外に逃げながらむりやりハンドル切って通っているのがよくわかります。


午前中の最後にT田イントラにアドバイスをいただきました。
「オフセットはだいぶ体が逃げなくなったけど、直パイは体が逃げているというか、『とりあえずよけよっかなー』ってハンドルを切って通っているかんじ」
ええ、まさに、おっしゃるとおりです。


スタンドをかけた状態で、立ち上がってみて、といわれて言われるがままに立ち上がり、次に少し前方に向かって立ち上がってみて、と言われて、「前方に向かって立ち上がったほうが内腿に力も入るし、安定するでしょ。アクセル開けるときにそれやってみて」といわれました。


あと、「体重移動の際に、そんなに体を先に中に入れることは考えなくていいから、荷重した足から蹴りだすようにして反対側の足に体重移動してみて」と。これは立ち姿勢での直パイの時に習ったんだけどなぁ。立ち姿勢だとハンドルに頼れないから頑張るんだけど座っているとどうしてもハンドルに頼ってしまう。次回走行するときには慣熟走行のときに2速にあげてこれの練習してみようっと。


オフセットは、相変わらず上半身の力を抜くことと体が遅れないようにすることにプラスして、さらに火曜日に習ったように「膝を落とす」ようにして体重をかけることを考えて走っていたら、なんだかどんどん地面が近くなってきました。


走りはじめで体が動かないのに、バイクだけが寝るので怖くてアクセルいっぱいあけてあわてて起こすのですが、あけすぎるとタイヤがねじれるような感覚でバネのように起き上がって、さらに前方に飛んでいきます。怖い。


なんだか今日は、バイクはそこそこ寝るのですが、懐を広くしてハンドルが切れていくのを「待つ」ことがあまりできなかったです。最後のほうでハンドルを押さえてしまっているのが自分でわかりました。一進一退ナリ。


ブレーキングは、最初の3本は40km/hから片手で。前回の午前中全部ブレーキングに費やしたときと違って、やっぱりいきなり最初から片手でやると下半身が安定してなくて全然上手に止まれません。片手でのブレーキング練習って3度目か4度目くらいなのですが、ようやくエンストの衝撃に気をとられずに下半身に集中することができるようになってきました。ホント、何をやるにも私は時間がかかるなぁ。


途中から目標制動に変わりましたが、ブレーキが早すぎるということがよくわかりました。T田イントラから、「コーススラロームでも同じことをやっているかもしれないね」といわれ、あっと思いました。馬鹿だな私、頭の中でそれがリンクしたことなかったです!!目標制動の練習で集中して、体にブレーキのタイミングを覚えこませることができればコーススラロームのUターン前に失速しすぎて回れないこともなくなるのかな。


目標制動で今度はブレーキのタイミングを遅らせて、「あっぎりぎりかも!」と思うとリアばっかり踏んでしまうということもわかりました。もっとフロント握らないとだめですねー。中級にくるとブレーキング練習だけでもすっごく勉強になって毎周アドバイスがもらえるし、面白いです。

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■バリアブル
3連続Uターンからの普通のバリアブルの中、S字を出てオフセットに向かう間に縦にパイロンが2本並んでいて、Zターンみたいになっています。2本のパイロンの間は6〜7mあるはずなので、直パイなら余裕で通れるはずなのですが、むずかしい・・・。普段直パイや、細かい市街地コースは2速で走っているので、こういう細かいところを1速で走るの苦手です。1箇所だけ2速にギアチェンジするわけにもいかないしね。


まあここに限らず3連続Uターンも昨日ほどうまくいきません。上級の人が走るのを見ていたら、2個目から3個目に向かうところですごく早く切り返しているのがわかったので、前回T田イントラに教わったとおりだ〜と感動しました。今までは走るのにいっぱいいっぱいすぎて、3つのUターンのパイロン間の距離が違うのにも気づいていませんでした。


3個目のUターンは正面からバイクがすっとんでくるので、以前は萎縮してしまってふらふら通っていたのですが、『パイロンに近づかないように遠くから回り込んで失速して傾けられなくなって結局膨らむ』よりも、パイロンの近くをおもいきって回ったほうが対向車線に近づかずに回りきれる可能性が高いとわかったので、ここだけは頑張れるようになりました。


ここでリアブレーキを踏みながら回っても失速ゴケしないために、2個目を回ったら思い切って直パイみたいに短くアクセルを多めにあけて、まっすぐ進む時間を作らず、躊躇せずに踏み替えてパイロンの近くを回る・・・これだけは次回走るときも忘れないようにしたいです。


M川イントラに、「急激にバイクが寝るようになったので、地面がどんどん近づいてきて怖いです」と訴えたところ、後ろに乗せてコース外をいっぱい走ってくれました。たぶんハンドルをおさえつけているからバイクが起き上がらずに円を描くように地面に近くなっていくのだろう、最後におさえつけずに引き込む、切り増すようにするとバイクが立ち上がるよ、といわれて、納得いくまで後部座席から肩越しにハンドルを見させてもらいました。


前回は不安なくUターンや小さいターンができたのは、切り増すまではいかなくても最後までハンドルを押さえつけずに「待つ」ことができていたからで、今日うまく走れない、待ちきれない、バイクが起きてこなくて怖い、と思っているのは、旋回のはじめでは力が抜けているけれど、最後に焦ってハンドルをおさえてしまっているからなんだなぁ。


午前中のオフセットではアクセルを開ければバイクが起きてごまかせたけれど、コーススラロームのタイトなところだと、回りきっていないところでアクセルをあけると変な方向に行ってしまうから結局回りきるまでハンドルを押さえたままで、だから怖かったのね。わかったからといって言われたことがすぐにできるようにはならないけれど・・・。


M川イントラにタンデムのままコースも走ってもらうと、変形のZターンの部分のラインどりがわかって、直パイと違って1本目のすぐ裏につくように入ると余裕が出るんだな、とかオフセット部分でこんなにパイロンの近くを通るんだな、とかわかって、次が走りやすくなりました。Zターン部分は特に、それまでは2本のパイロンの真ん中を通っていて、アクセルを開けると1速で細かいところを走りなれていない私はそのまま順番待ちの列に突っ込んでしまうのでアイドリングでよろよろと2本目を回っていたのですが、ラインのお手本を見せてもらってすごく走りやすくなりました。


以前はイントラさんの後ろに乗せてもらうと、加減速のGに振り回されるのはもちろんですが、パイロンを回るときに奈落の底に落ちていくような感覚に震え上がったのですが、最近はちょっと自分のバイクも寝るようになったからか、「奈落の底に落ちていく」感覚はありませんでした。それがちょっとうれしかった。


でも、載せてもらって実感したことなのですが、イントラさんのバイクは、パイロンを回り終わった時にはまっすぐ立ち上がって次にむかって加速できる体勢になっているけれど私のバイクはパイロンを回り終わっても寝っぱなし。だから今の自分の走り方だと、コース走行しているほとんどの時間傾いています。以前は、バイクが立っている時間は長かったけれどパイロンを回るときに寝かせられなくてハンドルを切って大回りしていました。傾けられるようになったのは多分いいことなので、次はどうやったらパイロンを回り終わったときにバイクが立っている状態にもっていけるのか、練習しないと!!!!


そうそう、M川イントラにタンデムしてもらった後、今の課題を確認するために2速で走ってみたら、といわれて2速で走ったら、怖すぎました。エンブレきかないからとまらないし、あわててブレーキ踏みすぎるとエンストしそうになるし、あわてて起こそうとアクセル開けても起きないし!!!バリアブルは1速がいいや・・・。


あと、T田イントラには、午前中直パイでアドバイスしたときのようアクセルをあけるときに前方に向かって立ち上がるようにしてみて、といわれました。直パイのときはそれでもやはり目の前に次々に現れるパイロンをよけるのに精一杯でどうしていいかあまりわからなかったのですが、コース走行中の長い直線でやってみると、上半身をいっぱい動かさなくても体がバイクに遅れないや・・・とびっくり。


クラウチングスタートの足を支える機械に両足のっけているようなかんじ? 減速のときにステップを踏み込んでGに対抗することができるようになるといいね、そのためにはつま先閉じなきゃね、というのは浜名湖のイントラさんに聞いたのですが、加速のときにステップ使って前に押しだすなんて体の使い方、初めて知りました。目から鱗。走っているときに足の裏でステップに力を加えるというのを実際できたのも初めての経験。


T田イントラには最後の方でもう一個アドバイスを貰いました。今は減速から倒しこみが2挙動になってるよね、と。「加速→減速→倒す→加速→減速→倒す・・・ってなってるでしょ」と。いやまったくそのとおりです。そのとおりのリズムでやってます。


これを、パイロン間の距離が短いところでは減速と倒しこみを同時に、減速しながら体を先行させていく、まっすぐの時間を作らない、そのためには加速の時に、さっきアドバイスしたように前に向かって立ち上がるように力を加えていく・・・と。決してスピード出しているわけじゃないのにこっちのお尻は浮きっぱなし。


タンデムしてもらったら、「ニ挙動」と「一挙動」は本当にまったくの別物で、でもこういう説明をしてもらったのもはじめてだったので、ああ中級の練習に参加させてもらえてよかったなぁとしみじみ思いました。


T田イントラにあたったときは、一日通して、セクションは違っても、連続した基礎練習コースで練習した動作・操作がコース走行でも生きるんだよっていうのがよくわかってすごく面白いです。

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■市街地+新コース
さてさて、私の苦手な市街地+新コース。市街地は規制パイロンゼロ、Uターンもなく、この私が1速でアクセルあけっぱなしで走れるレイアウト、新コースは距離の長いオフセットですが、パイロンが数本しかなく間隔がゆるいので、パイロンの裏につかなくてもいくらでも走れてしまうレイアウト。


スピードが出るレイアウトだとあっという間に後ろに追いつかれてしまうので、今日は、小さく回るとかよりも、必死に速く走ることばかり考えていました。1速でここまでフロントブレーキ使ったの初めてです。でも、多分私の旋回速度は遅いです。これだけ設定がゆるいのだからこんなにスピード落とさなくても絶対回れるってわかっているのですが、体にしみついた「1速でパイロン回るときにはこの速度」っていうところまで落としてしまって・・・。3速とかで練習すればよかったのかな。


新コース通ってきて、帰りの市街地では、1速でアクセル一定、リアブレーキと体の動きで通過することを心がけました。それでもどんどん前に離される、後ろに追いつかれる・・・。


あと、疲れてくるとスピードにおいていかれないために上半身ばっかりハンドルの上に乗り出してしまいます。ちょっとしか加速していないときもいっぱい加速しているときも同じように「すんごい加速している」かのようなフォームをとってしまうのは、M川イントラにも、他の受講生の方にも指摘されました。


M川イントラは「疲れてくるとそうなるけど、裏を返せば集中しているときは速度に応じた上半身の動きができているってことだからね」とフォローしてくださいましたが。や・・・優しい!!!M川さんだいすき!


ちなみにスキーでも、スピードと斜度が怖くて、最初は後傾で置いていかれていたのですが、ある日突然、「前に体を投げ出したほうが怖くない」ということを、本当に突然体で実感して、以来、ゆるい斜度でも、すごくきつい斜面ですべるときのように上体を前にかぶせてすべるようになってしまい、よく注意されるのですが、これはバイクとまったく同じ、極度の怖がりゆえの悪癖です。大は小を兼ねないのです。


このコースを走っているあいだは、とにかく速く走らなきゃ、と思って疲労がものすごくて、何度も自主休憩しました。自主休憩している間にM川さんに「じゃあ次のステップに進むための宿題を出しましょうか」といわれ、姿勢を正すと「腿の裏の筋肉って痛くなったことありますか?」と。えっまったく痛くなったことありません!というと、「腿の裏とふくらはぎ、そこが痛くなるような力の使い方をしてみてください」・・・「えっ・・・どうすれば?!」と絶句すると、「それが宿題です」


私が思考停止していると、M川さんが教えてくれたのは、結局T田さんの「加速のときに前に立ち上がるようにステップに力を加えてみて」というアドバイスと中身は同じことでした。加速のGに堪えるためには、内腿や腹筋だけでなくて、(さっきバリアブルを走っているときに頭に浮かんだのとおなじように)クラウチングスタートの機械を後ろに押すようにステップを後ろに押す力で体の軸を支えなきゃいけないんだって。


「ほら、私とかNイントラとかが時々人目につかないところで遊んでるようにみえるでしょう」、とM川さんにいわれて、当方いたってまじめに「いや、めちゃめちゃ人目についてます」と突っ込んでしまいましたが、とにかくそれはそういう、どんな無茶な走り方をしても軸がぶれないための練習をしているのだそうです。


それにしても、今日まったくはじめてもらったアドバイスなのに、T田イントラとM川イントラに奇しくも、違う表現で同じことを言われるっていうのは・・・イントラさんってすごい。

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しかしとにかく今日は疲れました。走行距離は58km。イントラさんの後ろに乗せてもらっていた時間が長かったので、他の人は60km以上走っていると思いますが。火曜に走っていたときほど乗れている感覚はなかったですが、その分イントラさんに色々教えてもらえて充実した練習でした。


普段あまり練習後に上半身が疲れることってないのですが、今日は、最後に「速く走らなきゃ」って思ったからかめちゃめちゃ疲労していて、給油のときに「もう十分」ってところでガソリン缶を持ち上げられず、タンクから派手にあふれさせてしまいました。ごめんなさい。