はじめてのレース観戦

06/24に日光で行われた雑誌主催のレースの250ccクラスに友人が出るので応援にいってきました。


彼女は私より身長が10cmくらい小さくて、バイク歴もほとんど私と変わらなくて、でもものすごーーーーーく練習熱心で、いつも少しずつ私の前を行って新たな挑戦をする姿を見せてくれていて私の目標でしたが、あるときから羽が生えたみたいにどんどん先へ行ってしまったすごくカッコいいライダーです。


出走直後のトラブルで、ほとんど走らないうちに次のライダーに交代した彼女が、義務感や責任感で潰れないで、笑顔を見せながら「走らなきゃ」じゃなくて「走りたい」と言っているのをみて、本当にカッコいいなと思いました。


そして数十分前の恐怖がまだ体に、視界に、色濃く残っているであろうにも関わらずラスト10分を走り抜き、有言実行でチェッカーを受けて落ち着いてピットに戻ってくるのを観て、えらい陳腐な言葉ですが、感激しました。


チームメイトの二人のライダーさんが、バイクの世界では大大大先輩なのに彼女のことをお姫様扱い(!)して彼女の体や精神状態を過度に気遣うことなく、信頼して送りだすところも、でもいざ自分たちが走るとなると彼女の分を取り戻すべく気合の入った走りを見せてくれるところも、カッコいいなーと思いました。

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耐久レースって初めて見たのですが、1時間半も高速で走ってるのを素人の私が観てるだけってつまらないんじゃないかと思っていた予想をおおいに裏切り、素人が見てもめちゃめちゃ面白かったです。


みんな同じように走っているように見えても、上手い人たちって本当に素人がはじめてみても上手いんですね。ギアチェンジのタイミングの違いとかラインの違いとか、無駄なくコーナーに入っていってどのバイクよりも先に立ち上がって滑らかに加速に移っていく様子とか、観ていて全然飽きませんでした。


1位になった女性ライダーのみのチームのライダーさんがめっちゃ美人でフォトジェニックで、ツナギの上半身を無造作に脱いでTシャツ姿で歩いているのもカッコよかったし。


時間と戦いながら華麗にバイクを直してしまうメカニックさんの技もカッコよかったし。


速く走るバイク、まっすぐ走るバイクもカッコいいって初めて知ったし。


スズメバチのように華麗かつテクニカルにすっとんでいくベスパに度肝を抜かれた原付のレースも、R1とスポーツスターが混走するレースも、どれもすごく面白くて目が離せなかったし。


サーキットにいかなきゃ知らなかったバイクの世界の魅力をまたひとつ、垣間見ることができました。


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