08/04(土)HMS中級@桶川

週末中級デビュー。半年前に、平日の10人ちょっとののんびり中級に何回か出たことはあっても、週末のそれとは雰囲気も参加者の装備も違うので、緊張。


朝イチは初級バリアブル。でもちょっと外周からコース内に入るときの角度が初級のときよりもきつい。午後は市街地コースと、スピードの乗るオフセットで、コース自体は初級のときとあまり変わらず、「通れない」ようなセッティングはなかったため、気楽。でも細かいセッティングのときのほうがあまりスピードの差が出ないのになぁとないものねだりしてみたり。


さてさて浜名湖のお土産はまだ忘れてないかな、と思って朝イチバリアブルを走ってみると、忘れてなかった! 1速で走るようになって以来、バリアブルでフロントブレーキ使って走れたことなんて一度もなかったのに、Uターンも、オフセットも、悲壮な決意を持って思い切ってフロントブレーキに指をかける、のではなくてごく自然にフロントブレーキを使わないと曲がれないスピードで進入して、フロントブレーキを使って曲がれていた。


最初のUターンに入る角度がきついために、一回アクセルをあけて閉じてそっからまたあけてすぐUターン、だったので減速をうまく吸収して、その後躊躇せずにUターンに必要な適量の速度を作らなくてはいけないのが難しかったけれど、何度か走るうちにフロントがつかえるくらいの速度を作れるようになってきた。


K島イントラが追走する前に、「ブレーキをかける、バイクが減速する、1テンポ遅れて上半身がガクンと前に飛び出す、というようなことがないように気をつけて」とアドバイスをくれた。前回初級レディスに出て750に乗ったときに、やはり初級バリアブルを走ってK島イントラに「今の走りではお釣りを貰いすぎているので2速で走ったほうがいいかも」といわれたので、多分それを踏まえてのアドバイスだったのだと思う。


浜名湖のイントラさんたちも最高だけど、桶川のイントラさんたちは、自分がずっと引きずっていて試行錯誤しているけれどまだ克服できない課題なのか、今日一日だけ調子が悪くてできない課題なのか、ちゃんと観て分かってくれてアドバイスをくれるから、ホームにかえってきた〜〜〜ってかんじがする。


それはさておき、K島イントラに言われたことはまさに浜名湖で練習してきたところだったから、ここで言われたような走りをしてしまったら浜名湖で走った意味がないと思い、かなり緊張して、丁寧に早め早めに減速のフォームを作るように心掛けて走った。で、順番待ちの列に戻ってきて、ドキドキしながら横を見て「どうでしたか?」と上目遣いでK島さんの様子をうかがうと(笑)「遅れなくなってきています!」といわれて、心の中でガッツポーズ。


「今は、減速して、傾ける準備に入って、曲がる、という風にそれぞれのステップが独立しているけれど、次は減速しながら旋廻に入る準備をするようにしていきましょう」といわれて、よし、頑張る!と思う。


午前中は早めにあがって、午後は市街地。市街地を1速で走るのは苦手で、以前は市街地と新コースの組み合わせであれば市街地は2速、新コースは1速で走り、最近は「アクセルをあけたりとじたりしなきゃいいのか」と思ってアクセル開けっ放しでリアブレーキで調整して市街地を走るようになっていた。しかし前回の貸切でYイントラに「キレイに切り返してひらひら走れているけれど、ブレーキを全然使えていないのでこれ以上の速度、これ以上の排気量では走れない、頭打ちだよ」といわれたので、ここも浜名湖で習得?した減速のフォームをきちんとすばやく作ることを意識すれば加速・減速つかって1速らしい走り方ができるはず!と意気込む。


なかなか短い直線を見つけて加速減速するのは勇気が要って、1個のコーナーのようにして走ったり、直線の連続だと考えて加減速して走ったり、中途半端だなぁと思いながら走る。1個のコーナーのようにして走る、といってもアクセルを多めにあけて一定にして、積極的に倒して走り抜けるならいいけれど、手前でアクセルを閉じて惰性で通り抜けるだけなのでこれではいかん。


ただし、途中におかれた変則直パイは躊躇わずに1速のまま(シフトアップせずに)通りぬけられたし、減速Gを吸収するのにいっぱいいっぱいではなく、きちんと余裕をもってラインを作れたので、変則直パイのあとに深いコーナーがあっても失速して足をついたり、オーバーランしたりしないでそのまま通りぬけられたのが嬉しかった。


Uターンは2箇所あったが、市街地の緑地1個分をそのまま利用したUターンは、ちょうど自分の気持ちよい旋廻半径なので、思い切ってアクセルをあけて、失速ゴケをおそれずにフロントブレーキつかってきちんと寝かせて旋廻できるのだけれど、1車線の真中にパイロンがおかれているUターンは、どうも他の人に比べて相当大回りをしているようだ。なんでだろう、と思って「あ、オーバースピードなのか?」と思ってもっときっちり減速すると、「いつもならこんなに減速したらすぐに失速して倒れる」と思ってびくびくものだったのに、ちゃんとバイクの向きが変わるまでスピードが残っていて、パイロンに寄って回れるようになっていた。


おー私もちゃんとアクセル開けられるようになったなぁ、と思って走っていたが、K島イントラに追走されて


「今は、次のパイロンまでの距離をみて、最終的にここまであけよう、と決めてあけていると思います。この後は、短い直線であっても直線全て、アクセル全開にするつもりで走ってください。全開にするんだけど、『ああもうブレーキポイントがきたからブレーキかけなきゃ』ってかんじで。」


とのアドバイスを貰った。たしかに、最終的にここまであけよう、と決めた開度に達したらすぐアクセルを戻して減速しているところがあるので、言われたとおりにやってみると、当たり前だがそれまでと同じラインで曲がれない。しかしブレーキポイントを早くしてしまったら同じなので、同じブレーキポイントで、より強いブレーキを短い間にかけろってことだよね、と思って取り組んでいると、Tイントラに、「アクセルは頑張って開けてもらっているけれど、曲がる時にハンドルにものすごく力が入っているので、力を抜いて曲がれるようになるといいですねっ」といわれた。そうか。より強いブレーキをより短い間に、といっても上半身ガチガチでブレーキングしてたらまたbefore浜名湖になっちゃうよね。と思ったところでコース移動。


かなりスピードの乗る直線とUターンの連続で、ここも右旋廻は気持ちよい半径でキレイに倒して回れている(気がする)のだけれど、左旋廻は、どれだけふくらんでもいいレイアウトだけに、つい、スピードの乗った状態から傾けて旋廻するのではなく、必要以上に減速してハンドルをおさえつけて大回りになってしまう。けれども、回りきったところからアクセルをあけて立て直すタイミングはちゃんとつかめて、バイクが暴れたりせずに素直に立ち上がって加速にうつることができたと思うし、私にしては直線頑張ってアクセルを開けられたと思うので、まあ頑張ったかな。


単純なオフセットは、初級と中級の違いを一番感じるところで、曲がる時のスピードの落ち方が全然違うので前の人にぐんぐん離される。もっともっと高いスピードのまま、でもブレーキをきちんと使ってタイヤを地面におさえつけて、ちゃんとバイクを寝かせれば小さい回転半径で物理的に曲がることができるんだなぁと他の人の走りを見ながら思った。


今日のところはレイアウト自体はそんなにきつくなかったので気持ちに余裕を持って走ることができたけれど(でも炎天下、中級ってことで無意識にオーバーペースだったようで、ラスト10分は自主休憩に入っても心拍数が上がりつづけ、シャワーを浴びるまでずっと息が上がったままで、ちょっと危なかった)これからは通れないようなレイアウトもあると思う。でも、通ることだけでいっぱいいっぱにならずに、自分の課題を見失わないで、かつ中級のスピードにちょっとずつ追いついていけるようになりたい。


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