11/20(火)HMS貸切@桶川

快晴の中、平日らしくコースのほぼ全域を使える贅沢な環境で、15名の貸切という天国のような貸切。


【午前中】
午前中は初級でちょっと狭いくらいの間隔のオフセットと、オーソドックスな急制動


オフセットは、メインの課題のフォームと、あとは桶赤某氏から日記のコメントでいただいたアドバイスの、「フロントブレーキを長めに引きずってハンドルが切れるまで待つ」というのを意識。しかし、アクセルを閉じるのが早いため結局ハンドルが切れるのを待てずにブレーキを離してしまい、倒すこともできずにターン後半で身体が外に逃げたままえいっとハンドルを切って回ってしまっているのが、お昼休みにみた映像でよくわかりました。


急制動では、制動の際に頭の位置が上下しないことを意識。これも前回の某貸切のビデオで、自分は他の人と比べてものすごく頭が上下しているなと感じたので。


午前中第二部で数周、立ち姿勢のオフセットをやりました。立ち姿勢での直スラは何度か経験がありますが、オフセットはバラ1でもっと間隔の広いレイアウトを1〜2回走ったことがあるかないか。はじめての体験でしたが、とても楽しかったです。立ち姿勢といっても、すごいへっぴり腰で、ほとんど空気椅子状態だったとは思いますが2速で座って走るよりも2速で中腰で走るほうがずっとスムーズに曲がれました。


2速で座って走ると、1速の旋回時と同じ景色の流れ方になるまでブレーキを踏んでしまうのでエンスト寸前になって全然小さく曲がれないんですよね。立って走ると減速に頼らず左右の体重移動で旋回しようとするのでスムーズに曲がれるみたいです。スキーっぽくて楽しかったです。ステップ加重というよりも旋回の外側の膝をタンクにかぶせて倒していっているような自覚がありましたが。ただずっと腰を落として膝曲げっぱなし、ハンドルに腕を突っ張って身体を支える姿勢で、加減速にあわせた体重移動ができていないので、1周するごとに大腿筋に音を立てて乳酸がたまっていく気がしました。


でも、この立ち姿勢で走った数周があったので、午後のCBRでの体験走行でも曲がれたし、午後ラストのバリアブルの中のZターンでもせっせと足を踏み替えて走れたのかなと思います。


【午後1】
午後はコース走行。市街地+新コースでは私の嫌いなL字型の直スラがありました。順番待ちのときにそこばっかり見ていましたが上手な方はL字の曲がるところで大きく振るんじゃなくてパイロンにくっついてちいさく回るんですね。全然走り方が違うのでびっくりでした。


1速だと全然走れないので途中その個所だけ2速にあげて走ってみたりしたのですが、2速だと失速エンストしそうで結局1本目のパイロンに小さく入れないので、1速のまま走ることに。


で、1本目のパイロンに、入りたいラインで入ることだけ考えて走りました。その後も集中力が残っていれば通過できるパイロンが増えるのですが、たいていは1本目のパイロンをすぎてアクセルを開けたところで飛び出してしまってあとはスルーするか、超スローモーションで千鳥的に走るかどっちかでした。情けないくらい通れなかったです。アクセルを開ける時間が短くて、速度がほとんどない状態で直後にぱたっとバイクを倒すのが怖くて苦手なので、L字やZ ターンのあとの小さく入る直スラ「満を持して入れない直スラ」はとっても怖いです。


新コース部分のちょっと間隔狭めのオフセット部分は、リアブレーキを踏みながらアクセルを丁寧に開けて、旋回から抜ける部分でバイクががくんと飛び出さないように、ということだけ考えて走りました。結果オーライではなくて随分意識してできるようになってきたので、午後ラストのUターン祭りも苦手意識持たずに通れたのだとおもいます。


市街地は制限パイロンもなく走りやすかったので、上半身のフォームをあれこれ考えながら走行。昼休みにビデオを見たときに、自分は横から見たときの背中の海老反りはあまり気にならないのですが、正面からみたときに顔の正面おなかまで見えることにとても違和感を感じました。上半身で見える面積が他の人に比べて多いの。顎が引けていないことと、懐が深くない(肘が曲がっていない)ことが原因なんだろうとおもい、地面にうつる自分の影を見ながら、順番待ちの間に目に焼き付けた某桶赤女子さんのフォームみたいに懐の深いフォームにならないもんかなーとおもいながら顎を引いてみたりおなかをもっとひいてみたり肘をあげてみたりして走りました。


やはり直近の問題は脇がしまりすぎていることかなと思います。旋回の時にハンドルをおさえつけるクセを直したい、とイントラさんに相談するとよく「肘を引いてみて」といわれるのですが、ひじを引こうにも旋回の内側の肘が身体にぴったりくっついていてどーにも動かない。


意識して懐を広くして脇を開けてそれを維持しようとおもっても、入口のS字くらいでは意識できていてもちょっとタイトなターンになると途端に肘が身体にくっついてきてしまいます。だから肩も回らないしハンドルもおさえつけるしリーンアウト気味になるし・・・なんだなぁ。うん。これが全ての元凶だ。


次回からはなんとしても肘を高い位置に維持することを目標にしよう。


【午後2】
CBR体験走行の後、午後のラストのコースは、笑っちゃうくらいタイトで、バリアブルはほとんど基本形しか走ったことのない私にとってめっちゃ新鮮でした。Uターンがいっぱいあったのですが、どれも結果オーライではなくて、Uターンの先を見ながら立ち上がる余裕があったことに自分の成長を感じてとてもうれしかったです。バリアブルの前半のS字のあとのUターンは、コース案内のときに絶対に通れないと思ったのですが、2周くらいしたら通れるようになって心中感涙に咽びました。


難しかったのはトイレ前あたりの、パイロン2本の間を通る個所。Zターンの部分はコース外に余裕があったので初級的に大きく振って遠くからのんびり倒しこんでいけば問題なく通れたのですが、制限パイロンがあると遠くからちょっとずつ寝かせていって最終的にパイロンのそばを通る、という走り方ができなくて困惑。


これは千鳥みたいにバイクを立てた状態で通過しなきゃいけないのかな、と思って最初はずっと足をついて無理やりバイクを起こして回っていました 。I塚イントラにラインを見せてもらって、ようやく普通に通れるようになりました。円弧の途中にパイロンを通過しようとするから内側の制限パイロンに引っかかるのであって、ちょっと外に振ってえいやっとバイクを倒して「パイロンより手前でパイロン間をまっすぐ通過できるように向きを変えてしまって」通ればいいんだ〜とわかってこれも感涙。


とにかく難しいレイアウトでしたが、貸切らしく自分が納得するまでマイペースで走ることができました。ご一緒した皆様、ありがとうございました。


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