06/14(土)HMS中級@桶川

※日付間違えてますがコメントついてるのでこのままにしておきます。


イントラさんはY福さんとM川さん。
全く青天の霹靂だったのですがY福さんは浜名湖に転勤されるとのことで、日曜が最後のスクール担当となるそうです。
この日も車庫前での最後の挨拶ではうるうるしてほとんど話せないでいるのが印象的でした。


講習終了後にご挨拶にいったのですが自分ではすっかり忘れていたものの、Y福さんは相当私の怪我に責任を感じていらっしゃるようで、言われて初めて思いだしたのですが
「あ、そういえば私が飛んだとき・・・」
「はい・・・私が後ろにいました・・・」
煽られたわけでもなんでもなく、イントラさんは本当にただ後ろにいただけですし、たいした転倒でもないのに転び方が下手でそれなりの怪我をしてしまったのは全く私の責任なのですが、受講生(しかも女性)がそれなりの怪我をしたときにイントラさんが追走していたというのはそれなりに色々あっただろうと思われ・・・。


せめて私が怪我にめげずにこうして前にもまして積極的に走りにきて、楽しそうに走っていることで少しでもY福さんへのお詫びになっているといいなと思いました。


あの転倒のおかげで、さらに大きな怪我を招く前に慢心や油断や装備の不足に気づくことができ、周りのライダーさん・イントラさんたちがいかに心から自分を気遣ってくれて応援してくれているかを再確認し、趣味で怪我をすることで家族や仕事関係の人や、尊敬するイントラさんにどんなにご迷惑をかけるかを改めて実感することができました。そして自分がどんなにバイクが好きで、怖くても乗りたいと思っているかということも。


バイクにディープなかかわりかたをしている人たちからみればとるにたらない転倒、とるにたらない怪我だとは思いますが、自分にとっては大変大きな、欠くことのできない経験だったと思います。その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。&ありがとうございました。自分は今も変わらずバイクが好きで楽しくて仕方ないですよ!

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さて、講習ですが、はじめてのVTR4号車。今日はVTRが中級だけでも3台出ていて大人気でした。
午前中は横長オフセット⇒直スラ⇒縦長オフセット⇒直スラ&変則直スラ


オフセットでは前の人に置いていかれるのに直スラでは置いていかれないので、自分では直スラのほうがうまく走れていると思ったのですが、逆に後ろから走ってくれた同じVTRの普段上級に出ている先輩によれば、オフセットは直線で開けてないだけで旋回速度はそんなに低くない、フォームも綺麗。直スラはバイクと一緒になって左右に傾いていて、バイクに乗せられて弄ばれているかんじ。アタマが左右にぶれているから、頭の位置をしっかり保ってもっと体の前後の動きを使ってハンドルを投げ出してバイクを走らせる、コントロールしたほうがいい、というようなアドバイスをいただきました。


たしかに、直スラは楽しいのですが、1周回ってくると肩で息をするぐらい疲れます。ハンドルを投げ出すようにして走るとバイクがどっかいっちゃいそうで怖いのですが、アドバイスどおりに走るように心がけているとたしかに疲れなくなりました。


また、オフセットは遅い遅いと思っていたので、後ろから走ってもらってそんなに遅くないといってもらえて自信がつきました。


午後イチは私の苦手な市街地&新コース。先週の土曜日分の日記にも書いたのですが、目線が遅くて、「このタイミングで次を見る!」というのがアタマではわかっても目が足元のパイロンに吸い寄せられてしまいます。目をやるのが遅くなるか、いったん目をやっても足元に戻してしまうかどちらかです。以前旋回時にフロントブレーキレバーをパイロンにぶつけて一瞬のうちに投げ出された記憶があるのでそれが怖いのかもしれませんし、ヘルメットをフルフェイスに変えたことも影響しているのかもしれません。


しかし追走してくださった方から「パイロンからえらくはなれているから絶対ぶつからない」と太鼓判を押された?ので、開き直って目線を次のパイロンに向けたらどんなに怖くても絶対足元に戻さない、と決めて走っていると、だんだん慣れてきて、最初は新コースのオフセット部分で、徐々に市街地でも「2つ先のコーナーを見る」ができるようになってきて、そうすると苦手だった市街地で、特に走り方を何か変えたわけでもないのに少しスムーズに走れるようになりました。


とはいえ市街地は、バリアブル後半のオフセットと一緒で、アクセルもブレーキも何もしていない時間が長くてバイクが先にすすまなくてじれったいです。ここでは、目線のことと、ラインどりを指摘されました。ラインは、前を走ってもらって、技術的にはそこを通れる能力があるのに気づかずにそこを通っていなかった、したがって教わるとすぐに直せる場合と、バイクをどうしてもそのラインに乗せられない、バイクをその向きに向けられなくて前を走るバイクは直線で走っているのに自分は必死に蛇行しながら走っている場合とがあります。


前者は、「こんなに大回りしていいの?」と思うくらい大回りしてスピードを落とさずにコーナーにはいっていったり、Uターンで無理やり小さく回らずに次のパイロンに進入しやすいようにあえて出口を大きく取ったりというケースがあり、同じように走るとそれだけでスムーズに走れるようになりました。イントラさんに前を走ってもらうことはあっても、イントラさんがVTRに乗っていることはほとんどないので、これはレアな体験でした。


後者は、Uターンやきつい旋回の後自分だけ出口でふくらんでしまい、もしくは心理的に縁石により切れずバイクを一回左右に振ったがために余裕がなくなってその後もずっと左右に振らないといけないパターン。


この場合、他の上級の方にもアドバイスされましたがリアブレーキをもっと引きずって出口でふくらまないようにする、また、自分で思っている以上に「全然」縁石には寄っていないのだからもっと勇気を出して寄る、ということで少しずつ変えていけそうです。リアブレーキについては、アクセルのあけぎわが、400と比べて全くおとなしいせいで、リアブレーキをひきずることが全く意識の外にとんでいました。これは次回の課題です。


あとの課題はブレーキポイントがまだまだはやい、ブレーキが甘いこと。前と同じラインを通ろうとするとどうしても自分のほうがブレーキポイントがはやくなってしまう、ブレーキポイントを同じにすると大回りになって同じラインで走れなくなってしまう、のどちらかなので朝のブレーキング練習の時にはフロントをもっと強くかけられているのだから、そのときのイメージを思い出して強く短いブレーキをかけられるようにしていこうと思います。


バリアブルでは、いくつか目線を先に向ける際の目標物を教わって、S字が劇的に走りやすくなりました。


後半のオフセット部分は、無駄が多いなぁ、バイクが前にすすまないなぁと思っていたのですが、浜名湖ではしった時に教わった旋回の内側の腕が伸びきるくらい後輪にしっかり加重する、という走りかたをしてみると、向きが変わるまでの時間が短くなってそれだけアクセルを速く開けられるようになり、スムーズに走れるようになりました。バリアブルで上手な人の走りをみていると、上手な人はもうバイクが立ち上がって加速にはいっているところで自分のバイクがまだ傾いていてアクセルが開けられる状態にない、ということがおおいので、立ち上がりを速くするためにこういう走り方もあるんだなぁと思いました。


不思議なのが、新コースの長い直線ではアクセルをあけられないのに、バリアブルでS字の2個目のカーブを出て、オフセットの入口までの直線は、距離的にはずっと短いのにストッパーまでアクセルを開けられること。何度も走って、これならブレーキが間に合うとカラダでわかっているからでしょうか。長い直線があってアクセルを思うようにあけられないときは、「あの距離で全開にできるんだから大丈夫」と思い出すようにしよう。


せっかく一日中同じバイクで追走してもらったり・前を引っ張ってもらったりしたのにイマイチ自分のスキルと勇気が足りず同じラインを走れなくて勿体ない・申し訳ない思いをしたところも多かったのですが、イントラさんに教わる以外にも「VTRなりの走り方」を色々みえてもらえてとても贅沢でした。


走行距離は珍しく60km超え。天気もよくていっぱい走れて最高の一日でした。


今日のお土産&次回の課題
・目線
・ブレーキポイント
・ライン
・直線でもっとあけてメリハリのある走りを。それにともなって体ももっと積極に動かすように。
・直スラではバイクと一緒に動くのではなくて、カラダを前後に動かしてバイクを走らせる。


400ではいかにバイクに置いていかれないか、いかにバイクを止めて向きをかえるか、ということばかりにアタマがいっていましたが、250だといかにバイクを前に進めるか、ということを考えるようになって、それがとっても楽しいです。最終的にはどんなバイクにも乗れるようになりたいけれど、暫くは 250で、バイクに自分から働きかけて動いてもらうことを身につけていきたいなとおもいます♪


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