06/28(土)警視庁初級オートバイ教室

初警察系講習会!
あの緑のシールをいただきました!
自車両のないライダーには一生縁のないシールだと思っていたので感激です。
借り物のCBR600F(アップハン)で参加させていただきました。


前回乗ったときには鮫洲試験場のコース解放で外周ぐるぐるしただけだったので
本格的に乗るのはこれがはじめて。


はじめての車両
はじめての砧
はじめての警察系講習会


緊張して右手右足一緒に出そうです。


結論から言うと、勝手がわからず最後まで緊張しっぱなしでしたが
いつもと違うブレーキ練習や
公道走行に即した講話など
とても興味深く、また一歩「ライダー」に近づいた気がして
うれしかったです。


特にブレーキ練習は
めいっぱいだとおもっても全然ブレーキを使っていない、性能を引き出していないと何度も指摘されました。
HMSでやるCB400でのブレーキ練習で短く止まれるのは
何十回も乗って「ここまでなら握りこんでも大丈夫」ってわかっているからなんだなぁと思いました。


信号を見てから制動する練習は、
速度、反応するまでの距離、実際とまるまでの距離を機械が教えてくれるとっても面白いものでした。
反応は悪くなかったのですが、制動するまでの距離が長すぎ!!!
どこまでいってもとまりません。


VTRでも、この前のHMS受講日記にも書きましたが、バリアブルのS字を出たあとの短い直線では
アクセル全開にできるのに、それの2倍くらい長い新コースでの直線は怖くてアクセル全開にできない、
これはカラダでここならこれくらいのブレーキで止まれる、ってわかっているからであって
全然ブレーキの練習にはなっていないんだなぁと。


新しい車両に乗って、基本的なブレーキ練習をしたことで
普段練習できているつもりでいたブレーキの練習が
実は自分が安心感を感じているレベルまでの確認だったことがよくわかりました。


400のフロントはちょっと触るだけでとってもよくきくブレーキなので、
最近HMSで乗っているVTRやこのろくえふは同じように握っているだけでは効かないんだよと
ろくえふオーナーさんに言われて、つぎVTRに乗るときにはブレーキ性能をめいっぱい引き出すことを
目標にしようと思いました。


はじめての講習会で、半日コースだったので
それぞれのセクションの練習そのものの勝手が分かる頃にはもう練習が終わってしまって
物足りないかんじはありましたが、
(バランスセクションは1周半しかできなかった・・・)
極限の緊張感のなかではじめての車両に慣れるにはちょうどよかったのかもしれません。


さて、小柄な女性の前オーナー様にあわせて作られた知る人ぞ知る超有名な車両は
見た目も女性らしく、足つきもよいのですが乗ると
トイ・プードルドーベルマンに変身するかんじです。まさに戦闘機。


ブレーキ練習のセクション間の移動で
大きいRの外周をのんびり走っていても、不用意にちょっとでもアクセルに触ると
一気にふくらんでフェンスが近づいてくるので怖い!


後半のコーススラロームでは
はじめて参加者組の、さらに危なっかしいほう半分のほうに入れられて走っていましたが
1速ではパワーがありすぎて扱いきれないので2速で走ることにしました。
2速で走っても、体感したことのないありあまる加速力にびびりまくりで
上半身に力が入っているため、路面のギャップでアクセルがあいてしまって
怖い思いをしたことも何度もありました。


のぼりくだりの起伏のあるところをスラロームで走ったのははじめてなのですが
踏み切りの頂上のレール?のところでアクセルがあいてしまって
くだりで加速したときには怖くて全身鳥肌がたちました。
このときには必死にフロントブレーキ握りましたが、
ブレーキ練習の時よりもずっといっぱい握ったのにロックしなかったことで
まだまだブレーキ練習の時に性能を引き出していないことが改めてわかりました。


せっかくの機会なので
先導してくれる白バイの女性隊員の後ろを走りたい、と思い切って申し出たところ
1周走ったところでからもっと上半身の力を抜いて、といわれたので
おっかなびっくり力を抜いて走ったところ、路面のギャップに影響されることはなくなりました。


2周目以降はひとり前にでてもらって
結局白バイの女性隊員に、受講生二人でずっと先導してもらって
超ラッキー!!!でした。


危なっかしい組は最初はコーススラ後半(踏み切り以降)だけをぐるぐる回っていたのですが
最後の数周は一周走っても大丈夫そう、といわれて長いコースを走れました。
クランクが連続してあまりスピードの出ない前半部分は
ハンドルから力を抜くとびっくりするほどハンドルが切れて、でも重くないので怖くはなく、
小回りがきくので楽しく走れました。


2速でも不用意にバイクを起こそうとしてアクセルをあけると星になりそうなので
アクセル一定に近い状態で
カラダでバイクを起こせるところでは
アクセルにあまり頼らないでカラダを大きくつかって走りぬける感覚をつかんでからは
とっても楽しかったです。


VTRだと、フルフェイスにしたばかりだから・・・とかつい足元を見てしまって・・・
とかいいわけばかりになって
視線が遅れるのですが、知らないコースで、いつもよりもスピードの乗るコース、
しかもすんごい加速力なので
言い訳している暇もなく
先を見ないと身の危険を感じ、いつもよりも視線を先に送ることができたような
気がします。


違うバイクだからできたこともありますがもちろんできないことのほうが断然多く
久々に違うバイクで練習すると
最近VTRで練習していてアクセルワークやリアブレーキを引きずることがおろそかになっていたこと
減速の姿勢の作り方が甘くなっていたことがよくわかりました。


いろんな課題がみえてきましたがとりあえずブレーキ頑張ります。


あと、(順不同になりましたが)
砧のバランスセクションは広いところでやるので
普段桶川でちょこちょやるバランス練習に比べて
開放感があって、心臓が締め付けられる感じがなくてよかったです。


400より上の排気量のバイクでやったことがない一本橋
普段より幅が広く感じられたくらいだし、
スネーク一本橋(ブロックのないやつ)は桶川よりもカーブが随分緩くて
フルフェイスで全く下が見えないにもかかわらず落ちずに通れたのでうれしかったです。


千鳥は最初やった時にはアクセルあけるとすっとんでいってしまうので
アクセルでうまくバランス回復することができず
平地をすすんでいるのに波状路みたいなバイクの動きになっていましたが
多分2周目をやれたらもうちょっと頑張れたと思うので時間がなくて惜しかったな。


桶川のバラ1では低速バランスの課題は
いつも時計をちらちらみてはやくおわらないかなーと思うので
もっとやりたかったなと思えただけで収穫でした。


練習内容や指導員さんのアドバイスや講話の内容は
公道走行に即したもので
大変興味深くて面白くて、警察系講習会を体験できてよかったとおもいました。


借り物の車両に乗ったことで普段おなじ車両に乗っていて惰性で練習していた部分も分かったし
自分の車両のない私はあまり来る機会には恵まれないと思いますが
また来たいと思いました。


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