07/19(土)HMS中上級@浜名湖

浜名湖では貸切で2回走ったことはあるものの、初めてのプロパーHMS浜名湖です。この日の浜名湖は最凶に暑く、熱中症になりかけですっかりダウンしてしまいました。


もっとも元気に走りこんでいた方の約半分の40kmしか走れず。


ほとんど走っていないので体は元気なのに
休んでも休んでも心拍数はあがりつづけ
ピンクリボンキティのごとく顔中真っ赤になって汗が噴出し
手足はしびれ
もう十分休んだと思って再スタートすると直スラ3本目くらいでスタートしたことを後悔する始末。


orzのポーズで車体が作るわずかな日陰によりそって犬のようにハアハアしている時間がとっても長い一日でした。


しかし、距離は走れなかったものの、逆にイントラさんのアドバイスをたくさん聞いてじっくり課題に取り組むことができてよい面もありました。


ペーパーライダーなもので桶川ではつい走り込むことが楽しくて自分で走るばかりになっちゃうので。

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さて、400に乗るのが怖くなって以来ずっとVTRで練習していましたが、浜名湖はVTRがないので400Revoを選択。


400Spec3でずっと走っていた頃はめちゃめちゃ乗りやすい!と感動したRevoですが非力なVTRでラクして走ることに慣れてしまった今では面白いように振り回される振り回される。


直スラでも、250だと体をなるべく中心に保ったままハンドルを投げ出してとおることができるようになっていたのですが久々に400に乗ると全力でバイクと一緒に左右に傾かないと5mの直スラが通れず、「serenadeさんの直スラは元気がいいねーゴムまりというか元気がいい猫!ってかんじ」と上級の方にいわれたりしながら持久力のない猫らしくあっという間にバテました。


それはさておき、振り回されるのは予想通りだったので、今日の課題は「リアブレーキの最後とアクセルのあけはじめが重なるようにして丁寧にアクセルをあける」ということ。


午前中はTイントラにリーンインを直すように言われました。


ここのところたしかに「車体をなるべく傾けずに(怖いから)速度を維持するためには?」と考えて
自分でも体が内側に入りすぎかなと思ってはいたのですが砧でも桶川でも「左右のバランスは取れている」と言われて特に直されたこともなく、またよく練習メニューで「リーンインの練習をしましょう!・・・はいきれいなリーンウィズになりました!」という話をきくので自分で内側に入りすぎかなと意識するくらいでちょうどリーンウィズになっているのかなとおもっていたのです。


しかしフォームの浜名湖、あっさり「リーンインになってます」といわれて
「まずは先のパイロンを見るとか考えなくていいので、メーター周りのシンメトリーな部分の中から目標を決めて常に自分がバイクの中心にいることを目で確認しながら走ってください。ただ走っているだけでは何の成長もありません」といわれました。


しかし課題をいただいたところで休憩に。イントラさんの話を聞いている間に体力が回復するかと思いきやどんどん心拍数があがってフルフェイスの中に全く酸素が入ってこない気がしてぶっ倒れそうだったので休憩が非常にありがたく感じました。


所定の休憩時間では回復せず人より長く休んでようやくコースに復帰。


Tイントラが慣熟走行からマンツーマンで付き合ってくださり、ラッキー! しかしコース案内に入ると、一部左右に振った変則を含む長い直スラのあと、長い直線のあるZターン、そしてさすが浜名湖、オフセットの後半は当たり前のようにフルロックが続きます。


いつも、何十回も通ってようやく通れるようになる浜名湖のオフセットが、おっかなびっくりTイントラについていってみると最初から通れたのにはびっくりしました。もちろん旋回時はカラカラとアイドリングでじっと向きが変わるのを待って通過するだけですが。


今回の浜名湖熱中症やら久々の400やらということもあり本当にボロボロだったのですが、一部、こうやって「今までは何十回もやってようやくできたことが最初からできた」ということで調子が悪い中でも少しずつ自分の基礎力の底上げがなされていることを感じてほっとしたところもありました。


午後は苦手な市街地コーススラロームを含んだ長いコース。


午後イチ慣熟走行は、午前最後に止まった順からスタートし、わりときつめのオフセット走行まではなんとかついていけたものの市街地コースのコース案内に入った途端に軽くコーナー3つ分くらいは離されたので早々に戦線離脱。最後尾からついていきました。


市街地コーススラのように中途半端なRの旋回と中途半端な長さの直線が続くところは私は本当に苦手で、アクセル一定でリアブレーキだけで曲がっていく程度ならそこそこスムーズには走れるのですが、加減速をしようとすると直線の速度も旋回速度も極端におちてはたからみたら「え、そこでなにしてんの?はやくおいでよ」といいたくなるであろうほどに遅い。

リアブレーキをうまく使えていないのでアクセルをおっかなびっくりあけるのに時間がかかりすぎる

直線が長くとれず、ブレーキが必要なほどアクセルが開けられない

車体を傾けるのではなくブレーキをきっかけにして曲がることしか知らないので仕方なくブレーキを使う

ブレーキを使うほどアクセルを開けられていないので減速しすぎて傾けることもできず、ブレーキも途中で離さざるをえず、ノーブレーキかつアイドリングで旋回することになる

旋回半径が大きくなり、アクセルの開け始めが遅くなる

直線が短くなりアクセルが開けられない


の超悪循環。わかっちゃいるんだけど・・・。


直線が長いコースや、パイロンを目標に回るコースであればある程度ごまかしもきくのですが、市街地コーススラのようにスピードを維持しながら走り抜けるコースではアクセルもブレーキも何も使っていない時間が全体の半分以上となって目をおおうほどの遅さになります。しかも今日は午前中にリーンインのフォームを矯正されたので、バイクを傾けずにカラダを内側に入れて速度を維持することもできず、傾いてもいないのでほとんど千鳥。


今まではできないまま放置してきましたが、いいかげん市街地走行を克服したいです。次に市街地走行をするときは(次の桶川は貸切で、ジムカーナD杯と重なるので市街地は走れないと思いますが)ブレーキを使わずにバイクを傾けて走って、この旋回速度でも走れる、というのをカラダに刻み付けた上で今度はブレーキを使ってその速度を作る、そのためにアクセルを開ける、というような練習をしてみようと思います。


なんて頭を整理できるようになったのはシャワーも浴びてクーラーにあたりながらのことで、このときは暑さとあまりの走れなさにどんどん集中力がなくなり、上級の方にに先導してもらっている途中、オフセットでパイロンを1個すっとばしてお見合いしてしまい、フロントを握ってエンストゴケ。エンストゴケとはいえ走っている途中に転んだのは久しぶりです。下手すると、骨折した時以来かも。完全に集中力を失ってダウンしました。


休憩後、コーススラ&狭いオフセット、と直スラ&Zターンのどちらかを選んで走行してよい、というメニューになったときはずっと直スラ&Zターンを、体力を使わないように走るにはどうすればいいか考えながら走行。


うれしかったのは、二人のイントラさんから、「午前中はカラダが内側に入りすぎて軸が左右にぶれていたけれど、午後はそれがなくなって綺麗なリーンウィズになった」といわれたこと。ダメダメな中でももらった課題に集中して成果を出せたことがうれしかったです。


しかしTイントラいわく「Zターンでは最初から小さく回れないと諦めていて、遠くからバンクしながらパイロンに近づいていっていて結局大回りになっている。バンクさせるんじゃなくてUターンだと思ってください」といわれ、2年前の浜名湖で言われたこととおなじ「首だけ行き先をむいていて上半身全部で向いていない」という注意をされ、さらには外周につれていかれて、浜名湖恒例の手放し減速フォーム特訓を受けました。「ただ手をはなすだけでなく万歳してリアシートに背中をつけんばかりにのけぞる」というあれです。


浜名湖に来るたびにこのメニューをやることになるのですが、乗り換えた400の加速時のドンツキにおそれをなして、また前のめりの姿勢に戻ってしまっていたようです。


減速の練習のあと、加速時に前に伏せすぎ、「伏せ方は桶川っぽく頑張ってるけど速度は頑張ってない」といわれ、「加減速の動きは上下じゃなくて前後!ここでも目標を決めて自分の目線が上下にぶれていないかどうか確認して!」といわれます。


結局これをコース走行で実践することはなく講習は終了しましたが、走る時間に比してイントラさんからマンツーマン指導を受ける時間がとても長く、実り多い講習となりました。


たまには400に乗って、250でおろそかにしていることを再確認するのも大事だなぁと思いました。


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