08/09(土)警視庁レディースオートバイ教室@交通安全教育センター(砧)

『初級オートバイ教室』に続き警察系講習会2回目。
お盆で皆さん帰省しているからか、前日に電話して予約したところ受付番号「18番」とのこと。
当日も20名ちょっとしかいなかった。
自分は初級クラスだったのでクラスは違うが、中上級クラスにHMSでお世話になっている女性が2名いらしたのでほっとした。


自車両での講習会ははじめて。そもそも自車両は乗車2回目、まだ10kmはしっていなくて、どんなバイクなのかも分かっていないので、ブレーキ練習等が楽しみ。


新車なのにいかにもオーダーメイドないかついバンパーがついていることで
受講生と同じくらいの人数の指導員さんが入れ替わり立ちかわり興味を示す。


ブレーキング練習。
リアもフロントも何度やってもロックする。HMSでは、「ロックさせる寸前まで攻めてみましょう」と言われない限りなかなかロックすることがないのに。
ハンドルも軽いからか、ロックした瞬間少しでも力が入っていると左右に振られてしまう。
反応制動では、40km/h指定で、はやめに速度を作っていたつもりなのに「49km/h・・・」と言われた。スピード出しすぎだ!
ロックさせずに安定してとまることだけに全力で集中してスピードおさえめにして制動を行った2/9回だけロックさせずに安定してとまることができた。


以下学習。

⇒私のVTRはブレーキがめちゃ利くのでHMSの車両みたいに握っちゃだめ。
⇒私のVTRはハンドルが軽いので上半身に力が入っているとすぐ伝わってしまう。
⇒私のVTRはアクセルあけると反応がよいので、HMSの車両よりもすぐに速度が作れてしまい、気を抜くと回転数・速度を維持できない。


私のVTR・・・!なんとよい響き。でも私だけの車両なのにまだ車両のこと全然わかってない。私とバイク、まだまだお互いのことを探り合っている状態か。


初級クラスは先に傾斜走行。指導員さん1人につき受講生1〜2名という贅沢な環境。どの人が速いのか皆目分からないので、適当な列の後ろについて走っていたら、講習会音痴の私でも知っている○田指導員が独りで先導してくれて、マンツーマンで最後まで5〜6周先導してくれた。


これってものすごい贅沢なんじゃないの?と思い、頑張ってついていかなきゃ!と必死にアクセルをあけていたら、トランポでの送迎をしてくれたバイクの先輩から「あんなに頑張って走って何か勉強になった?」と突き放されてしまった。相当あぶなっかしい走り方だったらしい。


講習後、「速くても車両の限界点が低くなってしまうので、基本を思い出して安全かつスムーズに走ることを心がけよう。」とのアドバイスを受けて、次はそういう走りをしようと思った。


このときはノーマルVTRよりもちょっとだけアップハンドルなので、上半身を行き先に向けられていない状態だとハンドルが切れるのをもろに邪魔してしまい、全然ハンドルが切れず、でも早く行かなきゃ!と思うので仕方なく無理やり傾けてUターン。アクセル開けてもとても安心感がある車両なので、『HMSに行ったことがない人みたいだった』と評される拙いUターンの途中でラフにアクセルをあけはじめ、フロントブレーキをロックさせながら必死に制動していた気がする。


指導員さんからは、

「ラインがめためた」
「顔を行き先に早く向けようとしているけれど、目の前が不安なのですぐに視線を戻してしまう」
「大きいRでそのまま寝かせたまま入っていけばいいところで、何度か不安になるのか体とバイクをいったん起こしてからまた寝かせていて無駄がある」


とアドバイスをいただいた。


とりあえず3つめだけはなんとかすぐに直せそう。コースを覚えていないので、先がどうなっているかわからずとりあえず起こしてしまっていたが、先のことを考えずにとりあえず前の指導員のバイクが傾いているうちは自分もバイクを起こさない、と決めておっかけた。


桶川の市街地でも縁石とのあいだにはもう1台並走できそうなほど離れて走っているのだけれど、ここはその上桶川の市街地コースと違って次に何のセクションがあるのか、S字の大きさはどれくらいか、クランクはどれくらいか、全然わかっていないので、目から入る情報が頭に伝わって、じゃあここでバイクに働きかけてバイクを倒して・・・とやっていると全然追いつかない。バイクに働きかけようとおもうと数秒前にそこは通過しているという状態で、結局ラインはめためたなまま終わった。


最後の1周は指導員が後ろを走ってくれて自分が前を走ったけれど、それまで指導員の背中だけを見て走っていたので全然コースを覚えておらず、何度かおろおろした。中途半端なRが連続するコースはもとより苦手だけれど、芝生だけがある桶川市街地と違っていろんなものが立っているので目が情報処理しきれずパンクしてしまうというペーパードライバー&ペーパーライダーの弱点が露呈した。


バランス練習は、初級オートバイ教室のときと同様1周半しか回れなかったが、クラッチの調整をしていなかったところ、2本指でクラッチを切って残りの指がクラッチレバーとグリップとの間にある状態ではクラッチが完全に切れなくてエンストしまくった。最初理由が分からなくて何度も首をかしげていたが、以前桶川でも手が疲れても「すぐつながるように」クラッチを調整しすぎた結果そうなったのを思い出して、とりあえず講習中は4本指でクラッチレバーを握るようにしたらエンストしなくなった。


アップハンVTRでの千鳥は楽しい。普通に走行しているとハンドルが切れるのを邪魔しまくりなので、千鳥でフルロックの感覚をつかもうとせっせとハンドルを切ったが、後ろに向かっていきそうなほどハンドルが切れて、軽い。


定常円8の字も千鳥とおなじくらい楽しかったが、あとで動画をみたら華麗に脱輪していた。そういえば昔桶川で自由練習をしたときにも、車庫前のコースで白線どおりに走っているつもりだったのに「白線踏みまくり」と指摘されたことがあった。


後輪がどこを通っているのかという意識が自分には足りないようだ。ブレーキを使えていないことに加えて、これも縁石やパイロンに寄って走れない理由のひとつかも。


Uターンも楽しい。借り物のバイクで参加したときには激しく白線を踏み出したが、VTRだとちょっと傾けるだけでらくらくと中でUターンできた。低速でえいやっとバイクを倒す、というのは自分がとても苦手としているところなのだけれど(勇気がない)VTRなら少しずつ恐怖心を克服できそうな気がする。


一本橋は、まあVTRなので落ちることはないがまだクラッチのつながり具合をつかみきれていないので結果オーライ。波状路は見事にバイクと一緒に跳ねまくっているといわれた。はじめてブロックスネークなるものをやってみたが、これも跳ね上がった。バランスのセンスは本当にない。スキーでもコブを1個もクリアできたことがないのだが、やはりバイクとスキーは似ている。


この日はそこまで暑くなくて、人数もすくなくてとても楽しかった。でも、まだ車両になれるということで精一杯で、もらったアドバイスを実践したり、自分で課題を設定して取り組んだり、というところまでは行っていない。せっかく優秀なバイクなのにまだ全然このバイクのことを分かっていなくて、性能を引きだせてあげていなくて申し訳ない思いでいっぱい。半日クラスではなく一日クラスに来るとパイロンで作られたコースを走り込むこともできるときいたのでまたきてみたい。


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