08/24(日)JAGE練@トミン

初めてオフィシャル?ジムカーナ練習会に参加しました。タイムアタックや回転のセクションがあるわけではなく、桶川の市街地のようなコーススラロームを走るだけなので入門には最適です。とはいっても市街地コースを走るのが何より苦手なワタシにとってはちっとも気は楽になりません。


雨の予報だったためか人数がとても少なく、クラスわけしないということで緊張しましたが逆にクラスわけしたら一緒に走れないはずのシード選手の師匠に引っ張ってもらえてよかったです。


最初は、昨日に引き続く低調なメンタル面、初めての環境での恐怖、市街地コースへの苦手意識から異常にヘタレでしたが、苦手な市街地コースを 65kmも走るという初めての経験により、最後は随分体が動くようになり、「上達した!」という実感があって、前日の無力感と自己嫌悪を払拭できてよかったです。


HMSではこうなのに、みたいな考え方ではなくて、郷に入れば郷に従えではないけれど、『ジムカーナの練習会にきたからには速く走るために何が必要か考えて走る』という風に自分の気持ちの切り替えができたと思うので、よかったのだとおもいます。


観戦していて感じる以上に中で一緒に走ると、ジムカーナの人たちの速さはすさまじいです。ノービスの女性でも、スタートした直後、一瞬で見えなくなってしまう。が、スタッフの人も皆さんとても親切にしてくださって、「後ろは全く気にしなくていい!」と何度も言ってくれたので、そこは気にせずに走れました。


今日は自車両でひとつ、大きな変更をしました。ハンドルをUPハンからノーマルポジションに戻したのです。走り方の意識を大きく変えなくてはいけないために気になっていたのですが、今の何もかもうまくいかない走りの原因を車両のせいにするみたいでいやだなぁと思っていて言えず、しかし師匠が察してノーマルに戻すことを提案してくれました。


UPハン状態のほうがリア荷重が抜けず怖い思いをしづらいし、回転など細かいところはやりやすいのですが、自車両に慣れるためにはHMSで乗りなれた状態に戻したことがとてもよくて、安心感を持って走れるようになりました。


市街地コースでスムーズに走るために、遅くてもいいからとにかくラインを重視して走るように、といわれて、最初は何度走ってもできずに、途中では「それって意識の持ち方で変えられるものじゃなくてスキルの問題なんじゃないですか!」と投げやりに言ってしまったこともあったけれど、根気よく師匠が教えてくれたので最後は随分効率的なラインを通れるようになりました。


午後にスピードの乗る長いコースを何度も走ったあとは、体と目が慣れたのか午前中に走った短いコースで何度も失速してアクセルを開けたして膨らんでいたところを一気に通り抜けられるくらい加速できるようになっていて、上達を実感できました。


今までは、パイロンで作られたコースはスムーズに走れても市街地コースになったとたんに、「足ひれをつけて泳いだ後に足ひれをはずして自分の足でバタ足しているとき」にそっくりの「おかしい!同じようにやっているのに前にすすまない!」という焦燥感を感じていたけれど、少し「前にすすむ感じ」がするようになった気がします。


同じく初心者のセパハンCBRに乗っている女性と一緒に走った時には、彼女が後ろからついてきた時に走りやすいようなラインを考えて走るように、セパハンが通りやすいラインは回転数を落としてはいけない非力なVTRにとっても理想的なラインだから、と師匠に言われて必死に頭を使ってはしり、いつもアウトアウトアウトで走ってしまうところをアウトインアウトになるように走って、とても勉強になりました。

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HMS純粋培養の自分は、
HMSの先輩たちの姿を見ていても
HMS中級⇒HMS上級⇒物足りなくなったらジムカーナ
なんだと思っていて、いくらせっかく買った自車両に乗る機会を作るためとはいえ自分なんかが練習会にいってもいいんだろうか&意味があるんだろうか と思っていました。


でもジムカーナ練習会で『速く走る練習』をしてみて、速く走る、バンク角を深くして走るためにはただ闇雲にアクセルを開けるのではなくて、アクセルを安全に開けられるためのバイクとのバランスが重要なのだということを強く感じました


膝が笑っているのは、まだバランスが取れていなくてバイクにぶらさがりしがみつくために力を入れなくていい場所、いい時間に常に力を入れているから。


自分が安全にバイクを操れるキャパシティを超えてアクセルを開けるのではなくて、自分が安心して開けられる量が自然と大きくなっていくように、常に安定してバランスが取れるようになっていければいいし、そのための練習をしたい、とHMSでの練習に新たな目標(というか少し上達したことによって速く走りたいという欲が出てきておろそかにしていたことを再確認)ができました!


速く走る練習も怖いけれど楽しい。
自車両が他の誰でもなく自分が走った時にいちばん走りやすい車両、になっていくのも楽しい。
ジムカーナの競技としての楽しみはまだ知らないけれど、練習会に行っただけでも『自車両をできるだけかっこよく美しく安全に走らせる』という、バイクライフ3年目にして初めてできた明確な目標に対してのアプローチの仕方が1つ増えて、世界が広がってとても楽しくなりました。


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