08/31(日)ジムカーナ練習会@アクセルモータースクール(埼玉)


先週JAGE練でオフィシャル?ジムカーナ練習会デビューを果たしましたが
コーススラロームだけの(今思えば)比較的気楽なものでした。


今週はついにタイムアタックのある練習会に参加させていただき、タイムアタックを経験させていただきました。


1本目 ミスコース(ショートカット) 1分51秒ちょっと
2本目 1分53秒ちょっと
3本目 計測なし
4本目 ミスコース&リカバリー 1分56秒ちょっと
5本目 計測なし
6本目 1分52秒ちょっと


トップタイム比は、おそらくショートカットした1本目のタイムを取ってもらって132.12%
ミスコースなしのベストタイム(6本目)だと133%ちょっと


だったようです。


スピードの乗るコーススラローム部分がなく
ジムカーナらしい細かいセクションもほとんどなく(回転2箇所とフリーターン1箇所のみ)
どちらかというとHMS的な、パイロンで作ったゆるいレイアウトで
走りなれた直スラやオフセットは比較的きつめでVTRには走りやすく
自分がいちばん走りやすい(言い訳しようのない)環境だったといえると思います。


とはいえ、
パイロンを倒さないように、ミスコースしないように、転ばないように
慎重に走った結果でこんなものだというのは結構自信になりました。
もっと170%とかそんなものだろうとおもっていたので。


逆に、
ショートカットしようがしまいがリカバリーしようがしまいが
コースを覚えきれていないときもいいかげんコースを覚えてきてコースに注意を割かなくてよくなってからもほとんどタイムは変わらないくらい慎重に走っているということもよくわかりました。


今現在の自分のレベルが客観的に分かるのってすごいですね。


タイムアタックをするにあたって、今までとまったく意識を切り替えなくてはいけないのがスタートでした。
以前、ジムカーナハカイダーさんのスタート解説を見てから
「私は自分のタイミング以外でスタートしたことってないなぁ」
と思いあたり、
(初級レディースのブレーキング練習でも、同時にスタートした人たちにすぐ置いていかれるので、なぜだろうと考えて、公道で信号と同時にスタート、とか自分のタイミング以外でスタートしてすぐに加速する必要に迫られたことがないからだとおもったことがあります)
HMSでもそれまではパイロン1本目までの間ずっとのんびり半クラッチで「クラッチが完全につながったらアクセルをあける」みたいな受身のスタートをしていたのをやめて
もっと短い時間でクラッチをつないでスタートするように意識だけは切り替えたのですが
いざとなるとエンストしたり飛び出したりするのが怖くてどうしてもそろそろとクラッチをつないでしまいます。


私が走るのを見ていた周りの方にもスタートサインが出てからの後方確認と、のんびりタラタラスタートはもったいないとご指摘をいただきました。


タイムアタックはあくまでも「体験」程度でしたが、必死にコースを覚える経験も初めてだったし、
いろいろなことがわかってとてもよい体験ができました。


他にも
■はじめてのコースで独り旅だとどれくらいの直線で自分がどれくらい安全にアクセルをあけられるのか(どれくらいブレーキがかけられるのか)皆目見当がつかなくて全然アクセルがあけられない
とか
■緊張するとパイロン1本1本でリアブレーキを踏みすぎてしまってパイロン1本ごとにとまってしまったり、何でもないところでもロックしてしまう
とか
■大会観戦のときにせっせと慣熟歩行について回っていたからか、赤パイロンは右まわり、青パイロンは左まわり、黄色いのは回転、とかそういうのは抵抗なく分かる(思い込んで逆の方向にバイクを向けてしまっている場合はリカバリーできないけれど、まっさらな状態でパイロンを目の前にするとなんとなく方向はわかる)
とか
■自分は左周りより右周りUターンのほうが、制約があったとしてもリラックスして出来る
とか
■緊張しているときはブレーキングの時に息を止めてしまって上半身がガチガチになっている。(先日あれほど考察したのに!)
とか
いろんなことが分かりました。


あとは、ウォームアップ走行だけでなく、タイムアタックでも、どんなに不慣れで遅くても誰も文句を言わずにやさしく受け入れてくれるのは、外から見ているだけでは分からない(というかいくらそう言われてもにわかには信じられない)、中に入ってみて初めて分かったことでした。


クラスわけされた所定のクラスで走っている分には、どんなに初心者でもおどおどせずに走っていいし、教えてもらいたいと言えば、タイムを削るための指導というわけではなくて基礎のライディングフォームから教えてもらえるし、とても充実した練習ができました。


タイムアタックのときも、あれこれ直そうとするとよけいばらばらになってしまうので
・ブレーキの時に息を止めない
・常に次のパイロンを探して先を見る


この2点だけを頭に叩き込んで練習するようにと指導してもらいました。


続けるうちに、怖くてまったく先を見ることができなかったのが、思い切って先を見るフリはできるようになってきたので、それが「フリ」じゃなくて、ちゃんとそのスピードでも情報が目を通して頭に入ってくるように、怖いけど先を見つづけることを第一に意識していきたいです。


競技の楽しみはまだ分かりませんが、水泳や陸上のように同じ条件下で記録をつけて自分の成長をはかることができないスポーツにおいて、今の自分のレベルを客観的に知る(今後も継続的に練習していけば成長が見える)ひとつの指標ができるというのはとても面白く、ジムカーナの練習会に来てよかったなぁと思いました。


8の字練習では、自分の体の構造上できない、と思い込んでいたものがそんなことはなくて自分にもできる、ということがわかるヒントをもらえたので、バイクに乗れない間も意識して練習してこれをカラダにたたきこみたいと思います。


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