09/06(土)ジムカーナ練習会@ナスパ(宮城県名取市)

天候:曇りのち晴れ
路面:ほぼドライ
走行距離:チェックするのわすれた


自車両買って1ヶ月半、ジムカーナ歴3週間、先週はじめてタイムアタック練習したばかりだというのに、牛タンに釣られてうっかり東北大会にエントリーしてしまいました。


東北大会のWebサイトによれば

練習走行会は、大会とほぼ同じコースで練習走行を行います。大会では、タイム計測を行ない、クラス別に表彰を行ないます。大会の午前中は、タイム計測を行なうコースを練習走行しますので、必ずしも練習走行会を走らなくても問題はありません。


大会の午前中に練習走行があるというので、大会本番のタイムアタックコースを試走できるのかとおもって「それなら私も出られるかも」とエントリーしたのですが、世の中そんなに甘くはなく、他の大会と同様大会当日に練習走行できるのはウォームアップコースだけというのが大会の午前中に分かりました。前日の練習走行会も、1週間ほど前に開催が決定したのですが、終わってみればレイアウトは大会コースとは似ても似つかぬものでした。


しかし、荒れ放題(すみません)の路面に慣れるのと、大会スタッフの人たちと事前にお話ができてアットホームな雰囲気に触れ、リラックスできたという意味では土曜の練習会から行って本当によかったです。


A級のH選手ご夫妻は練習会からいらしていてとても優しく声をかけてくださって、おかげでとてもリラックスして練習ができました。はじめての大会と事前練習会が東北大会で本当によかったです。

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さて、土曜の練習会。明け方3時に東京を出て、午前7時ごろに名取スポーツパークに到着。広大な敷地内をグルグルするも会場が見つからずなきそうになっていましたが、HMSつながりの現地の友人の丁寧なインストラクションメールによりなんとか敷地外の会場を発見しました。


しかし、こんなところでジムカーナやるとは思わなかったのも道理、激しくオフロードです。


アスファルトには縦横無尽に割れ目が走り、そこからたくましく野草が生い茂っており(立派なものではほとんど木のようなものもあり桶川のコース脇の薮のような印象でした)朝方のウェットの状態では日陰にある路面の苔も気になりましたが、練習時には路面も乾き、また計測コースではおおまかに雑草が刈り取られて、写真程度の状態になりました。


走行ラインには目立つ草がないようにパイロンレイアウトも工夫されていました。路面も幸いにして練習が始まる頃には乾いてきて、グリップもよくなったようです。


しかしただでさえスロースターターで朝イチはメロメロな上に、こんなオフロードを走るのは初めてで、草ばかりが目に入り、まともに走行できません。まともな走行ライン上には草はありませんが、初心者がロボットのように走行すると、ふくらんだところには確実に草があるのです。


参加人数が少なくウォームアップコースは終始ほとんど貸切だったのをいいことに、基礎的な練習を色々やりましたが、HMSの初級レディースクラスからやり直そうかと真剣に考えたくらい全く走れません。力が抜けない、Uターンでは必ず足が出る、バイクも傾けられない、ブレーキもかけられない、肩も腰も全く行き先をむかない、首すらうごかない。


しょんぼりしたままとりあえずお昼ごはん、ということでバイクを置いて車で10分くらいの利久名取店にむかいましたが、写真を撮るのも忘れるくらい元気が出ません。でも現金なもので食べたら随分元気が出ました。


体が開かない時には、浜名湖で教わった時のように内側の腕が伸びきるくらい、を目安にすると体を開くことができる、というのを思い出して午後はそれに取り組んだところ、ゼブラゾーンに沿ったUターンに少し余裕が出てきました。


アクセルの開け際が遅いので旋回中に遊びをとっておくように、と先生に教えてもらったことを意識すると、Uターンで足が出なくなり、直スラ直後のUターンで思い切ってバイクをぱたんと倒せるようになりました。


VTRは400とちがってアクセルの開け際に気を使わなくてよいので旋回中に遊びをとるとかそういった繊細な操作がすっかり頭から抜けていました。ほんの少しの操作でも劇的にちがって、「カラダを開いて行き先を向く」と「アクセルの遊びをとる」が同時にできたときにはスムーズに走れて、アクセルもはやめにあけられるようになりました。


ウォームアップコースを抜けて計測コースに行くと、まだ計測は始まっておらず、ウォームアップコースよりもずっと基礎的なオフセットと直スラだけのレイアウト。


でもどちらも不等間隔で、オフセットの最初と直スラの幅狭いところはかなりきつめ。VTRでの走り甲斐があり、楽しく走ることができました。草地の上を横切る直線では怖くて全然ブレーキがかけられず、アクセルもあけられませんでした。


計測が始まるとレイアウトが少し変わって、最初と最後の1本は方向自由の回転。直スラは5m程度の等間隔になりました。


一人がスタートしてからゴールするまで次の人の計測はできない方式でしたが、人数が少ないのでほとんど待ち時間なく楽しく走れました。


冒頭にも書いたように、A級のH選手ご夫妻が気さくに声をかけてくださったのでとてもリラックスでき、自分がタイムアタックして邪魔にならないかな、と思うこともなく果敢に挑戦できました。


コケそうになったりミスコースしたり、ミスコースをリカバリーしたりした周回と、コースも迷わず、スムーズに走れた!と思った周回のタイムはほとんどかわらない、というのは先週の練習会で分かったことですが、今回もその通りで、でもラインを考えながら走って最後には1秒タイムを縮められたのがうれしかったです。


試行錯誤した結果が、「なんかスムーズに走れるようになった気がする」とか「前の人とちょっと差を詰めることができた」ではなくて、客観的な数字として現れるのが楽しいなぁと思います。


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