09/07(日)2008TYRE NAVIライスポカップジムカーナ大会 シリーズ第3戦@名取スポーツパーク

天候:雨いちじ曇り
路面:ドライ(第一ヒート)⇒ウェット(第二ヒートCクラスより)


予報の雨が気になるとのことで、早め早めの進行となりました。受付が9時半から、表彰式が終わったのは15時半頃です。


計測コースは、走行ラインの草がほとんど刈り取られて、気にならなくなっていました。といっても昨日の印象に比べれば、ですのでこの日いきなりこの状況を見たらとてもおそろしくて走れなかったでしょう。慣れとはおそろしい。


しかし、昨日の日記に書いたようにタイムアタックコースを試走できると思い込んでいた私は、コースオープンは別コースでのウォームアップ走行の後だとしって不安のどん底に突き落とされます。


午前中はN/C/B2クラス・B1/Aクラスの2クラスにわかれてウォームアップコースにて各40分の走行。前半クラスの走行ラスト10分程度で雨がふりはじめ、後半クラスの走行中は完全ウェット。


練習走行後すぐにコース図が配られ、およそ30分のコース解放。昼休みなしですぐに第一ヒートの計測がはじまりました。



コースはこんなかんじ。パイロンすくなっ。
先週のタイムアタック練習会も、昨日のタイムアタックHMSらしいオフセットや直スラの多いレイアウトだったので、「ジムカーナらしい」コースの洗礼を受けます。


足つき、パイロ接触はペナルティなし(パイロン倒しは1秒加算)のおおらかなレギュレーションです。コース設定をされたA級のH山さんによれば、初心者が萎縮しないレギュレーションを意識して伝統的に東北大会はこのルールで運営されているとのこと。


スタートは発電機の故障により、シグナルなしとなりました。


コース開放前に雨が上がり、第一ヒートはどのクラスも完全ドライ。


第1ヒートは、生涯でこんなに緊張したことはないというほど緊張し、最後の最後にコースが頭からふっとび、3本前のパイロンに戻ろうとしてしまいました。


タイムは1:32:119
ちなみに1位選手のタイムは1:00:329です


全選手の第一ヒート計測が終わった後、20分の休みがありすぐに第二ヒート計測が始まります。ノービスクラスが終わった時点で雨が降り始め、その後はどんどん雨足が強くなり、Cクラスが走り終える頃には完全ウェットに。ドライで走れてよかったです。


第2ヒート。
第1ヒートがあまりに不甲斐なかったのと、どのセクションも大きく膨らめば通過はできるということがわかったので、とりあえず直線やオフセットなど慣れたところではちゃんとアクセルを開けようと心がけました。しかしおかげでラインどりがふっとび、フリーターンのセクションでは見る人をはらはらさせたことが動画の音声から伝わってきます。タイムは1:25:623


リザルトは
Nクラス5/6位 総合25/26位 141.93%


回転が5箇所あり、それぞれにつき2秒平均より遅かったとしても10秒しかタイムは変わりません。直線でもっとアクセルを開ければ、制約のないフリーターンでもっとラインどりを考えれば、もう少し頑張れたはずです。


とはいえ、先週と前日の2回のタイムアタックで、
「ミスコースした、ミスコースリカバリーした」周回も「やるべきことは全部やった」周回もほとんどタイムが変わらないということが分かっていたので、第一ヒートの最後のコースを見失ったところを差し引いても6秒半縮められたところは自分では頑張ったと思いました。


デビュー戦はみんなこんなもんだよ、2ヒートとも完走してよく頑張った、と慰められましたが、「目標はまずは完走。自分の成長の過程を見るためにタイムだけは絶対残す」という目標は達成したにもかかわらず悔しかったです。


回転など、練習していないことができないのは仕方ないとして、もっとできるはずのことができなかったのが悔しい。


1回大会に出たらもういいかな、と思うかとおもっていましたが、もっと練習してまた大会に出たいと思いました。

                                        • -

各クラス最大で7名、全員が賞品をもらうことができ、内容も非常に豪華でした。上位者のタテも非常に立派でした。


自分はノービスクラス、レディスクラス、関東から遠征にきたひと、と3回も賞品をいただいてしまいました。

・自然と同化したコース
・おおらかなレギュレーション
・参加者が少なく、練習走行を事前に済ませるため全員が観戦者となり、全ての出走者のゴール時に会場全体から拍手が送られるアットホームな雰囲気
・豪華な賞品
・狭い中でのパイロンだけで作ったレイアウト
NSR率の高い参加車両分布(26台中NSR7台 ちなみにDRZは1台)

などが印象に残った大会でした。

                                                • -

大会の一発勝負の環境はもちろん、いくつかの練習会にお邪魔して、毎回新しいコースを走って思うことは、自分がとてもスロースターターだということ。単に朝は体が動かないとか、知らない環境で不安ということもありますが、「先をみる」ことができていないので、目をつぶっても走れるくらいコースを走りこまないと恐怖で体がガチガチになってしまって、何一つ思うように走れないのです。


桶川で何度も走りこんでいるうちに、ちょっとずつラインやブレーキポイントをつめていくことができても、それはそのレイアウトだけで通用することで、相対的なものです。


はじめてのコースでは自分がどれくらいアクセルをあけられるのか、ブレーキをかけられるのか、どれくらいの半径で回れるのか、というのが見当がつかないというのは、絶対的な基準が身についていないのだということが痛いほどわかりました。


風景を基準にするのではなくてパイロンを基準にしなくてはいけないのですね。


自分は、一生懸命先を見ても、視界にモノがあるということを認識するだけでそれを情報として処理できていません。「見るフリ」だけです。


桶川などの走りなれたコースならそれでもからだが自然に動きますが、新しいコースではそれを情報として処理できる速度まで速度を落として、バイクの操作からいったん離れてその情報処理に集中してからようやくそれに対してバイクをどう操作すればいいのか、に思考が至るので、いつもの速度ではしろうとすると結局「見るフリ」で終わってしまって足元も行く先も不安になってしまいます。


HMSだけで走っているときは「できているつもり」だったことができていなかったというのがよくわかりました。


先を見ることができず、足元も行く先も不安で、フォームもばらばらになってしまっていて、自分はどうやって旋回していたのか今は判らなくなってしまっている状態なのですが、また「できているつもり」になれる環境でばかり練習しても課題を解決することはできないので、HMSでのフォームの見直しと、毎回新しい環境で走るジムカーナの練習を並行して続けていきたいです。



にほんブログ村 バイクブログ ライディングテクニック・スクールへにほんブログ村 バイクブログ 二輪ジムカーナへ(ランキングに参加しています。もしお気に召したら1クリックいただけると幸甚です)