11/09(日)小岩講習会

いつも書いている通り、我が家ではバイクでの公道走行はもちろん、二日連続で家を開けて練習に行くのも禁止されています。
翌日が大会だからどうしても練習したいの!、という日などちゃんと理由があって説明すればOKしてもらえることも多いのですが、JAPAN・D杯#5・事務茶屋、と大会目白押しだった1ヶ月も終わって、前週の三連休は風邪で寝込んで家族に迷惑をかけたこともあり、土曜HMSに行った手前日曜は一日家にいなくてはなぁ・・・。


しかし、昨日1ヶ月ぶりに行ったHMSでたくさんのヒントをいただいたので、どうしてもそれを自車両での走行で確かめたくて、「半日!半日だけ練習にいかせてください!」と親にお願いして、先生に午後から小岩に連れていっていただきました。


小岩に着いたのは13時半ごろ、でも雨がかなり本格的に降り出してきて、バイクをおろしている間にどんどん受講生が帰っていきます。かなり不安になりましたが、むしろ人が少なくて、さらに途中で雨も上がってウェット・ハーフウェット・ドライ、と全ての路面で練習ができてとてもラッキーでした。


自車両を買って以来、自車両で練習するとき限定で何故か私はすごい晴れ女で、雨が降っていても自分が練習を始めるとあがってしまうのです。この日も途中で雨はあがりましたが、本格的なウェット路面で自車両で練習するのははじめて。でも、先生と交代で乗ってマシンとタイヤをあっためてもらった後とはいえ、昨日HMSでヒントをもらった、「フロント荷重と二者択一ではないリア荷重」を意識しながら走ると、ほとんどリアがロックすることもなく、「ウェットでもちゃんと走れる!!!」と自信がつきました。


昨日乗ったノーマルのVTRと比べると、かなり自分の好みに合わせて微調整してもらっているVTRはハンドルが怖くない程度に自然に切れていって、邪魔しないとすごくナチュラルに自分で向きを変えていってくれるのがよくわかりました。変えた当初は「今までのタイヤと全然違う」と不安になったフロントのラジアルタイヤも、ノーマルのツーリングタイヤで走った翌日はとっても頼りがいがあるように感じます。


自車両を買ってから3ヶ月、最初から速く走れるようにカスタマイズされている車両は自分の手に余るかなぁと思いましたが今はとても乗りやすいです。ジムカーナの練習会ではいつもぶっちぎりで最後尾を走らされているのに、こんなに寒くて雨もそぼ降る中、ペーパーライダーのご主人様を乗っけて健気に走ってくれる自分の真っ黒な愛車がとてもとてもいとおしく感じました。


路面が乾いてくると、安心はできるのですが、自分が待っている間に見ている1班のペースが目に見えてあがって、異常なバンク角とスピードになってくるのをみてだんだん不安が募ってきます。自分は2班だけど、ウェット路面でドライの時と変わらない走りをしていっぱいいっぱいだったのに、路面が乾いて周りのペースがあがってもついていけるのかな・・・。


はたして、ラインの部分だけ路面が乾いてくると2班の周りのペースもあがってきました。これ以上ペースは上げられないと思いましたが、昨日HMSでなんとなく感覚をつかんだ「バンク中にステップを斜め前方に蹴りだし、その足裏に感じる反発力でリアタイヤを地面に押し付ける」というのを意識してみると、比較的直線の長い、広い間隔のオフセットで有効でした。従来リアロックが怖くてブレーキポイントがはやくなり、バイクを立てた状態で十分に減速させないと怖くて旋回をはじめられなかったのですが、これくらいの長さの直線ならブレーキングと旋回をオーバーラップさせられるようになりました。これで少し速く走れるようになったかな。


そして間隔の狭いオフセットでは、切り返しの連続になるのでなるべく止まる時間が短くなるように、アクセルを早め早めに開けていくようにしました。路面が走行ライン上だけ乾いてきていたので、自分はその乾いたラインの一番外側からパイロンにアプローチしてみる、というのも試してみました。


直スラは、フロントブレーキを使ってパタパタと左右に切り返すのが楽しいのだけれどあえて封印して、スリムな車体を生かしてなるべく短い時間でするすると通り抜けられるように。定常円8の字では、体を先行させるのではなくて思い切ってバイクをバンクさせるように・・・


短いコース内でもそれぞれ自分がやりたい課題があって、しかも直スラとオフセットは私が一番楽しく走れるレイアウトなので、小岩は本当に楽しいです。先生にも「コーススラをおどおどのろのろ走っている時とは別人。水を得た魚みたいだね」といわれます。


15分の走行もちょうど集中力が続く限界だし、交代した1班の人の走りも間近で見られるし、本当に楽しいです。3ヶ月前に自車両を買ったばかりのときは、「JAGE練と小岩、どっちが怖くないですか?どっちなら私でも走れますか?」とびくびくしながら聞いていたのに、参加3回目となった今は小岩大好き。15時すぎに作られるというスピードの乗るロングコースを前回はじめて体験してめっちゃ怖い思いをしたので、午後だけ来るのは少し気が重かったのですが、冬時間での開催の間は、コースの作り変えがないようなので、また来たいです!


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