01/10(土)HMSバラ1@桶川

いつも自車両と自分を乗せてくださっているジムカーナの師匠のトランポが壊れてしまったため、自走を家族から禁じられている私は自車両で練習できなくなりました。


といっても、HMSの予約が急に取れるわけもなく、奇跡的に土曜に「中型バイク限定・10名」のバラ1が追加されたため、半年以上行っていないバラ1に行ってきました。


バラ1、むかしから決して好きではなく、必要だから行っていたのですが(数学の授業みたいなものです)、ここ2回くらい、午後じゅうまったくレイアウトが変わらず一本橋から折り返してくるだけ、という日が続いていたので、「つまんない」「行きたくない」と思って全然いっていませんでした。


でもこの日のイントラのKTDさんは、たった1人なのにすごく頑張ってくれて、午前中は8の字放し飼い、午後は休み時間のたびに少しずつレイアウトが変わっていて、コースが長くなり、千鳥が狭くなり、とっても楽しめるコースを作ってくれました。


「バランスを崩した時の修正方法3つ(アクセルをあける、ハンドルを切り増す、体を反対に持っていく)を提示するのでそれを意識してください」という午前中に提示されたことが最後まで一環していて、それを色々なセクションで試すことができる内容でとてもよかったです。


一本橋エリアも、後半のスネークとV字溝・W字溝を使わない設定。中型バイク限定ということもあったのか初級者が多い参加者分布を考慮したのでしょうが、一本橋エリアの全てが嫌いで苦手にとってもとても集中して練習しやすい環境でした。


一本橋エリアはあんなにいっぱい種類があるとどれも出来なくて集中力が散漫になってしまい、とにかく時計をチラチラみながら「はやくおわんないかなー」といつも思っているのですが、今回は「一本橋波状路」だけに集中できたので、課題を持って積極的に練習できてよかったです。


ありがとうKTDさん!バラ1が少し好きになったよ!


私は今日の課題が「フルロックになっちゃった、じゃなくて自分の意志でフルロックにする」だったので、火が出るほど8の字の練習をしていましたが、リーンウィズで2/3くらいスピードを残したまま回って、最後の1/3でリーンアウト気味に体をずらしていってハンドルを切りましてフルロックに持っていってバイクを起こす、という挙動がかなり自然に出来るようになったことが収穫でした。


今まではバイクをまっすぐ立てた状態でフルロック、しかできなくてバンクしながらハンドルがすーっと切れていくのが怖かったのですが、ハンドルがパイロンの中心に吸い込まれるように切れていくのを、力を抜いて落ち着いて待てるようになったとおもいます。


あとは、先日のMJ杯の練習会で指摘を受けた「左足がステップの上に爪先立ち」という状態を矯正し、右足と同じ位置に乗っけてシフトペダルとステップを両方踏み込むような乗り方が少しずつ違和感がなくなってきたのも収穫でした。(慣熟走行やブレーキング練習の時には非常に違和感があり、何度も諦めそうになりました)


午後は一本橋あり、千鳥あり、Uターンあり、オフセットあり、変則直スラに近いくらいの細かいオフセットあり、タテの感覚は狭いけれど直線は長いオフセットあり、少しずつコースが延びていき楽しかったです。


今日の課題が「フルロックになっちゃう、ではなくて自分の意志でフルロック」だったので、オフセットでは、直線で加速してパイロンのところでフロントブレーキでしっかり減速してくるっとフルロックになるまでハンドルを切って回る・・・という回り方にも挑戦しました。


ただ、まだ「ターンの前半でフルロックにしてそのまま回る」のではなくて、「フロントブレーキをしっかりかけて自然にハンドルが切れ込んでフルロックになるのを落ち着いて待てる」、という状態にしか至っていないので、向きを変えるのが遅い。自分の意志でハンドルを切ってターン前半で強制的にフルロックに出来るように引き続き練習します。


後半は通り方を変えて、パイロンとパイロンの真ん中で体を切り返して常にバイクを寝かせたままひらひら通るVTRっぽい乗り方で通るようにしてみました。やっぱりこっちのほうが気持ちがいい。あと、左足の違和感が少なくなってきて、ステップを踏み込みやすくなったのが実感できました。


低速バランスは、随分落ち着いてできるようになりました。ジムカーナの練習ばかりでバランスの練習は一切していなかったのですが、多分「度胸がついた」というのがすべてだと思います。エンストだの転倒だの一本橋からの落下だの、だから何?と思えるようになるほどに恐怖体験をいっぱいしてきたので。


千鳥でも、自分から積極的に体を動かしてリーンアウト気味に持っていきながらハンドルを切ることができるようになり(ハンドルを切る瞬間外側に乗るのではなくて、前のゲートを抜けて次のゲートに向かう時にもう、次のゲートでハンドルを切るのと反対側に体を持ってきておくとラインに余裕が出るということに初めて気づきました)気持ちに余裕が出てきました。


こんなに楽しいバラ1ならまた出たい・・・けど当たり外れがあるんだよなぁ・・・。KTDさん、楽しいバラ1をありがとうございました。走行距離43km!午後は低速がメインだったのに充実のバラ1でした(^^)


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