01/18(日)HMS中級@桶川

VTR3号車。イントラさんはTKGさんとIZMさん。
午前中は、年末の最終日、半日HMSのときとほぼ同じ新コースをいっぱいに使った「エスカルゴもどき」に市街地ちょこっと。


私の嫌いな高速からのUターンの連続です。同じようなレイアウト2回目だというのに課題は変わりません。


一番外側の外周では、おそらくVTRは簡単に1速で吹け切ってしまうと思われるのですが、自分はびびりーなので吹けきるまであけられません。


フロントブレーキをガツンとかけてフロントフォークがちゃんと縮んでから向きを変えてあげれば、確実にタイトなUターンが出来るのですが、それだとVTRは回転数が落ちすぎてしまいます。フロントブレーキに頼らず、もっと道幅をいっぱいに使ってきちんとバンクもさせながらスピードを乗せたままいいラインで通りたいのになかなか通れませんでした。


スピードが乗っている状態で、リアブレーキを使うとロックするのが怖くて、リアブレーキを使えず、旋回後半でターンが膨らんでいっている気もしたので追走してくださったIZMイントラにアドバイスをお願いすると、旋回後半からリアブレーキ主体に切り替えるという意識を持ってみてください、といわれました。


「リアブレーキは最初から最後まで、フロントブレーキは最初強く、回りきったら徐々に離す」という印象が強かったので、リアブレーキを使う場合は最初から一定の強さで踏んでしまいがちで、またその「一定」にしても、旋回に入る速度域が高ければ高いほど強く踏みはじめてしまうためにすぐロックしてしまっていましたが、逆に「後半からリアブレーキ主体に切り替える」くらいの意識を持つと(極端ではありますが)ロックしない程度に踏んで旋回の後半まで使っていくことが出来ました。


ONかOFFか、のデジタルな切り替えではまずいわけですが、意識を極端に持ってみることによってちょうどいい具合にアナログに切り替わることもあるのだなぁと思いました。


午後は、一部市街地コースに侵入するバリアブル。S字の部分や、トイレ前の定常円、後半のオフセット、など昔の中級バリアブルを彷彿とさせる箇所がいくつかありました。


ラインを考えながら通っていたつもりなのに、イントラさんの謎解き?のようなラインレクチャーによって、もっと楽なラインがあることが分かりました。


前回のバラ1、和光スラスペで練習したような、「リーンウィズから体をアウトに持っていって旋回の最後にハンドルを切りましてバイクを立て、アクセルオンにつなげる」というのをコーススラの中でうまく使えたつもりでいたのですが、もっと手前からラインを考えることでUターンではなくて余裕のある直スラ的に楽に通ることができたのです。


「旋回速度を落とさないようなラインを考えて走っていたつもりだったのに、ことごとく、もっと楽なラインがあった」というのはコーススラを走っていて毎回打ちのめされるところです。体を動かすのは苦手でも考えるのはわりと得意なはずなのになぁ。


IZMさんに追走していただき、「旋回速度を落とさず、コース幅をいっぱいに使ってバンクでもってぱーんと旋回していく走り方ですね。それはこのバイクの特性に合っているんですが、もっとブレーキをしっかり使ってタイトにターンしていく方法も練習すると、引き出しが増えますよ」と言われたので、二つの走り方を1周の中でコーナーごとに使い分ける練習をしてみました。


市街地のシマを回るオーバルの部分は思い切って傾けて旋回速度を落とさず、逆にパイロンで作られたバリアブルの中はしっかりブレーキを使ってタイトに走る、そのかわりアクセルの遊びをとることを絶対忘れずに、後輪の向きが変わったら躊躇なくアクセルを開けていく・・・そういう走り方を練習。


TKGさんが追走してくれて
■バンクの一番深いところまでの持っていきかたがずいぶん早くなった。
■旋回速度を残してバンクで回ろうとしていて、でもその速度で回りきれるかどうか自信がないからだとおもわれるが、若干傾けはじめが早くて、だらだらとコーナーに向かって近づいているところがある。もっと突っ込めるはず。
と、よくなったところと未だ悪いところをそれぞれ指摘してくださいました。


TKGさんからは「平均速度が遅い、バンク角が足りない、あと1km/hあがれば違う世界が見えるのにそのまま安全に気持ちよく走っていたのでは何も変わらない、えいやっの傾けが足りない」とずっといわれてきていたので、そのへんが改善されたということだろうと思い、かなりうれしかったです。


250ではごまかしがきいてしまうし、このバイクでやるべきことは大概できているから、もっと排気量が上のバイクでも同じことができるかどうか、もっと排気量を上げて練習したほうがいい、との指摘も受けましたが、「このバイクで出来ることは大概出来ている」といわれても、今の速度域だから出来ているんですよね。


もっと速度域をあげても同じことができるか。旋回に必要な速度が3だとして、今は5から3に落とすことしかできないけれど、同じブレーキポイントで10から3に落とせる人もいる。自分にはまだこのバイクですらそれが出来ない。


今はまだ、「3であれば確実に旋回が出来る」「排気量の大きいバイクは2で旋回しているところを3で旋回する」というレベルにまでしか達していないので、まずは扱いこなせる250で、平均の速度域をあげて、「今までは5から3に落としていたブレーキポイントと同じポイントで10から3に落とす」ブレーキングが出来るように練習したい。まあまずは直線で10出せるようにしなきゃいけないわけですが。っていうかいきなり目標が2倍?!7くらいにしとくか・・・


まあそれはともかく、そのブレーキングができるようになるまで、まだ自分の中では「250で出来ることが大概出来るようになっている」という気がしません。そうなったら250だからこそ出来ること、を他のどんな車両でも出来るように方向を変えていきたいと思うのですが・・・。


中級の自己紹介では「ブレーキングの練習を」という課題をあげる人が多い中、自分はあえて「ブレーキに頼らずに適切な旋回速度とバンク角で旋回する練習を」という「その一歩前」の課題に取り組んできましたが(まあそれは250という車両特性だけでなく、一般道での走行経験がなく、『一般道でなら平均的に高い速度で走れる/走ったことがある』人と違って『本当に』平均・上限の旋回速度が低いから、という自分特有の弱点も大きくかかわっているのですが)そろそろ、ブレーキングの精度を高めることに焦点を絞って練習しようと思いました。


それである程度納得のいく成長が見られたら今度は排気量を上げても250でできることが同じようにできるように、とHMSでの練習の方向を変えたいと思います。


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