080302初めてのジムカーナ観戦(08年D杯#1)

08年のD杯第1戦、初めてのジムカーナ観戦の日記を某SNSで見つけました。
当時はこのペーパーライダー日記に書こうかどうかとても迷っていて、でも、素人がわけもわからずに何か尊大なことを言ってしまっていたりしたら、ジム屋さんの検索に引っかかった時に困るなぁと思って結局某SNSだけにとどめておいたのでした。


まだこのときは骨折が完全に癒えておらず、ジムの選手のバイクの陰でごはんを食べていたら、HMSのイントラさんたちが走りながらも私の姿を遠くから視認して、とんできてくれて「怪我は大丈夫ですかっ!!!」と言ってくれるのには本当に恐縮しました。勝手にとんでご迷惑かけたのはこっちのほうなのに・・・。


あれからたったの1年、まさかエントリーする側に回っているとは、人生何があるか分からないものです。

HMSの先輩とお友達と一緒に、ジムカーナ大会を初観戦に行ってきました。
今までHMS中にウォームアップ走行をちらっとみたことがあるくらいで、生ジムカーナは初体験です。


結論から言うと、とてもとても楽しかったです。


HMS側からちらっとみるだけでは、なんか「荒っぽくてガツガツしてて怖いなぁ」というイメージだったのですが、丸一日見ていると、大きな公式大会なのによい意味で手作り感があるというか、運営も選手も一緒になって大会を作り上げているかんじとか、参加者同士がとても仲良しながらも切磋琢磨しあっているかんじとか、紳士淑女・先生と生徒の秩序だったHMSとはまた違った魅力が伝わってきて、「HMSジムカーナもそれぞれ違った魅力がある」と両方経験しているHMSの先輩方がおっしゃる意味が少しわかった気がしました。


HMSで顔を見知っている人たちだけ応援して、あとは寒かったら車に逃げ込んでもいいかな、などと思っていたのですが、すっかり魅入られてしまって結局朝10時から表彰式のさわりまでずっとコース上ですごしてしまいました。新コースの外周の長い直線から一気にUターンして市街地コースになだれ込む部分の近くに陣取っていたのですが、その一個のブレーキングから旋回に入る個所だけでも一日中見ていて全然あきませんでした。


B級・A級のライディングはDVDで見るのと全然ちがってとにかく何もかも桁違いで、綺麗なライディングと速さは両立するものなんだなぁと思わされたし、レディスクラスを見ていると、HMSではほぼお目にかかることはない「速く走る」(※サーキットetc.ではなくてパイロン系走行において)ことをこの日の第一の目的にして走っている人たちがこれだけいるんだなぁということに新鮮な驚きを覚え、刺激を受けました。


単純に、色んなバイクがくるくる回るのを見られたのもうれしかったです。やっぱり私は大きいバイクが好きだな。大きいバイクが器用に小さくくるっと回って、鈍いエンジン音とともにどかんと加速して華麗なブレーキングからしなやかに旋回に滑り込んでいく様子にはうっとりしました。HMS側から見ているときにはそのバンク角に仰天して「なにもあんなにバイクをいじめなくても」「そんなに速くはしろうとしなくても」と思っていたのですが、一日見ているとすっかり目が慣れてしまい、上位選手のそのバンク角に至るまでのはやさと動きの滑らかさにすっかり魅了されてしまいました。


「速く走るバイク」と「くるくる回るバイク」は別物だとおもっていましたが、「くるくる回って速く走るバイク」もかっこいいなぁ!と思った一日でした。痛いけど明日からまたリハビリ頑張ろう、と思えるよいお土産をいただきました。


くるくる回るのも速く走るのも難しいです(涙)。


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