04/26(日)府中署講習会@府中試験場

初めてのワンデイ講習会。警察系講習会は砧レディースと砧初級オートバイ教室にしか行ったことがなく、どちらも半日で色々なことを少しずつやるため課題は1周くらいしかできませんでした。なので1日講習会はそれなりに充実した練習が出来た気がします。


なにより、府中試験場は、忘れもしない去年の6月1日、免許の更新にきたときに安全運転大会をやっていて、選手の皆さんが「自車両をパートナーとして戦う」姿を見て「いいな〜自車両。私も自分だけのパートナーを持って走りたいな!」と思って自車両購入のきっかけとなった場所です。

車両をもつと、その車両を常に安全に走行させられる状態に保つことへの責任が生じ、知らなくてはいけないこと、やらなくてはいけないことも増えるのだろうけれど、それでも、普段レンタル車でしか走ったことのない自分としては、競技の場で頼れるのが自分のスキルだけでなくて、いつも一緒に練習している「相棒」の力を借りることもできるのはきっと心強いだろうなと思って憧れるわけで。

2008-06-01 - ペーパーライダーの教習&スクール&じむかーにゃ日記


私も晴れて自車両をゲットしたので、今回おっかなびっくり安全運転大会に申し込んでみました。低速の練習は全くしていないし、そもそもペーパードライバー・ペーパーライダーで法規走行を完走できるのかどうか甚だ自信がありませんが(左側通行ですら怪しい)参加することに意義があると思って飛び込んでみようと思います。


さて、講習会。もともとバランス系の課題は大嫌いなのでバラ1のときは「早くおわらないかな」と思うのですが、自車両でのバランス練習はほとんどしたことがないので、飽きずにできました。今のクラッチレバーの遊びの設定では、2本がけだと完全にクラッチが切れないということがわかってよかったです。レバーの位置を調整したら、少しまともに出来るようになりました。といっても「波状路からはみださない」という程度だけれど。波状路のスタート位置から波状路に入るまでの間に立ち姿勢が作れないうえにへっぴり腰でようやく立ったと思ったら波状路の上を高速でバウンドしまくりです。


千鳥はVTRのホイールベースの短さと軽くて細い車体に助けられました。「こんなとこ通ってたら次通れないよ!」と指導員さんに怒られながらもVTRだとなんとか通過できてしまうのですが、クラッチ操作と体重移動が下手なためハンドルをフルロックにしたときにどうしても車体が傾いてすーっと倒れこんでしまい、何度も足をついてしまいました。


一番身になったと感じたのはブレーキング練習です。ちょうどリアに依存しない、きちんとフロントブレーキを使うというブレーキングが今の私の課題なので。


慣れないギアを上げたりメーターを見たり4本指でかけたり、色々なことに気を使わなくてはいけなくて、途中までかんじんのブレーキにちっとも意識をさけなかったので、警察系講習会らしくブレーキング練習の時間がたくさんあったのは助かりました。


砧の半日講習会ではリアロックしまくりで視線も近くなってしまい一度も褒められたことがありませんでしたが、最近ブレーキの先行動作やポジション作りを意識して練習していることが身についてきているようで、指導員さんに笑顔とお褒めの言葉をいただけることが何度かあり、すごくうれしかったです。



2輪コースのスラロームはちっともうまく走れませんでした。パイロンコースじゃなくてコーススラロームってただでさえ苦手なのですが、トミンや桶川の四輪コースとちがって狭い二輪コースのスラロームなので、さらにお話しになりません。コースも最後まで覚えられず、前輪の下の路面ばかりみてしまってよろよろ走っていました。ジムカーナやってコーススラの苦手意識をすこし払拭できたかと思ったのに全然です。落ち込みました。


4輪コースのスラロームでは、起伏があるところをスピードを出して走るのが初体験で、怖かったけれど面白かったです。ブラインドコーナーみたいなのもあって、次のコーナーへの最短アプローチではなくて時にはペイントや排水溝や荒れた路面をよけたラインどりをしなきゃいけなかったりもして、普段走っているトミンや桶川やアクセルとはまたちがった「安全運転講習会らしい」感覚がありました。


4輪コーススラの途中、ブレーキング練習を思い出してくだり坂の後のターンでは3本や4本でブレーキをかけてみたりもして、また午前中のブレーキング練習で「ブレーキングはいいけど走行するときにペイントはよけてね」といわれて、目から鱗が落ちたので、そのアドバイスを生かしたラインどりができたと思います。


そうそう、コーススラ中、終始フロントタイヤがふらふらして、切れ始めはのったりもったりしているのに切れはじめるとすかーんと切れるのが気になりました。ハンドルを止めているポストのねじが緩んでいるんじゃないかと思うくらいで、こんなにのったりしているってことはタイヤの空気圧を抜きすぎたんじゃないか(前日とても寒かったのでかなり高めにしていたのを、昼休みに目分量で先生に空気を抜いてもらったので)と思いながら走っていたけれど、講習会が終わってから空気圧をはかってみたら、むしろ空気圧高すぎ、まだ抜き足りていませんでした。


クラッチが完全に切れていないことに気づかなかったり、タイヤの空気圧が高すぎるのか低すぎるのかも分からなかったり、まだまだ私は自分のバイクのことを知らないなぁ、と情けなく思いましたが、そういうことに気づくためにはとても役立つ講習会でした。


固定されたコースのコーススラロームよりパイロンスラロームのほうが好きだし、低速バランス練習は大嫌いだし、一本橋をやると学生の頃平均台を落ちずにわたれなかったこととか、『ドンジャンケン』で私のいるチームがいつも負けるので輪に入れなかったこととかを思い出しますが・・・でもたまにはこういう練習も必要。


HMS・講習会・ジム練、それぞれ違う環境・違う練習メニュー・ちがうアドバイスに素直にしたがって、その中から自分のライディングに役立つことを貪欲に吸収していきたいです。



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