05/10(日)ダンロップ練習会@アクセルモータースクール

昨日のHMSで車両の違いにびびりまくり、うまく走れなかった落胆を引きずりつつ、今日は事務練。レンタル車よりも格別速く走れるわけでもないしうまく走れるわけでもないけれど、自車両はどこまでも体になじんで安心できる。フロントにはいた120のBT003のおかげで高くなった車高も最初はあぶなっかしかったけれど今はこれじゃないと落ち着かない。自車両っていいなぁ。


他にも今日は目に見えるカスタムを1つ。事務茶屋杯の日にウォームアップで転倒してステップを折ってしまい(正確にはステップを曲げてしまい、「アルミはだめ!」といわれていたのにちょっとずつ力を加えれば元に戻せる気がして足で蹴っているうちに折ってしまった。当然こっぴどく怒られた。)代わりに急遽片足だけつけてもらったCBRのステップがとてもしっくりきたので、もう片方もCBRのステップを注文してつけてもらった。


両足で7000円超は痛いけれど、ラバーが乗っていないステップはブーツにがっちり噛んで、バイクの挙動や路面の状態が今まで以上に足の裏に伝わってくる気がしていいかんじ!雨の日はもっと効果を発揮するはず。


ノーマルステップのバンクセンサーは結局バンクで削る前に新品同様の状態のまま両側とも立ちゴケで折ってしまったけれど、今度のバンクセンサーは自分のバンクで削りたいな。


ちなみに事務茶屋第1ヒートの後の曲がったステップ&曲がったリアブレーキ画像は以下。ブレーキはまだこのまま。縦・・・
  


左右比べるとこんな。


さて、今日はウォームアップはノービスとシードの時間交代があるもののタイムアタックの時間帯制限はなしで午前10本・午後10本とのことなので、朝から焦ってタイムアタックの列に並ばないですんだ。午前中は8の字メインでゆっくり体を慣らす。


事務茶屋のときはとても暑かったので、それまでフロント・リアともに冷感2.0で練習していたのを両方冷感1.9で調整したのだけれど、1ヒート目終わってあまりにもタイヤがふにゃふにゃしている気がして、0.1くらい空気圧を上げた。


これを踏まえて今日も、すごく暑かったけれど冷感で2.0にあわせて乗っていたのだけれど、先生に乗ってもらって珍しく「タイヤの空気圧が高すぎて曲がらない」といわれた。私が「なんとなくうまく乗れない」といって「マシンのせいにするな」といわれるのがいつものパターンなのに。0.1くらい下げてもらうと、たしかに乗りやすくなった。スラロームなんて「おや?なんか私はやくなった?前の人追っかけちゃうよ?」みたいな乗り味に。


方向音痴の人は「いつも右だと思うと左だから、今日は右と見せかけて左!・・・を選ぶとやっぱり右」みたいなことがよくあるけれど、私もそんなかんじで、空気圧が高いとおもうと低すぎたり、低いと思うと高すぎたり・・・。どんだけ鈍感orz


昨日HMSで、「VTRだからとおれているけれど、腕でハンドルをおさえて、ハンドルの最後の1切りをおさえてしまっている」と細かいオフセットで指摘されたことは、自車両でもそうみたいで、ウォームアップコースの細かい切り返し部分で、ハンドルが切れる前に無理やりアクセルをあけて次に向かってしまっているところがあると思った。フロントブレーキは使う、でも腕からは力を抜くことを意識。


スラロームでもおっかなびっくりノービスの人の流れの中で走れるようになり、8の字でも無理せずにフルロックに当たるようになってくると(昨日の事務茶屋では全くできなかったけれど、変えたばかりのリアブレーキパッドが慣れてきたのか、しばらくしたらできるようになってきた)タイムアタックコースへ。


前回のダンロップ練とほとんどコースが変わらず、回転が1個増えて、ゴール前の右オーバルが少し長くなったので、4秒+と考えればいいかな?その間に技術の成長があるなら3秒+くらいのタイムが出るかも。前回のタイムアタックでは最後に54秒台が出たので、今回は57〜8秒台を狙っていけばいいかな。


・・・しかしふたをあけてみると1分が切れない・・・。最初の1本は直スラの入る方向を間違えてMC、2本目は1分1秒台、3本目からは1分台、4本目・・・1分台。5本目・・・1分台。他の人の走行を見て、「のの字」セクションで、私は回転がきつくなるのを恐れてオーバル部分で減速しすぎてだらだら大回りしているけれど、回転のことは考えずにオーバルだけだと思ってちゃんとアクセルを開けて鋭く旋回しないとだめだ、と思い実践すると6本目でようやく59秒8くらいが出て、ようやく休憩。「今回は57〜8秒台」って思ってなかったっけ・・・。


結局午前中はこの6本で暑さに負けて終了。周りのノービスのVTRの方々のタイムを「聞きたいような聞きたくないような」と思いながらきいてまわると、「1分切るか切らないか」ということらしいので、お話にならないわけでもないらしい、と確認して安心。


午後は、ひたすらタイムアタック。3本目くらいで59秒3が出て、おっこれはとんとん拍子に行くかなと思ったのにひたすら59秒台の前半・後半をいったりきたり。周りのノービスVTR勢はもう58秒台に入っているという。


8の字でやれることを全てタイムアタックでやってもタイムが伸びないなら、8の字セクションに戻ってさらに基礎練習してからまたタイムアタックをすることでタイムが伸びるかもしれないけれど、8の字でできることがタイムアタックコースではできないからタイムが伸びていない以上、ただタイムが伸びないからなんとなく8の字セクションに戻っても意味ない。むしろ連続してアタックすることでツナギはここまで開けられる、と思っていたのを忘れて、その勘を取り戻すのにアタック2〜3本使ってしまったら勿体ないので、目標タイムが出るまでひたすらタイムアタックしつづけることにする。


何度もアタックしているうちに、今までは怖くて攻められなかった、8の字の速度域ならできるのにタイムアタックコースでの長い直線から滑らかに持っていくことができなくて減速しすぎてしまったり大回りしてしまったりするところをうっかり攻めてしまって、「こわー!でもやってみたらできた!」みたいな思いをして、ちょっとずつそれを意識してできるようになっていく。タイムが出ない焦燥感と苛立ちと悔しさが恐怖感を駆逐する。


暑さの中、軽くライダーズハイ?状態になりながら、58秒に入ったら休憩しよう、ここで集中!と誓って6本目だったかな。この周回は全て回転がフルロックに当たって、向き変えも早くて、これは58秒台出る!と思いながら最後の右オーバルに入ると・・・走行ラインのど真ん中に散らばる2〜3個のミニパイロン。


縁石側か、セクション側かどちら側によけるか一瞬迷ったために結局散らばったパイロンを踏みそうになってしまい大幅に減速。


絶対58秒台に入ると思ったのに〜と激しく落胆したが、逆に常に先を見ていれば乱れたパイロンが視界に入っていて、ベストのラインではなくてもあらかじめ避けるラインで通れたはず、と思い反省する。


とはいえ、ちゃんと「走行ラインのパイロンが崩れてました!」と計測スタッフの方に申告してアタック回数をノーカウントにしてもらうしたたかさは、つい数ヶ月前まで「ダンロップ練はシードの有名選手がスタッフをやってくださるから緊張するし細かいコースが多くてタイムアタックできない!」と泣き言を言っていた自分と同一人物とは思えない。


パイロンを直しにいった後(うまいタイミングでコースに入れず、お願いしたらスタッフの方が直してくださったのだけれど)頭を冷やすために5分程度その場で休憩。


今度こそ!とアタックすると、頭を冷やしたのがよかったのかついに58秒台が出た!残りあと数本、ここでやめたら勿体ない!と結局ぶっつづけで10本のタイムアタックを終え、最後の1本では58秒1が出た。ラストに向けてタイムがあがっていくのは、集中できている証拠かな。


とはいえ体力の限界だったのでそこで走行終了。目標は57〜58秒台だったので最後の最後に半分くらいは目標達成できたかなぁ〜。フロントタイヤの磨耗は相当危険な状態だったらしく、これでよく走ったよ、知らないということはおそろしいね、と師匠に苦笑いされた。


ちなみに事務茶屋第1ヒート前のタイヤの写真は以下。私も随分端っこを減らせるようになったなぁ、と感慨深くて撮った写真。この後ウォームアップ×2と本コース走行×4と練習会を走った後、今日のD練だからかなり危なかったかも。
  


タイムが出るまで暑い中ぶっつづけで走り続けるという練習の効率はともかくとして、だらだら惰性で走ったわけではなくて集中して、ちゃんと理由があってタイムアタックを続けた結果ラストに向かってタイムがあがって一番最後に一番いいタイムが出た、というのは自分では満足。


自分が走り終えてからシード選手の走行をじっと見ていると、ああ、これなら自分にも実践できてもっとタイムを詰められただろうな、というラインがあって(左サークルの前の長い直線。自分は何も考えずにアクセル全開でどんどん膨らんでいき、大きく切り返してから左サークルに入っていたが、ほとんどの選手はインにつけて加速して、ほとんど切り返さずに自然に左サークルに入っていた)そこは休まず走行したことで悔やまれるところだった。


しかし、後日スタッフの方のブログに本日のトップタイムが書いてあったので計算してみると、120.8%、練習会のアタックではじめて121%をきった!これはかなりうれしかった。


ジムカーナをはじめて、ちょっとだけ諦めが悪く、ちょっとだけ負けん気が強くなった。今後もこの気持ちを忘れずに練習していきたい。


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