06/07(日)JAGE練習会@トミン

久しぶりのジムカーナ、久しぶりのスラローム練習です。天気もいいし、参加人数も少ないし、タイムアタックコースは2つもあるし・・・でとってもよい練習になりました。


コーススラロームは怖くて苦手だったのですが、低速&法規走行漬けの練習の後だと、楽しい。なんだかいつもよりも深いバンク角で、いつもよりも大きく上半身を動かし、いつもよりもアクセルをあけられる気がしました。練習の最後のほうには久しぶりに先生と一緒にスラロームを走りましたが、いつもはゆっくり走ってもらっても後ろをついていくだけで精一杯で、ラインや走り方や目線の持っていき方など、いわれたことを変えることなどとてもできなかったのですが、今日は余裕があって、「意識して変えること」ができて、先生にもお褒めの言葉をいただきました。


苦手な左旋回の島周りでは特に、大きい8の字だと思って、入口に余裕のあるライン取りをして、コーナーに対して早く向きを変えること、を指導されて、ずいぶん走りやすくなりました。いつも、事務茶屋やMJ杯のあとの練習走行会ではこの左旋回の島周りで、インから差されそうになるほど遅れをとるのですが、少し苦手意識が薄くなりました。


苦手なコーススラの中にたまにパイロンが出てくると、私はつい喜んで「パイロンどおりに」バイクを倒し、パイロンをよけながらはしってしまうのですが、パイロンの間に直線を見つけてなるべく無駄な距離を走らずに走りぬける。先生いわく「パイロンの間に一本橋をみつけて、走り抜ける感じで!」


目線はもっともっと先を見る。連続するコーナーの間でバイクを起こしてから加速しているところがあるが、そこはバイクを寝かせたまま切り返す。ただし大きくふくらんだラインを通るのではなく、寝かせたままで、バイクを起こしてから加速したのと同じような直線的なラインを通る。そのためには、もっと速度をあげなきゃだめ。


タイムアタックは、2つコースがありましたが、専らうなぎの寝床のようなスペースに、ピアノのハノン的な基礎練習の詰まったコースで走りました。8の字、左オーバル、右オーバル、左回転、右回転、左回転、右オーバル、オフセット。他の人が走るのを見ながらコースを覚えていると、最初の8の字がかなり狭そうで、私にできるかなぁと不安になりました。


パイロンや草むらにタイヤがかかりそうになり、そこばかり見てしまって曲がりきれず・・・というようなイメージが頭に浮かびましたが、思い切って走ってみたら、ふらつくことなくきちんと右フルロックできて、余裕を持って通れました。前回のD杯では「大会ではなくて練習の発表会みたいな走り方をしてしまった」と後悔しましたが、その練習の成果が少しずつあらわれているようです。


オーバルは、左右の道幅が狭いのでついバイクを起こして加速したくなってしまいますが、なるべく起こさないことを考え、慣れてきたらそのまま少しずつブレーキポイントを遅くしてアクセルを開ける時間を長くしていきました。時々リアロックするようになったので、減速のためのフロントブレーキを少し強めに使うようにしたらリアロックせずにコンパクトに回れるようになりました。


回転は、右はフルロックが前提で、少しでもそのタイミングを早くする。左は、確実にフルロックに当てる。というのを目標にしました。3連続回転は難しいと思いましたが、回転と回転の間に速度が上がらないので、意外にやりやすかったです。


最初のうちは45秒台、暫くして44秒台が出るようになりましたが、どうしても43秒台に入りません。左回転でどうしてもスピードが落ちすぎるので、スピードを落としてフルロックにもっていくのではなく、できるだけバンクを深くしてフルロックに当てるようにする、そのためには回転の進入で怖がらずに勢いよくバイクを倒す、というのを意識しました。


また、3連続回転の後の右オーバルは、最初前半の2つのオーバルと同じような通り方をしてしまっていましたが、気づくと道幅の制約が前半よりもゆるいので、コンパクトに回るのではなく、速度を落としすぎないよう気をつけました。


全部がうまくつながった2回だけ、43秒8台が出ました。ベストタイム43.816かな。


いつもタイムアタック練習では、積極的に小さく回ることよりもバランスを崩さないこと、足をついたり転倒したりしないこと、を重視してしまうので、ほぼ全ての旋回がフルロックにならざるを得ないこのコースで走るのはとてもよい練習になりました。セクション同士のツナギの区間がほとんどなく、加速後に減速して回転にあわせたスピードを作る、という必要がない分楽でしたが、「速く走る為に確実に小さく回る」というこの感覚を体に覚えさせて、ツナギの区間があるコースでもこういう回転ができるようになりたいです。


しかしこんなに短いコースなのにA級選手とは7秒も違うのです。同じようにタイヤが2つで、同じガソリンで走るマシンに乗っているのに・・・すごいなぁ。あとすごいといえば、よくABさんの練習会でお見かけするとても上手なノービスのDRZの人は40秒切っていました。余裕でC1タイムじゃないでしょうか。括りとしてはこんな人も私も同じ「ノービス」なのですからジムカーナって本当にアバウトです。


大きなほうのタイムアタックコースは午前中に4回くらいタイムアタックして、43秒台くらい。こちらは長い直線からの確実にスピードを落としての回転、という箇所がいくつかあったので、小さいほうのコースで43秒台が出たらこっちでその応用をやろう、と思っていたのですが、時間が足りませんでした・・・。


ただ、トライカーナセクションはとても気持ちよく走れました。加速力に欠けるVTRにとっては、直線が短すぎるのも長すぎるのも苦手なので、適度な長さの直線でバイクを起こさず、速度も落としすぎずだらだらと走るのがとっても気持ちよいです。大会のコースが全部こんなんだったらいいのになぁ。


まあそんなわけで、普通一日練習をすると、楽しかったことが2割くらいで、しょんぼりすることが8割くらいなのですが、今日は楽しかったことが8割くらいでとても楽しい練習会でした。やっぱり低速&法規練習の反動?



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