08/08(土)チーム練習会

今日はチーム練でした。
事務茶屋での走りがさんざんだったので、今日はブレーキとか小さく回るとかそんなことは考えないでとにかく大きいコーナーも小さいコーナーもバンクさせてスピードを落とさずに走る練習をしよう!と決意。


東北大会と事務茶屋での走りは私とバイクが同じところを走っていたので、あんなんじゃだめ。バイクは道路、私は芝生の上。バイクはパイロンの外、私はパイロンの上を走らなきゃ。


また、大会本番と同様に、ウォームアップコース数周、8の字を本気で数周、本気でタイムアタック、をやってみました。


考えてみたらいつも練習会のときはおずおずと8の字をやって、なんとなく調子が出てきたなと思ったら苦手なコーススラをやって、それからタイムアタック、それも1本目、2本目は様子見・・・という大会とは全くちがうペースでやっているのだから大会第一ヒートで練習の調子が出ないのは当たり前なのです。


しかし、8の字と、12mの8本パイロンで、バンクさせた後さらにもう1段階ぐんっと倒れこむことが連続し、我慢して走っていたのですが、「もうこれフロントタイヤだめなんじゃ」と思いはじめ、これでずしゃーといったらせっかく今日はバンク重視の練習をしているのにもう寝かせられなくなっちゃう、と思い至り、「午前中は気をつけて走ってね。お昼にタイヤかえるから」といわれていたにもかかわらず師匠にお願いして、その場でタイヤ交換していただきました。


新しいタイヤは、BT003TYPE3。いつものようにチームのC2の先輩のお下がりタイヤですが、おなじくお下がりのTYPE4を溜め込んでいたため、今日までずっとTYPE3をはいたことがなかったのです。


J杯ではTYPE4でも好調だったため、違う銘柄はきたくないなぁと思っていたのですが、その後リアブレーキパッドとフロントブレーキパッドの銘柄を変え、走りもさっぱりになってしまったので、新しいものに慣れるために苦戦する過程は一度で済ませたい、変えるものは全部変えてしまえ!と今日ついに交換した次第。


新しいタイヤになれなくちゃ・・・とお昼休み返上で走ったのですが・・・走りやすい?!


つるつるのタイヤから5分山のタイヤになったことでの安定感もさることながら、バンクさせたときの安定感が桁違いです。


逆にバンクした状態で安定してしまうので、切り返しがちょっと重い?直スラやオフセットはTYPE4のほうがちょっとやりやすかったかも、と思うものの低速の安定感はすごい。


バンク中の安定感が段違いなので、珍しく師匠にも「調子よさそうじゃん」といわれるくらい、見た目にイキイキと走れるようになりました。


しかも、安定感があるので8の字エリアで回転の練習をしているときに、思い切ってもうちょっと寝かせてみたところ・・・ものすごーく安定するところがあることを発見!


スキーのエッジを立てたみたいに、その角度になるといきなりぴたっと安定して、円周の内側に内側にバイクを押し出してくれるから倒れないし、バイクが勝手に回転してくれるかんじ。「フルロックが解けないってこういうことなのかー」と思いました。


感激です。このタイヤすごいよーーーと叫びながら8の字エリアで回転して、コテコテタイムアタックコースのほうに移動。


8の字エリアで出来ることがタイムアタックでできたら世話はない・・・と思うのですが、考えなくてはいけないのはただひとつ、「あの角度」のエッジを当てるだけ、なので、タイムアタックコースでも出来た?!


もともと、コテコテタイムアタックコースでは、スピードが乗らないので、「ブレーキングからの回転に入れるスピード作り」という私が一番苦手なことをしなくてすむため、大会では全く決まらないフルロックも結構決まるのですが、それにくわえて無理やりハンドルを切ったりリーンアウトバンク角を探りながらバイクを傾けるというような行程が一切ないため、やるべきことがシンプルなのです。


師匠に「寝かしこみがスパッとできるようになってた」と初めて褒められたくらいですから、頭の中でイメージした「カラダを旋回の中央に投げ出して一気にバンクしてエッジを立てる!」ということが出来ていたのだとおもいます。


朝のツルツルのTYPE4と比べて、タイヤかえて1本目のタイムアタックで3秒上がったー!しかも45秒から42秒に!


走りこんでいたら、結局さらに1秒あがって41秒台の半ばまでいきました。前回のチーム練ではコテコテコースのほうでは周りの人にすごい離されっぷりだったのに、あまり離されなくなった!


12メートルスケールの8本パイロンでも前回は1分1秒89が最高だったのにはじめて1分をきりました。生まれてはじめてブーツの左サイド擦ったよ〜。右サイドも5回目くらい〜。8の字GPもはじめて31秒台が出た〜♪


ただ、その安定するバンク角に入ってしまって思い切りアクセルを開けたらバイクが突然立ち上がってそのままコース外にまっすぐ突進してしまったり、アダチセクションでカラダはバランスを失って失速ゴケしそうになっているのにバイクは食いついてさっさと先にいってしまってバイクから滑り落ちそうになったり、というような慣れない挙動もたくさん経験しました。


でもそれ以上にバンク中の安定感が安心感につながって、積極的に上半身を行き先に向けられることで素直にハンドルが切れるとか、失速しきる前にアクセルをあけていけるとか、回転以外にもメンタルにとてもよい作用を及ぼしたので、失敗からくる恐怖も払拭できました。


「スピードの割りにバンク角が深すぎて危ない」
「ハンドルをおさえているからあんなに遅いスピードでもあんなにバンクしないと曲がれないんだ」
と師匠にはいわれるのですが、
タイヤをとっても信頼できるようになったことで少しハンドルから力も抜けるようになったみたい。


逆にタイヤに依存しすぎてタイヤが減って状態が変わったときに全然走れなくなってしまうことが怖いのですが、でも「出来た!」という経験があるとないとでは全然ちがうので、このイメージを大事にして、「セクション1個ごとばらばらに習ったことを確実につなげていく走り」ではなく、「スタートからゴールまでバイクを速く走らせるための走り」ができるようになったらいいなぁと思います。


まああとはブレーキングからいかに低速セクションを速く確実にクリアするためのスピードを作るかっていうのができないから大会で練習の成果が出せないわけで、これが出来るように頑張る!


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