08/23(日)JAGE練@トミン

タイヤをTYPE3に変えてから初めてのオフィシャル練習会。
8の字等では深いバンクでの回転が随分ハマるようになってきたけれど、それがタイムアタックコースでできなきゃ意味ないので、それができるのか、今日はそれだけが目標。


「今日は大会と同じように、ウォームアップコースを走って、8の字数周して、1本目から本気でタイムアタックしてごらん」と先生に言われたので、タイムアタックコースを頭に入れてからウォームアップコースに行き、ブレーキに頼らずとにかくバンクさせて走ることをカラダに叩き込んでから、8の字やって、タイムアタックコースへ。


オーソドックスな360度回転は1箇所しかなかったけれど、非常に細かいコース。走る前は不安だったけれど直スラや細かいオフセットなどHMSで練習してカラダに染み付いていることが生きる箇所も多かった。


1本目は1分4秒台。
8の字エリアでやるときほど右回転が「ハマる」感じはしないものの、直スラの後の折り返し等で右270度ターンがあるところは、びっくりするほどスムーズに向きが変えられてびっくり。タイヤの威力を感じる。


2本目以降は1分3秒台。


スタート直後の左オーバルを、ブレーキに頼って加減速するのではなく、ブーツ擦るくらいのバンク角でアクセル開けっ放しで回るようにしたら、1分2秒台が出て、その後は何本か1分2秒台。


直スラがVTRなのに左右に振りすぎだなぁと思ったので、直スラに入る前にスピードを落として直スラをあまり振らずに通ると、スムーズに走れた気はしたけれどタイムは落ちる。強いブレーキをかけているのではなく、早めにスピードを落として惰性で進入してしまったからだ、と反省。


その後はオフセットから直スラの進入までは絶対アクセル全開にして、進入時のブレーキで速度を調整するようにした。


あまりうまくいかず、結局進入時のオーバースピードを吸収しきれずに左右に振る走り方をしてしまうことがほとんどだったが、逆にいえば直スラは、乗り手のスキル的にもバイクの特性的にも得意で、破綻しそうになっても取り返せるので、慎重に惰性で進入するよりは元気よすぎるくらいに積極的にアプローチしたほうがよい、と考えることにした。


得意なところでこれ以上タイムを伸ばせないな、と思ったので、足を引っ張っている箇所をスムーズに通ってタイムを縮めることに意識を切り替える。癌は一目瞭然。苦手な左旋回(フリーターン、外周沿いの直スラの折り返し)。バイクを立てないように、バイクを寝かせることを意識して、バイクが止まらなくなると1分1秒8がでた。


何本か1分1秒台で走れたけれど、だんだん疲れてきて、外周の直線に入る前の直スラでバイクを起こすためにアクセルオンしたあと、一瞬もちかえてアクセルを開けるようになってからは1分2秒台に落ちてしまい、午前の練習終了。


午後は1分3秒台から2秒台で低迷。バンクじゃなくてブレーキに頼るようになっているな、コーススラ部分でコーナーごとにバイクが起きてしまっているな、と感じたのでウォームアップコースで速い人の後ろについてバンク重視で走ることを意識。


8の字エリアで回転の練習。疲れてきて力が入らないとこんなにスムーズに回転できるのねーと思い、とにかく力を抜いて走ってみようとタイムアタックコースへ移動。


しかしスタートすると、我ながら全然力が抜けてないorz


午前中同様、1周する間に体力を使いきってしまって(おそらくオフセットで向きが変わるのを待ちきれずにステップを踏みまくってバイクを起こして、直スラで破綻しそうになるのを無理やり上半身でおさえこんでいるからだとおもわれ)後半、外周上の直スラあたりで既に体力がなくなってきてしまい、最後の直線でアクセルを一瞬閉じて持ち替えたくなるところを、「あと10秒足らずでゴールなんだから弱音吐くな!」と自分を叱咤してアクセルオンでバイクを起こしたままアクセル全開にすると、左オーバルに進入するときの速度が全然違う。


ここでいつもリアロックしてリアタイヤが滑ってしまってタイムロスしている気がしたので、渾身の力でフロントブレーキをかけて、ブレーキと同時にパイロンを巻き込むつもりで左にバンクし、全くリアロックさせずに左270度ターンができると、ようやく午後はじめての1分1秒台が出る。1分1秒3・・・なので本日のベストタイム更新。


その次の周回で1分0秒9が出たような気がしたのだけれど、ノーカウントと言われたような気がしたので計測機不具合かと思いよく見ていなかった・・・。その後は体力が尽きて、ミスなく走れても1分1秒台は出ず。


しかし、1分1秒3・・・のタイムでトップタイム比を計算してみるとどうやら120%は切れている模様。大会ではもちろん、練習会で120%を切ったのは初めてなのでかなりうれしかった。


■右の小回りは「できるかどうか不安」にならずに、「練習どおりにできる。ターンは目的でなく手段になってる!」と思い込んで、旋回そのものではなくてその後いかにスムーズに立ち上がるかを考えて突っ込むこと。


■左の小回りはまだまだバイクが立ってしまって挙動が止まってしまうので8の字等で要練習。ただ、何もない空間でその場で向きを変えなくちゃ!と思うとバイクを立ててしまいがちなので、「8の字!」と叫びつつ、仮想青パイロンを見ながら走ると、バイクがおきず、止まらず次につなげていけることが多かった。


フリーターンではゲート通過できないことも何度かあったが、ひよって不要にマージンをとり、遠くまでいって旋回して帰ってこなくなった、私はここで旋回を始めて回りきれる!と自信を持って旋回に入れているということなので、この気持ちの持ち方は悪くないと思う。もう1歩、ダメだとおもったときにゲートの外側を通過するのではなくて、パイロンを踏みしだいてでもゲートの内側を通る気持ちを持ちたい。


■コーススラ、オーバル、オフセットは、パイロンをみて「あそこまでいったらブレーキとバンクを始めたい」と思うところよりワンテンポ早くバンクを始める。パイロンを巻き込むつもりで。バンクで曲がりきれなければブレーキ、くらいのつもりで。私の旋回だとそれくらいでもほとんどパイロンには触らない。


■朝の走りはじめでは、ブレーキを使って小さく回れるかどうかを確かめたくなってしまうけれど、バイクが寝ていないのにブレーキを使って小回りする練習をしても、ハンドルが切れ込んでしまったり、必要以上に速度を落として向きが変わる前に失速してしまったりするだけなので、ぐっとがまんしてブレーキじゃなくてバイクを寝かせること、バイクを寝かせた時の視界をカラダに思い出させることを優先すべきだと再確認。


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