09/12(土)チーム練

D杯1日前のチーム練は、お天気に今ひとつ恵まれず、終始ウェットorハーフウェットの路面となりました。


私はついに新品BT003Type3にフロントタイヤを交換!


少し空気圧を高めにしてウォームアップを走ってみると、かなり大きな半径で走っているのに旋回の弧の内側にどんどんタイヤが切れていく感覚です。これって、たしかまだHMS中級を走っていて、突然「タイヤの違い」が分かるようになった頃に感じて、怖くて走れなくなってしまったときに似ています。


なるほど新品タイヤっていうのはこういう感覚なのか、と思って冷静に走れるようになったことに自分の成長を感じてうれしくなりました。


何周かウォームアップをしたあと、いつもの空気圧にセットして8の字へ。まだ乗り始めたばかりで体が全然乗れていないのに、いきなり8の字GPで31秒台が出ました。なんだこのタイヤ!


俄然やる気になって、体はついてこないのに8の字GPをやり続けると、「旋回前半でフルロックになるのにバイクが起き上がらず、くるっとバイクが曲がる上にスピードもまだ残っていてスムーズに加速につなげていける」旋回ができるようになり、なんと生まれてはじめての30秒台に突入!


あまりにも体がまだ乗れていないのにタイムだけがあがっていくので、破綻して大ゴケするのではないかと怖くなっていったん休憩するとザーッと雨が・・・。


かなり本格的に雨が降った後、徐々に路面が乾いてきたので今日はじめての8本パイロンに挑戦しますが、1分6秒。ベストタイムの6秒落ちです。呆然として何本も走りこんでいるとなんとか1分4秒まであがってきましたが、ドライの時のべストタイムは59秒台なので、「タイヤ交換したばっかりなのに・・・」と落ち込んでしまいました。


タイヤを信じて、とにかくバンク!バンク! 途中何度も足払いをかけられたかのようにバイクが滑って、エレベータの下降する瞬間のような「ふわっ」とする感覚があり、あの落ちる瞬間が大の苦手な私は怖くて仕方なかったのですが、大会は明日ですし、四の五の言っていられません。


先生は「ウェットでもドライとあんまりかわらない、ちゃんとグリップするよ」と言っていたのに・・・。


としょんぼりして休憩に戻り、バンク中にタイヤがとられてうまく走れない、と報告すると「そりゃドライと同じように走っちゃダメだよ」とのこと。自分の引き出しの少なさにまたしょんぼり。


ところが、他のシード選手が走っても、ハーフウェットで1分前後だということがわかってきて、ちょっと気分が明るくなりました。むしろドライの時よりもタイム差が少ないみたい。


他の選手はドライの時にも走っているので、ウェットだと慎重になり、私はこの日ウェットから走り始めたのでドライの時のグリップが分からず大胆に走ってしまったというのもあるかもしれません。ウェットなのにちょっと頭が悪いんじゃないかと思うくらいのバンク角だったそうです。


逆に路面がドライに近づいてくると、ウェットの時よりもバイクが止まってしまい、安定感はあるものの前にすすまない感じがしました。ウェットの時の摩擦係数の低さの中で、ブレーキではなく無理やりバンク角を深くして旋回しようとしてバイクが止まらずに前に走り続けるかんじ、あれがタイムを上げていたみたいです。ドライでもああいう走りをしなくちゃいけないんだな。


8の字GPは、その後泥だらけの路面で他の人の描いたラインが見えるようになってくるとついその上に乗ってしまって、タイムがあがらなくなりました。朝の30秒台が出たときには、パイロンに直線的にアプローチしていって、いつもより大分手前で旋回をはじめて、総走行距離が少なかった気がします。


今までは
直線的にアプローチして小さく回る=走行距離は少ないけれど旋回後半でバイクが起きてしまってスピードが落ちすぎる。
大きく入ってスピードを落とさずに旋回する=スピードは落ちないけれどVTRはもっとコンパクトに回れるのに無駄が多い。


だったのに、朝のタイヤを交換したばかりの時には、直線的にアプローチして小さく回って、でもスピードが落ちない、という走り方ができたから30秒台が出たんだなぁと思いました。


夕方には、ミニタイムアタックコースを作って「模擬大会」をやりました。みんなでコースウォークして、ジムカーナ大会未経験者も、もし大会に出るとしたら「NN」か「NO」かとクラスを分けて、出走順も大会に準じてC2⇒NN⇒NL⇒NO・・・で、2回だけのアタックです。


周りはみんな知っている人なのに、結構緊張しました。大会未経験者の人も、この場所で練習を積んだ人はアダチセクションや細かい回転がすごく上手で、自分も頑張らないと、と思ったり、某河川敷で普段練習している人は、目がさめるほどオフセットが速くて上手で勉強になったり、他の人の走りを見るのも楽しかったです。


模擬大会の後は、同じコースで練習していいことになったので何度かやってみました。アダチの後の回転がとても綺麗に決まったことが何回かあり、大会前に自信がつきました。最後はバンクしたままアクセルオン、そしてゴールの白線の上でフルブレーキングして大ゴケしましたが、SSBのおかげでバイクもカラダも無傷。特に心が折れることもありませんでした。素晴らしいバンパーです。チェンジペダルは曲がりましたが・・・。


得意な右側に転倒することばかりだったので、左に転倒するということは、積極的に左に傾けられるようになってきた証拠だとポジティブに考え、ゴールするときは車体をまっすぐにしてゴールしなくてはいけないということを学びました。


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