09/20(日)東北ライスポ杯#3@名取ナスパ(&09/19練習会)

東北大会第3戦に出場するため、19(土)〜20(日)、仙台へ遠征してきました。


ちょうど去年の東北大会第3戦が、私のジムカーナデビュー戦でした。ろくにタイムアタックもしたことのない私でしたが、A級選手をはじめとする関係者の皆様が優しくしてくださって、とても楽しかったので、1年間、大きな怪我もなく楽しくジムカーナをやってこられました。東北大会も東北の皆様も大好きです。

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さて、19日の練習会、20日の大会ととてもよい天気で、涼しくて、最高のバイク日和でした。


ただし、路面はドライながら、いつものようにアスファルトの継ぎ目と生命力溢れる草にくわえて、練習会でぶちまけられたオイルがコースを綺麗にタテ2分割する、いつも以上にハートの強さを試される大会となりました。


コースレイアウトは、前述のオイルのライン(コース図上の破線)のおかげで、同じパイロンを前半と後半で何度も使用するような東北らしいコースではなく、右半分と左半分で綺麗に分かれた、比較的MCしづらいレイアウトとなりました。ただ、両側を薮に囲まれた下り片斜面での360度回転や、Aクラス選手でも曲がりきれずに止まってバックし切り返すような、そんなにきつくみえないのに「曲がれそうで曲がれない」ガッツセクションなど、東北らしさは随所に現れている面白いレイアウトでした。


ちなみにこのコースは、JAGE A級H山選手が当日の路面の状況を見ながら午前中に考え、昼休み中に手書きのコース図コピーが参加者に渡され、コースウォークしながら参加者がベストライン上の草を抜いていく、という方式で作られていきます。

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自分は前日の練習会で久々によい走りができました。路面が悪い中でもオフセットでブレーキに頼らず深いバンク角で地面を押し出すような感触が得られ、また8の字でも、フロントタイヤがきゅいーんと地面に吸い寄せられていってがっちりフルロックにはまる感覚を久しぶりに味わうことができました。


ところが、大会の朝になってみると、やっぱり前日午後3時の走りというのはできないもので、8686先生からはオーバースピードでコーナーに突っ込みすぎ、フロントブレーキを旋回後半まで引きずりすぎ、小さいコーナーでバイクが寝てない、と指摘されます。


東北大会はコースオープン前にウォームアップ走行の時間が40分与えられるのですが、8の字や回転は練習する場所がないのでぶっつけ本番です。スラロームコースの小さなUターンでフルロックの練習をしようと思うのですが、昨日のようなフルロックはできず、むりやりハンドルを切ってバイクが起きてしまう、先日のD杯パターンに陥ります。


しかし、D杯ではオーバースピードでコーナーに突っ込みすぎてことごとく回転や270度ターンが決まらなかったので、今回は落ち着いてスピードを落とすことだけ考えて出走。


さすがに初めて走るレイアウトだと、昨日の練習会のようにオフセットを深いバンク角で攻めることはできず、全てのパイロンにちょっと突っ込みすぎてしまいましたが、まあスピードを落としすぎるよりはよかったかな。


スタート直後のオーバルで意外にオイル&石灰ラインが近くにあったので車体を起こしてしまったこと、長い直線の後の最初のガッツセクションが意外に狭くて一瞬止まってしまったこと、2個目のガッツセクションでオーバルだったか8の字だったか一瞬迷ってしまったことを除けば、数箇所決めていた切り返しのポイントもおおむねイメージどおりに、わりと無難に走れました。


よかったところは、下り斜面の回転と、8の字です。回転はいつぞやの坂道レムニーの練習が役立ったのか、想定の範囲内の加速感だったためフルロックも解けずにキープできました。8の字は、昨日の練習会の8の字のパイロンを生かして同じところにおいてあったので、躊躇なく攻められました。


全般的に回転は、ベストではありませんでしたが、無理やりバイクを起こしてハンドルを切るのではなく、自然に、そこそこバンクした状態で安定して回転できたので、よかったとおもいます。大会のタイムアタック中に回転が決まったのは、ジムカーナ歴1年目にして初めてです。落とすべきところでは、確実にスピードを落とすことが大事、ということを痛感しました。


最後のセクションも、イメージしたとおり、バイクを起こして通過するのではなくバイクを傾けながら狭いゲートを通過したのはよかったのですが、バンクしたままゴールまでもう1開けして、ゴールでフルブレーキングしたところ、豪快に転倒。なんとかゴールラインにおさまっていれば、と必死に顔をあげて車体を確認しましたが、あえなくゴールライン不停止で3ペナです。


あたりは静まりかえり、ナイスファイト、とネタにしてくれるDJも、腹を抱えて笑ってくれるギャラリーもおらず、どちらかというと周囲をドン引きさせました。


せめて動画をUPすれば笑いはとれるだろう、とそれだけを慰めに携帯動画を見たところ、転ぶ寸前で録画が終わっていました。転び損でダメージ倍増です。


2週間前の練習会でも全く同じシチュエーションで、左にバイクを傾けたまま白線の上でブレーキングして転倒しているので、悔しい悔しい悔しい!!!!!!


しかしSSBのおかげで、人もバイクも無傷です。素晴らしいバンパーです。

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第2ヒートは、無事にゴールすることだけを考えて、数分のウォームアップ走行でも、左カーブから車体をまっすぐおこして止まる練習ばかりしていました。


第1ヒートで失敗した1個目のガッツセクションへの入りをさらに左に振ることを考えていたほかは、無事にゴールすることしか考えておらず、そんなセーフティライディングが奏功したのか、ゴール手前のセクションでは、奇跡のラインを描くことができました。しかし、ゴール前でバイクをまっすぐ起こしてからはもう1開けが怖くてできず、ひさびさにトロトロとゴールに進入してしまいました。コンマ5秒は損しています。


無事にゴールできたのでほっとして、タイムの読み上げもきかずに戻ってきましたが、先生が又聞きしてきたところによれば、わりといいタイムらしい。でも、又聞きのタイムでタイム比を計算して糠喜びするのもいやなので、リザルトのことは考えずに表彰式を迎えました。


結果は、AKHT選手のトップタイム1:09.369に対して 114.74%の1:19.593、ノービスクラス優勝(総合14/28位)に加えて、なんと事務茶屋Dクラス相当のCクラスを飛び越して茶屋C2+相当のB2クラスに昇格してしまいました。あわわわ。来シーズンに向けて相当頑張らないと恥ずかしい!

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今回のコースは、いつもの東北に比べて、レイアウトの制約上、スピードが落ちきったところからの長い直線がなく、VTR向きでした。また回転や細かい切り返しの箇所はスピードが乗らないところにあったので、前回のD杯でできなかった「速度が乗ったところからブレーキングで、細かいセクションに適した進入スピードを作る」ということができるようになったわけではありません。


また、ウォームアップのスラロームでは、基本的な直スラやオフセットも多く比較的私が得意なレイアウトで、しかも私だけ前日さんざん走りこんでいるのにNL上位選手に全くついていけず、正直お話になりませんでした。


課題は引き続き課題のままですが、悪路面でのガッツセクション練@チーム練の成果を大会のタイムアタックで出せたということは大きな自信になりました。


JAPANで恥ずかしい走りをしないように、もっと気合入れて練習しなければ!!!!


最後になりましたが(そしてこの日記をご覧になってはいないとおもいますが)東北大会でお世話になった皆様、どうもありがとうございました。2日間とても楽しく、終始笑顔で走ることができました。また来シーズン宜しくお願いします!!!


■リザルト

H1 1:21.393 ペナルティ×3(ゴールライン不停止)⇒1:24.393
H2 1:19.593
114.74%
Nクラス1/5位 レディスクラス1/5位 総合14/28位 B2級昇格!


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