10/25(日)D杯#5

お疲れ様でした。入賞者&昇格者の皆様おめでとうございまーす。


自分の最終戦の結果は・・・
120.74% NL6/11 106/133
んー。なんとも悔しい一日になりました。


前日の土曜日は、みんな雨に降られたのかとおもいきやどうやら私たちのチームが練習していた場所だけが土砂降りだったみたい。


前日の雨の練習から学んだことはは、


・進入時のブレーキで、ドライ路面よりもフロントブレーキの比率を高めにする。(VTRはリアロックしやすいので)
・だらだらとバイクを寝かせている時間を減らす。バンクとブレーキを同時に始めるのではなくブレーキを早めにする。アクセルに頼ってバイクを起こすのではなく、体全体でバイクを早く起こしてなるべく起こした状態からアクセルを開ける
・バイクがまっすぐ起きているときまでアクセルの量を減らす必要はない。バイクが起きたらドライと同じようにアクセルをあける。
・回転等低速セクションは、進入時にしっかりスピードを落とせばいつもどおりにいけるので進入だけ慎重にして確実に決めてタイムを稼ぐ


です。しかし大会当日のウォームアップコースではバイクを完全に立てた状態でアクセルオンというのは難しいので傾いた状態からじわじわあけるのですが・・・VTRなのにあけるとリアがすべる!怖い!


加速の姿勢だけではリアが空転してしまうので、アクセルを開ける瞬間に、加速の姿勢をとりながらもおなかだけは引いてリアタイヤの上にどかっと乗るイメージ、前蹴りをサバくときのイメージでどんなに小さいアクセルオンでも「へそをひく!」と意識しながらアクセルをあけていると大分滑らなくなりました。


ウォームアップからスタート直前の8の字まではシールドにテープを貼って視界を狭めて、「目だけじゃなく首を、肩を、できれば腰をまわして行き先を視界にとらえる」練習をし、スタートラインについてからべりっとはがしてタンクに貼り付け準備完了。


で、スタート。


スタートしてすぐUターンって、私が最初に出場したTEC-R競技会のコーススラロームと一緒です。あのときは足をつかずにスタートできるかどうかだけでもどきどきしたけれど、当時アイドリング1000回転のCB400でできたことがアイドリング4000回転のVTRでできないと恥ずかしいので、まあカッコよくはないながらも無難にスタート。


走りながら、ああ、なんてガチガチなんだろう、体に力入りまくりだ・・・と感じます。8の字50kmも走ってフォーム矯正したのに、今絶対、イン側の肩が先行&あがってバイクねじふせてる・・・。


ただ、前日の雨の中での練習のおかげで、回転だけはきっちり決まりました。土砂降りの白線の上での回転に比べれば怖くない。


あと、苦手な左の折り返し(ウォームアップコースに隣接する市街地のコの字型のスペースに必ずあるやつです)のときに、バイクをとめずに行き先を視界にとらえることができたことで、テープ貼って体を回す練習をした成果が感じられてうれしかったです。


タイムは1分58秒なんとか。あれ?悪くない?っていうか結構いい?


・前日雨の日の練習をしていたという精神的アドバンテージがあった
・パワーのあるバイクが直線で開けづらかったので非力なVTRとのパワー差を埋めてくれた
・大きな定常円状の、普通ならみんながブーツ摺りながらきもちよーくバンクしてパーシャルで回っていく、私が一番苦手なセクションででも、あまり差がつかなかった


たぶんこの辺が理由だとおもうんですが、なんと自己最高の第1ヒート終わって2位!しかも1位のM本さんから1秒も離されてない!個人的にNLの中ではM本さんの走りを目標にしているのでうれしかったです。


よし!第2ヒートでは憧れのM本さんに追いつけ追い越せ・・・などとポジティブモードに入るわけもなく、全力で守りに入ります


降雨コールド!パイロンもマーシャルの椅子も押し流すくらいの土砂降りおねがいします!


しかし雨乞いもむなしく、上位シードになるにつれてどんどん路面は乾いていき、午後は完全ドライ。ウォームアップでNL勢についていけないいつものパターンに陥ります。ドライになったからって空気圧ちょっと落としすぎたかも・・・ハンドルはいいかんじで切れるけれど、アクセルあけてもなんかタイヤにパワーが食われて前に進みづらいかんじ・・・。


でも、第1ヒートがよかったからなのかなんなのかわからないのですが、プレッシャーもなく、不安もなく、「練習ではできたことが出走前の8の字で何ひとつできないんだけどどうしよう」みたいなパニックにもならず、未だかつてないくらい落ち着いた心境で第2ヒートスタートできました。続々とゴールしてくるNL選手のタイムを聞いて、「あわよくば10秒UPの48秒台、悪くても50秒台!」を目標にします。


第1ヒートと違ってパイロンのセクションはバンクとブレーキングを同時にしてスピードを落とさないようにいこうと思ったのですが、270度ターンでフルロックしてしまい、「あれ?ここはフルロックしないで大きく行こうと思ったのに?」とは思ったものの、まあフルロックしようとしてできないよりはマシ。ライン通過セクションは第1ヒート同様に無難に、オフセットは思い切りよく、回転は確実に。


定常円部分は、ウォームアップコースの直線の後のコーナーで練習したように、180度反対側を見ながらインの肩を落としてバンクさせて、速くはないけどなるべく遅れをとらないように頑張る!


直線も第1ヒートよりもブレーキングを遅くして、ゴール前の2回転はちょっとスピードを落としすぎたけどバイクが後半に起きることもなくまあ無難に・・・ゴール。


失敗したー!というところは何ひとつなく、パイロンセクションもコーススラも回転も全部頑張った。自分の中ではできることは全てやった、と結構自信があったのですが・・・なーんと読み上げは52秒。ええええええええええええ!私がスタートする前にすでに5人は私よりもいいタイムの人がいたよ?!


みんな10秒から15秒UPしているのに、私はウェットからたったの6秒しかUPしてないのです。なに?なにが悪かったの?昨日同じ路面で練習していたチームメイトの人たちもちゃんとドライでは10秒はUPしているのに・・・。


自分ではいい走りだったと思ったのになぁ。第1ヒートでよかったところはそのままに、あけるタイミングを早くしてブレーキのタイミングを遅くしてバンクを深くして・・・ってうまくできたつもりだったのに。「あれをこうすれば、これをああすれば」ってところが思いつかないよ・・・。


後から思い返してみれば、ライン通過セクションは慎重すぎたかなぁ。第一ヒートと同じように着実にスピードを落としてやったけれど周りの人はセクション進入時とゲート部分で止まらずラインとラインの間の直線でしっかり開けていて攻めているなぁ。


パイロンセクションも、行き先を頑張って向くことで無理しなくてもバイクが向きを変えるのをしっかり感じたけれど、タイトに回ろうとスピードと落としすぎて、かつセルフステアでハンドルが切れるのを待って、アクセルの開け始めも遅くなっちゃったってことかも。


「第1ヒートのよかったところはそのままに」って思ったけれど、周りがウェットで思いがけずタイムを伸ばしてこなかったので、自分の成績が相対的によすぎて、変えなきゃいけないところも「これでいいんだ」と勘違いして変えなかったのかも。


ギャラリー前の直線でも、ブレーキポイントは結構遅くまで頑張ったわりにはVTR1速で吹けきらなかったし、開ける前の回転で慎重にスピードを落としすぎて開けはじめが遅かったんだなぁ。ドライとウェットでは気持ちの持ち方から何から、もっとがらりと変えてアグレッシブに走らなきゃいけなかったんだろうなぁ・・・。


ジムカーナ歴も1年を超えて、最近ではようやく「今日の走りは120%切れた走り」とか「121%くらいの走り」とかなんとなく分かるようになってきたのですが、今日は実感とタイム比がつりあっていなくて消化不良なかんじでした。


最終スコアではなんとか6位にぎりぎり入賞で、第二戦以来の入賞は継続できましたが・・・ずっと5位ばかりだったので「脱5位」を目指していたのですが6位になってしまいました。嗚呼。


まあそれよりも自分が「いい走りができた!」と思ったのに相対的にクラス内でお話にならないタイムだったこと、同じチームのNOの人たちにも練習会のタイム差より大分離されたので、「いい走り」だったと思った走りが全然よくなかったことが堪えました。


だがしかし。


自分の成績が悪くても楽しいのがジムカーナの表彰式。


ジムカーナって、トップの選手と同じ場所で同じ時間に練習できるというなんとも凄いスポーツなので、1年もジムカーナ界でお世話になっていると、雲の上の上位選手であっても好成績で喜んでいらっしゃるのを見て僭越ながらこちらも幸せになってしまいます。


というくらいなので、いつも一緒に練習しているメンバーが好成績で表彰されるうれしさは筆舌につくしがたいのです。


今回もいつも一緒に練習しているメンバーから入賞いっぱい、昇格も出て、すごくうれしかったです。昇格者が出たところでいつもと違うことが何かあるかといってもそうでもなく、いつものように二郎インスパイア系ラーメンを食べにいくだけなのですが、(じゃんけん大会にはじめて勝ち抜いてもらったダンロップブルゾンが長い順番待ちの間に早速役に立ちました)ジムカーナはやっぱり楽しいなぁ。ずっと続けていきたいなぁ。願わくば自分もいつか昇格してチームの皆に喜んでもらいたいなぁと思ったのでした。


とりあえず、あれだけ落ち着いたメンタルで出走することもできるということがわかったこと、そしてウェットとドライの走り方はもっと変えなきゃいけないということが分かったので今回の糧にしようとおもいます。


フォーム矯正練習の成果は、小さい左旋回の後半でバイクが起きなくなったことで感じられたし、事務茶屋はいっぱい写真を撮ってもらえるので、とりあえずフォーム矯正して少しでもUPできるかっこいい写真を増やすように頑張るぞー。


東北大会でもプロのカメラマンさんにいっぱい写真を撮ってもらえたのですが、バンク角は深いけど顔とフォームが変、な写真が多すぎて・・・。どのカットのフォームもアグレッシブで絵になる師匠を目標にフォトジェニックな走りを目指します。


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