01/24(日)チーム練・骨っ子クラブ再入会
この日の練習では、まず8の字GPでそれまでの走り方とガラッと変えて、自分なりに「8の字GPでタイムを出すための走り方」になってしまっていた最短距離を走る走り方ではなくて、8本パイロンとおなじような、基本のラインどりの走り方をするようにした。まあタイムが出ずに浮かない顔をしていたところを師匠にみつかって、「教えたラインどりがまったくできてない!」といわれたからなんだけれど。
さらに、奥のパイロンは得意な右回りをしていたのに、路面の安全性を優先して、苦手な左回りをするようになった。大雑把にいうと、得意な右周りが1個なくなって苦手な左回りが1個増えたも同然。しかも基本のラインどりをするようになって走る距離は長くなった。直線は長くなったけれど、VTRは速度を落としたらおしまいだから、今までの走り方と同じ旋回をしていたのではどう考えても遅くなる。
結局、31秒を切ることもできなかったのが、途中8本パイロンをまじえて、「ブレーキじゃなくてバンクで曲がる」「曲がりながらアクセルをあけはじめる」「180度向きをかえるときも、とまるんじゃなくて旋回の一部」みたいな感覚がわかるようになってきたら、最終的には30秒を切れて、29秒77 までいった。今までも30秒を切ったことは一度しかなかったのに、走り方を変えた上に、苦手な左回りから入るようにして、一日で30秒が切れるようになったのはすごくうれしかった。
8本パイロンも同じ要領でやって、58秒18までタイムがあがった。でも相変わらず一度もブーツを摺らないし、今までも突発的にブーツを摺るとびっくりしてバイクを起こしてしまったり、フロントブレーキをかけてしまったりして危険な思いをしたことがあるので、ブーツを摺るバンク角に慣れる練習をしているM先輩と同じ練習をさせてもらった。
定常円を走り始めるものの、ちっともバンク角が深くならないいので、どうやってバンクすればいいのかわからず、速度を速くすればいいのかとおもってアクセルをあけてみるけれど、ただ円が大きくなっていくだけ。アクセルをよりたくさんあけて、でもブレーキは踏まずに、前と同じラインを描く、と頭ではわかるのだけれど頭でわかってすぐにできりゃあ世話はない。
最初は怖くて仕方なかったけれど、リーンイン・リーンウィズ・リーンアウトで定常円を回る練習をして、こんな速度域でリーンアウトなんて無理!と思いながらリーンアウトでブーツを摺りりつつ旋回することに慣れると、リーンウィズのバンク角が練習のはじめより少し深くなり、定常円を回る速度も少し速くなった。
途中、「無理つまさき」で左つま先が開いてシフトペダルの上から落ちてしまい、ステップと地面の間に挟まれて痛い思いもしたけれど、左足にとってはこれはその後の災難の序章でしかなかった。
この時点で既に15時をまわっていて、一度もタイムアタックをしていなかったのでタイムアタックコースに移動。
タイヤが冷えていることも考慮し、またコースが覚えにくかったので3周くらいコースを間違えながらゆっくり走って、4本目。
VTR1速で吹け切る長い直線のあと、ゴール前に1個の右回転、というセクションで、「これはチキンレースだろう!」と思って吹け切りながらブレーキをぎりぎりまで我慢して、フルブレーキ⇒フロントロック⇒右回転前に左に切り返しかけていたのか、あえなくそのまま派手にスライドして、ライダーは振り落とされ、バイクだけゴール前のパイロンをなぎ倒してゴール
東北大会でゴールラインでフロントロックして大転倒してから、ゴール前でのアクセルオンとブレーキが甘くなっていたので、今の自分に必要なのはブレーキングの技術以前に強いハートだ!と思っていたのだけれど、やっぱり技術も必要。仙台のときのようにバンクしたまま強いブレーキをかけてフロントから行くならともかく、今回はほぼ直立状態でフロントロックしたのに制御できず転んでしまったので、情けない限り。
最近はパーシャルでの旋回中ギャップではねたところに不用意にブレーキをかけてフロントロックして転倒、とかペイントの上で不用意にバンクしすぎて転倒、とか、地面に近いところから滑り落ちることが多かったのであまり衝撃はなかったけれど、今回はほぼバイクが直立したところから振り落とされたので地面に落っこちたときの衝撃が予想以上に大きかった?
左くるぶし、左ひざ、左腰骨(革パンとインナーの下はみずみずしい擦過傷)、左肩(軽く極まった)を地面にヒットして、バイクは起こせなかったけれど足を引きずれば普通に歩ける、という状態だったのが、どうやら自分で思ったよりも足首を捻っていたらしい。
翌翌日の火曜日に、ようやく左半身の打ち身の痛みが薄らいだところで、念のため整形外科でレントゲンをとってもらうと、自己診断で「軽い捻挫」だったものが、「わりと重い捻挫と剥離骨折。両方全治3週間。炎症がなくなってもテーピングで固定は続けて、3週間はスポーツもバイクもだめ!」とのこと。
最近は結構スピードの乗った状態からの転倒も多くなってきたので、私は運動神経ない上に、超絶体が固いから怪我しやすいだろうとおもって、走る前だけでなく普段もシャワー派だったのをお風呂派にして毎日お風呂に入って念入りにストレッチして、怪我しにくいようにがんばってたんだけどなぁ。
転ぶ!と思ったときにもバイクやハンドルにしがみつかずに潔く滑り落ちることができるようになって、怪我しにくくなったとおもったんだけどなぁ。
真冬の練習でタイヤや路面のコンディションを考えずにあんまり無理しちゃだめ、とはいわれたけれど、タイヤも体もきちんとあたためてから臨んだつもり。
毎回全力で練習しているのだから、前回の練習で全力で出した自己ベストを次の練習で更新するには、さらにもっと全力投球でさらに無理しないとだめ。私のレベルで、「前回の練習と同じことが今日もできた」で満足してちゃ話にならないじゃない?
事実この日はカナーリ無理したので、8の字GPも8本パイロンも自己ベストを更新できたし、怖くてできなかったことがいくつかできるようになったし、「基礎練とタイムアタックのフォームやラインがぜんぜん違う」じゃなくて、基礎練で目的をもってやっていることをそのままタイムアタックに少しずつ持ち込めるようにもなってきた。
自分は本当に意気地なしで怖がりなので、「無理しない」というきもちがちょっとでもよぎると、「向上心がない」んじゃないかと自分を信用できなくなってしまって不安になるし、私程度のレベルで無理も何もあったもんじゃない、僭越な!と思う気持ちもあるのだけれど、まあそれで怪我して他人に迷惑かけてちゃ仕方ないのでやっぱり「無理しない」ことも大事なのかなぁと思うワケで(春日恭介風)。
あーもう靭帯痛めてマイコプラズマにやられて肝臓やられて治ったと思ったら捻挫と剥離骨折かー。
私の傷害保険より高い医療保険に入っているナナ様は家にきてからこのかた病気も怪我もしたことのないスーパー猫なのにおねえちゃんの医療費の高いこと高いこと・・・。なさけなや。
しばらくおとなしくしてまーす。