06/13(日)J杯#1

蒸し暑い一日でしたが、スタッフの皆様・出場者の皆様、お疲れ様でした&どうもありがとうございました。


今シーズンの目標「公式戦クラス優勝&昇格」のうち、ようやく1つを達成できました。


リザルト
H1 9'99.999(MC)
H2 1'43.160  115.60% NL 1/6位 総合67/113位


D杯#1で出した自己ベストの更新はできませんでしたが、今シーズン2度目の 115%台。


H1でタイムが残らず、完全に守りに入って「タイムを残しに行った」H2でしたが、ノービス全体で見ても相当遅かったと思われるゲロ遅(失礼!)のゲートセクションがあっても115%が出せたというのは自信になりました。


今シーズンに入ってから3人も昇格した NLはすっかり寂しくなって、今回は出場=入賞確定の6人しか出場していない中での1位ですが、やっぱり初めての公式戦クラス優勝はうれしい!

H1 は、ウォームアップと出走前の8の字は珍しく落ち着いて走れたものの、スタートで失敗し、イマイチリズムに乗れないままに、ゲートセクションで痛恨の MC、走ろうとしていたラインがすっかり頭からふっとび、フォローしようとして3度くらい8の字を書いたあげく「もういいや。これだけ回ればどっかでクリアしているだろう」とあきらめて先に向かったものの、予想もしなかった場所に直スラのパイロンが現れて急ブレーキ。もうだめだーと思いながら走りました。


トランポ前のエリアでは、向こうから歩いてきた師匠の姿を認めて「あー師匠トイレいってたな。前半見てないな。MCしたとこは見てたかな」と考えるくらいの余裕?でゴール。1分50秒ちょっとの読み上げタイムでしたが、タイムは残らず。ああー前回のD杯に引き続き・・・。しかも前回と違って、今回はH2でもまともに通れる自信がない・・・。


NLは6人しかいないので、H2もMCしたら、タイムが残っていないのに入賞してしまう!これは恥ずかしい!と悲壮感を漂わせながらお昼休みに慣熟歩行していたら、ハカイダーさんからアドバイスをもらいました。MCした箇所ではなく、たしかにうまく走れなかったけれどその後のMCのおかげですっかり忘れていた箇所についてのアドバイスです。


「H1の走りは、島周りの後の青パイロンのブレーキングが早すぎて青パイロンを入口にして270度ターンしてしまっている。だから出口でふくらんで、赤パイロン前で余計に切り返してオフセットに入ることになり、オフセットもきつくなって、結果的にクランク前まで全部捨てることになっている。


H2は青パイロンを前方にとらえて旋回を始めるんじゃなくて、青パイロンのブレーキングを遅くして、青パイロンが視界の後方にきたあたりで旋回を始めればOK!ブレーキングの距離が稼げると思って気楽に進入するといい。そうすればゲートセクションまでリズムよくこられるよ。」


・・・という内容です。


たしかに、H1は「あれ、慣熟歩行のときにはここは直線でいけるはずだったのになんで切り返してんの?!・・・あれ、オフセットこんなにきつかったっけ?あれ?あれあれ?」と思って焦りながら走っていました。ゲート通過セクションのマーシャルをしながら一人ひとりの走りをこれだけ的確に見て覚えていてアドバイスをくださるなんてハカイダーさんすごい。


「じゃあH2は芝生に突っ込むつもりでブレーキングします!」と宣言して、H2に臨み、その青パイロンが迫ってきて「ここでブレーキかけたい・・・けどもうちょっと我慢!」と思ってブレーキングを遅くすると、本当にその後が全部楽になってゲートセクションまでリズムよく、気分よく走ることができました。


残念ながらゲートセクションは、安全策のラインをとった上にマージンをとったにもかかわらずバイクが完全に立ってしまった上に失速しすぎて、あまりの遅さに考える時間がありすぎて「本当にこれでいいのかな」と思って不安になったくらいですが、「たぶん大丈夫なはず!あとは得意セクションばっかりだから取り戻せる!」と気を取り直して走りました。


左の長い直線からのUターンは、練習会の8本パイロンの1周目と一緒だし、トランポエリア前は、J杯のレイアウトでもいつも好きなところです。いつも変則オフセットや8の字や中途半端な大きさのオーバルがレイアウトされて、「ゴールがそこに見えているのになかなかゴールできない」ところですが、 VTRにはとっても気持ちよく走れるので。今回も、「ちょっとリラックスしすぎだったかな?」と不安になるくらいに力まずに気持ちよく走ってゴールできました。(あとで動画を見たらやっぱりリラックスしすぎですね。H1のほうが見た目速そうです。あとで検証してみようっと)


読み上げは43 秒1なんとか。あわよくば40秒台、まずくとも45秒は切る、という目標でのぞんだので、昇格はないけどまあいいかな。


ところが、その後チーム内から47秒だったという声をきいて、
「たしかにあのゲートセクションの走りではそれもやむをえないかも・・・取り戻そうとして外周の直スラでとばしすぎて急ブレーキかけて流れがとまっちゃったところもあったしなー。他のところはいい走りだと思ったんだけどなー」
と急に自信がなくなり、もう47秒で120%くらいだろうと思い込んでいました。


ただ、ハカイダーさんには、H2が終わった後に
「アドバイスした箇所すっげーよかったな!言うだけであんなに速くなると思わなかった!」
と元気が出るようなお褒めの言葉をいただけたので「アドバイスをすぐに生かした走りができたからもう今日はこれで満足!」と思っていました。


が、結果的には表彰式では思いがけず1位で名前が呼ばれたので本当にうれしかったです。


ハカイダーさんやM先輩のブラインドコーナーに関するアドバイスのおかげで、MC以外のおかげですっかり忘れていたけれども他にもあった、うまく走れなかった箇所をうまく走ることができました。ありがとうございました。


そして、ラインもですがマシン!先々週に師匠が乗っていたW650の廃材利用?ですっかりパワーアップし、私の今のブレーキング技術にあったとってものりやすいマシンに生まれ変わりました。ライダーがへっぽこなのにもかかわらず、8の字GPで28秒台が出てしまうくらいすごいマシンになりました。


また、師匠に言われた練習メニューも効果があったみたいです。バンクバンクバンク!でいいタイムが出て、絶好調だった時に師匠に「あれじゃ危ないからだめ!」と警鐘を鳴らされ、タイムを度外視して、基本に戻ってセルフステアを妨げない練習をするように指示をうけ、あまりのタイムの出なさにすっかり自信を喪失していたのですが。


素直な挙動をするようになったマシンにあわせて、素直な旋回ができるようになった、特に苦手だった180度以上の左旋回がスムーズに出来るようになったと思います。それにGW中は毎日派手に転倒していたのに、最近は攻めてもあまり危なっかしい挙動をしなくなりました。(気温があがったせいもありますが・・・)今回の大会でもコース内で「イチかバチか」「結果オーライ」な箇所が大分減り、島周り後の青パイロン、外周直スラの最後の左の折り返し、ゴール前の8の字に自信を持って飛び込めました。(あとで動画を見たら、低速セクションはやっぱりまだリーンアウトでねじふせているし、顔も体も進行方向を向けていないままですが・・・。なかなかフォームがきれいにならないなぁ)


師匠のすごいマシンセッティングと指導に本当に感謝です!


ただ今回はよい成績が出せましたが、タイム比的には自己ベストに及びませんし、
ゲートセクションのような規制のあるセクションでは
「バンクさせた状態でパイロン踏むのが怖くておもい切ってバンクさせられないかも。バンクさせられなかったら、思い切ってハンドルを切れずにパイロンの外を通過しちゃうかも。それを考えたら遠くまでいって旋回して戻ってきたほうがいいかも」


とついつい安全策をとってしまって攻められないハートの弱さはまだまだノービスです。
練習でもあの手のセクションはパイロンを踏んで何度も転倒や不通過をやっているので、1回で決められる自信がありませんでした。自信がつくまで練習しなかったことを後悔しています。


大会後の練習走行では、私にしてはめちゃめちゃ頑張って、ノービスの前のほうを走ったり、C2選手の後ろについていってみたりしたのですが、やっぱり遅かったです・・・。元NL常勝女王の後ろを走らせていただきましたが、彼女が乗っていたのは借り物マシンなのについていけませんでした。


技術もですが、最も足りないのはハートですね。ハート。自分の技量を超えるかもしれないし大丈夫かもしれないけれど経験したことがない!という速度域や規制セクションで、チャレンジする勇気と負けん気が足りません。


最近昇格した元NLの皆さんの走りを、違うクラスになったおかげで初めてじっくり見ることができたのですが、ウォームアップといい本コース走行といい、技術も攻める気持ちも自分と全然違うので、自分にはまだまだ足りないものがあるんだなぁと痛感しました。昇格するには、技術と並行してハートを鍛えねば・・・。


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