08/01(日)J杯#2

練習仲間の昇格・優勝・入賞が続出でうれしかったけれど、自分の走りだけならもうどんよりするくらいひどい走りでした。J杯のレイアウトは、関東で行われる主な大会「D杯」「事務茶屋」「J杯」の中で一番好きなのに、今回は本当にダメでした。




(コース図はJAGEのHPからいただきました)
■よかったところ
第二ヒートでは、第一ヒートの反省ともらったアドバイスを生かして、低速セクションへ落ち着いて進入し第一ヒートよりはまともに脱出できた。
(でもいくらなんでもH1が悪すぎたので3秒は縮むだろうと思ったら1秒ちょっとしか縮まずあまりの読み上げタイムの遅さにびっくりだった)


■悪かったところ
(1)スラロームで、旋回ごとに異常にスピードを落としてしまった
(2)回転が、遅いとか速いとかというレベルでなくフルロックにすらあたらなかった
(3)低速セクションでは、進入での安全マージンはあの日の調子では妥当だったが、これならパイロンに接触せず脱出できると判断したあともちっともアクセルを開けられなかった
(4)操作がラフすぎて、Unbeatenをはきはじめてからおよそ失敗した記憶がない得意セクション(だらだらとブレーキをかけずに旋回する中途半端な半径の8の字や折り返し)でもバランスを崩して失速した
(5)ツナギに積極性が皆無だった


終始集中力がなく、あれ?あれ?こんなはずじゃないのにどうしよう?と思いながらなんとなく走行が終わってしまいました。最近はMCが多かったのですが、この日は頭の中で流れるコース図のほうが自分の走行より早くてMCする気もしませんでした。


何より自分を許せないのは
(1)も(2)も、練習でわかっていたのにそれを直さずに大会に臨んでしまったことです。


ライディングで直そうとせずに、マシンを変えることで直そうとして、前日の夕方に減りに減ったフロントブレーキパッドをかえ、油面をあげて、ちょっと8の字をやったらそこそこのタイムが出たのでそれ以上セッティングも詰めずに練習を終えてしまいました。


8本パイロンでブーツ摺らない、長い直線からの折り返しで異常にスピードを落としてしまう、オフセットは体とバイクの動きがばらばら、4本パイロンではベストタイムの2秒落ちしか出ない、そもそもフルロックすら決まらない、という状態だったのにもかかわらず!


むしろエンジンはD杯あたりから明らかに調子がよくなっているので仮にベストタイムと同じタイムが出たとしても旋回速度は遅くなっている、というのがわかっているのに!


・暑い
・定型コースでしゃかりきに走りこんでも、ベストタイムが出なければ落ち込んで、ベストタイムが出ても一発勝負のタイムアタックには意味がない
・しゃかりきに走りこんでもし転倒したら心が折れてバンクできなくなるから逆効果
・しゃかりきに走りこんでタイヤが減ったら逆効果


とかいろいろと言い訳を作って、結局、不安材料がなくなるまで練習するということをしませんでした。


だらだらとブレーキをかけずに旋回する得意セクションではタイムを稼ぐつもりで練習以上の積極的な走りをして
苦手なスラロームでは転倒覚悟で思い切りバンクしてスピードを落とさず走り抜けて
苦手な低速では絶対に失敗せず
それでやっと115%というレベルであって
アベレージスピードが上がったわけではないのに
ちょっと思い上がっていたようです。


結局大会後の練習会でも、大会本コース走行中と同様
自分の重心が地面からすごく離れたところにあるような気がしてバイクがふわふわして
怖くてバイクを寝かせられず
寝かせていないから重心が高いのか
重心が高くてバイクが寝かせられないのか
鶏が先か卵が先かわかりませんが
とにかくさっぱりバイクの向きが変わらずアクセルが開けられず
ただでさえない自信を限界まで喪失して帰ってきました。


今は
低速がだめ
中速がだめ
取り戻そうとして焦って得意なセクションまでラフな操作でタイムロスしてしまう


という状態なので、とにかく練習して練習して、次の大会は(苦手な茶屋ですが)
少なくとも「練習したことがすべてだせればクラスタイムは出る」というくらいは
練習しようとおもいます。


「練習でできないことが大会で当たり前のようにできなかった」
というのが悔しくて情けなくて
もう二度とこんな思いはしたくありません。


それでもやっぱり大会が楽しいのは
自分の走りがどんなに調子が悪くても、
練習仲間が昇格したり入賞したりするから!


みんなおめでとう!


私も次は悔いのない走りができるようがんばります。


C2デビュー戦リザルト
117.26%
クラス23人中18位
総合108人中75位


追記
動画を見て。
ガッツは、バイクを寝かせる自信がなかったからマージンを取ったのはいい。
でも島周りからガッツ「まで」にあんなに無駄に減速しながら弧を描く必要はなかった。速度を落とすなら直線的に、進入の角度を重視するならもっとぎりぎりまで速度を落とさずに飛び込んでもよかった。どちらも中途半端で迷いながらセクションに入っているのがもどかしい。


アダチで、旋回そのものが遅いのはバンクしてない、ハンドルきれてないから仕方ないけれど、表を通って裏までの間にアクセルをあけられたはず。


ゴール前の最後の折り返しは、H1で余裕を持って回りすぎて、ほかのシード選手を見ているともっと青パイロンについてタイトに回っている選手が多かったのでH2でラインをかえたのだけれど、切り返しのタイミングをH1と同じにしてしまったから最後のパイロンがきつくなってゴールまでアクセルを開けられていなかった。この日は小さく回れるほど調子よくなかったんだからH1と同じラインでいくか、折り返し直後に切り返しを早くして、ゴールにアクセルをあけながら飛び込むべきだった。


この3箇所は、この日の調子に関係なく、もっと集中力があって「バイク寝てないけど、調子悪いけど、でも1秒でも早くゴールに帰る!」という意志があればタイムを縮められたとおもう。動画はH2後半からしかうつっていないけれど、この3箇所だけでも詰められればクラスタイムぎりぎりくらいまではいったかもしれない。ここは技術や、その日の調子と自分の技術を天秤にかけた冷静な判断じゃなくて、積極性の問題。動画を見なおして悔しかった。


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